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新しい職場で、自信のない自分に向き合ったら開き直れた話

新しい仕事に就いて、10ヶ月ほど経った。
40代にして、7カ所ほどの職場を渡り歩いてきた私だけど、今回ほどモヤモヤする職場はなかった。

「モヤモヤする」要因は、果たしてなんなのか。
いくつか思い当たる節はある。

まずは年齢。
40代になって、新しい環境に飛び込むことは初めてだった。30代までは、キャラクターでごまかせていたことが、ごまかせられなくなるような感覚がある。いい年なんだから、これくらいはできて当然だよね?と思われているような感覚。それに応えられない自分は、残念な奴だと思われてしまっていて、めちゃくちゃ恥ずかしく感じてしまうこととか。

あと、前職とは違う体制や環境で働くということ。
転職前の職場には、なんだかんだで8年間働いていた。気の知れた同僚と、勝手知ったる仕事内容。自分に任されたことはルーティンで裁いていけるから、余裕を持って仕事に臨める。
でも現職では、前職以上に多くのことを求められる。それに応えられていないんじゃないかという不安。なにか間違ったことをしていないか心配で、気持ちに余裕がない状態。うーん。これは大変だ。

余裕がない状態に陥ると、嫌でも自分自身と向き合うことになる。なんだかんだ偉そうなことを前職で言っていた割に、キャパシティはたいしたことないじゃないか。おまえが大口たたけていたのは、役職的に責任を負わないで済むポジションだったからで、いざ責任のある役職を任されると及び腰になるなんて、格好悪すぎるだろ。

そう言ってくるのは自分を見つめる自分自身。いつまでたっても自信を持てない自分が、自分で絞めるよようなマインドが止まらない。

なぜ、自信が持てないのか。
手当たり次第に調べてみた。

これだ!と思ったのは、とあるポッドキャストで聴いた「欠乏意識」という話。これは、生物学的な何かしらが起因したもの(かなりぼんやりしていて申し訳ない)らしいが、つまりは「ないものねだり」ということ。自分が持っているモノやコトがあるにも関わらず、他人と比較して持っていないモノやコトにばかり執着するという心の動きのことらしい。

いまググってみたところ、怪しげなサイトしかヒットしなかったので話半分で読んでほしい。

でも、感覚的にはとてもわかる。
自分が「あたりまえ」に持ちあわせている素養って、天から与えられた「ギフト」と言っても過言ではない。人はそれぞれ、ギフトを受け取っている。

でも、自分にとっては生まれてからずっと持っているものなんて「あたりまえ」になるわけで。他人が持っている、自分にないものを羨ましく思って妬んだり、自分は持っていないからダメだと思ってしまうんだよね。

それを踏まえて、私自身の話に戻ってみると。
40代で転職できたのは素晴らしい。
新しい環境に飛び込むなんて、勇気あるー。
経験のないことに挑戦しているの、かっこよくない?
多くのことを求められるってことは、もしかするとかなり期待されているかも?

ネガティブに思えていたことも、前向きに捉えられる。
自分の物語をどう見るかは、自分がどこから眺めるか次第なんだなと思った。

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