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悪いことは言わないから全てが『自己責任だ』なんて思うな!

最近、巷では『全て自分の責任だと思え』的な風潮?というかマインド?を聞くことがある。

これは、スティーブン・R・コヴィーが書いた『7つの習慣』に由来していると思う。

自責の念を持てとか、自己責任で考えろとか、色んなことを言われたり、言われたと聞いた。
原因というか要因としては以前、オリエンタルラジオの中田敦彦さんがYouTubeでこの本を紹介していたからだと思う。

ちげーよ。コヴィーが言いたいことはそんな安っぽい言葉じゃねーよ。
そんな風に私は思った。

私自身、7つの習慣は原書から漫画まで読んだ。
確かに中田さんの解説は分かりやすかったし、要所を的確にとらえている。
全てを自己責任と考えろというのもあながち間違ってはいない。

しかし、受け取る側はその自己責任や自責の念という言葉に振り回されすぎだ。
さすがに全て自己責任です!なんて言われたらドン引きするわw

そんな感じで今回は『悪いことは言わない』シリーズ
悪いことは言わないから全てが『自己責任だ』なんて思うな!って話。

自分の選択肢を思い出してみろ

まず、失敗してしまって自責だと思う場面があったとしよう。
その時に自分の分岐点や選択肢がギャルゲーの主人公目線で登場した瞬間を思い出してみてほしい。

例えば商品開発チームのリーダー(開発部部長)をしていたとして、チームとして意見がまとまった自分はその意見でOKを出したが、その商品は全然売れなかった。会社始まって以来の大赤字で、もしかしたら社員をリストラしないといけないかもしれない。。。

この際に一番責任を取らなければいけないのは、リーダーがOKを出した後に否定出来るという選択肢を持っていた人物だ。

一番分かりやすいのは社長だ。
売れる商品。売れない商品を見抜くことも大切だと思う。
次が取締役や本部長などの重役だろう。
こいつらもすぐに見抜いて止めるもしくは方向転換を提案するなど出来たはずだ。

その次にやっとやってくるのが、あなた部長の責任だ。
皆の意見をまとめることを最優先に考えてしまったのかもしれないが、結果として売れない赤字製品を生み出してしまったチームのリーダーなのだ。

私からすれば、責任があるのはここまでだ。
その下の人達は責任”0”と言っても良い。

組織とはそうゆうものだ。
何のために高い給料もらっているんだよ?こういう時に潔く解任したり、辞職出来るようにだろうが!などと無茶を思ったりする私であった。

一つの例としてだが、この部長以上の連中が最低な奴らで、このアイデアを持ってきたやつは誰だ!?なんて喚き散らして、そいつを激詰めし、退職に追い込むなんてのは、結構よく聞く話だろ?
そのアイデアを持ってきたのが、一般社員だろうが関係ないね!的な発想は日本企業では未だにあるのだろう。

選択肢の無い社員に責任を押し付ける行為は今まで沢山見てきたな。。。

それで退職した社員はきっと自己責任だと思うかもしれない。
でも、それは自己責任でもなんでもなくて、押し付けられたリストラでしかないんだよ。。。。

そんなことまで、若手社員が「自己責任だ」なんて思わせてしまうのは、経営陣や会社の古株たちの責任リテラシーの低さなのだろうな。

責任リテラシーという言葉があるのか分からないがニュアンスで掴んでくれ

責任から逃れる仕事をするようになる

やっぱり、自己責任にも限界はあるし、自分の責任かどうかなんて結局は他人が勝手に決めつけて、責任を取らされるだけなんだ。

それで、病んでしまったり、自己責任感が強くなりすぎて、自分の部下にも自己責任を押し付ける。押し付けオジサンになってしまうと思う。

若くてまだまだこれからの社員なんて、どんどん上司に責任取らせるくらいのことをやればいい。それにブーブー文句言う上司は無能だ。ほっとけ。

自己責任で動いていると失敗しないように仕事するようになって新しいことなんて、一切出来ない体になるぞ。

責任を取らなくてよい時にどんどん楽しいことをしよう。
上司が責任を取らないというのなら、自分で責任取りますと言って辞めてやれそんな会社!

転職の時に自分のチャレンジが失敗して、上司の代わりに責任取って辞めました!と堂々としていればいい。

必ずあなたを見つけてくれる人が現れる。

最後に

一緒にチャレンジ人間を目指しましょう。

今日はそんな話。


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