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みんな他にもあっていいですねぇ!

俺は好きだからこの仕事をやっている。才能があるからじゃない。 実際、俺の技術が多くの人よりもうまいのは事実だ。ただ、それは努力で勝ち取ったもので、元々の才能なんてなかった。初めて作った作品は今見れないくらいに酷いものだった。それでいて、自分ではうまく思えていんだから救いようがない。 そんな俺に「お前ほど才能がないんだよ」なんていう奴がいる。ふざけるなよ。同じ時間、同じことをして、それでも俺の方が優秀だったら、それは才能かもしれない。 ただ、実際は俺はお前の2倍以上は努力

    • 理由がないことが感動する

      私はほぼすべてのことをメリットデメリットで考えている。ボランティア等についても、相手に対して感謝されたり、地球に対して自分が良いことをしているという感情を持てるというメリットを享受していると考えてしまう。お年寄りのおばあちゃんの荷物を持ってあげるのも、しなかった場合の後悔の解消であったり、自分のことをいい人だと思えるというメリットがあると思っている。 性格的には嫌なやつだが、これはメリットデメリットをどこの範囲まで広げ、どこまで言語化するかの話なので、大して重要な話ではない

      • ジェンダー平等

        見るからに炎上しそうな話題である。ただ学生ながらこういった話題について話を求められることもあるので、いちど自分の考えを整理しておこうと思う。今回は主に職業や仕事の場について話そうと思う。学生である自分にとっても関心のある分野だからである。 現在の問題点としては、女性の働く時間の確保が難しいことだと思っている。まず前提として、同じ会社の男性と女性が同じ時間に同じ作業をしたときに、大きな差はないと思っている。もちろん、男性の方が、理系、女性の方が、文系に強いと言う事はあるだろう

        • ルッキズムについて

          いつか考えたいと思っていたので、記事を書きながら思考してみる。 ルッキズムについて様々な(社会的な)定義があるが、まずは「外見をその人の評価基準として取り入れて良いか」という事について話したいと思う。私はこれについては賛成である。外見は運動神経や学力と同じように、その人のパラメーターの1つである。それをメインの評価軸とするモデルなどの職業があってもいいと思っている。 理由は主に2つある。 1つ目は人間の根源的な欲求であること。私は、人間の根源的な欲求に反するサービスやル

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        • 白黒ポエムエッセイ
          16本
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        記事

          YouTubeと映画

          私は人生において映画→YouTubeという順番でコンテンツを楽しんできた。 映画は幼稚園に母親に勧められてみてから、SF映画をずっと見ていた。主に海外映画なので学校では話が合わなかったが、その頃から日本映画よりはマシだと思っていたので気にしなかった。 高校、大学になってからはもっぱらYouTubeを見るようになった。隙間時間でパッと見れるし、1動画ごとにオチがあるからコスパよく刺激を受け取れる。また、1つの情報量が少ないので作業しながらでも見れる。こう考えるとYouTub

          選択と集中

          人生は短いから「選択と集中」が大事と言う事はよく言われる。ただそんなに選択と集中をうまく使えないのが私の人生である。 本当に選択と頭を集中するとそれは、1つのこと以外を全て捨てるということである。絵描きになりたかったら、ファッションも料理も人間関係も社会性もコミュニケーションも捨てるということだ。 この場合問題となるのは、それで幸せなのかということと、それで夢に本当の近づくのかということだ。1つに集中するよりも力を抜いて複数を一度に行った方がQOLは上がるかもしれない。ま

          なぜ哲学が好きか

          個人的、小学生で知りたかった科目映えある第一位は哲学である。 私は小学生の頃から三度の飯より死後の世界にとても興味があった。興味があったと言うよりは、恐怖に近かったかもしれない。死んだ後に未知のところに行くという不安さ、そして100年以内という短い期間を経て、必ず訪れるという恐ろしさで夜眠れなくなったり、親のいないところで叫んだり、泣いたりした。気分は毎日処刑台に送られる死刑囚であった。 親が死んだ後の話を雑談のようにしているのを聞くのも嫌だった。お墓や遺産などについて話

          なぜ哲学が好きか

          モヤモヤする文章

          「あなたのために作ったのに持っていってくれないの?」 本当にそうなら、断っても悲しそうな顔をしないでくれ。本当の目的が私の幸せならば、それを断ることで私は幸せを享受できる。 「持っていって欲しい」という思いは勝手に作った側のエゴであり、その責任を私に求めないで欲しい。 「相手の嫌がることはしてはいけません」 あなたがそうやって私の行動を止めたことで、私は自分の欲求を完遂できずに嫌な気持ちになる。あなたはその自覚があって止めているのだろうか? 1つの行動を行なっても、

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          「ヤバい」ばかり使う現代人は退化したのか

          よく現代の若者は様々な意味を持つ言葉を1つの言葉に置き換えすぎだと指摘されている。 「やばい」、「マジ超やばい」、「マジマジ」、「ピエン」。確かに単語だけ聞いても、何を伝えたいのか分からない。この状況を憂いて、多くの偉い人たちが「若者の言語化能力の低下だ」と言っているが、まぁ少し違う考え方もできるのではと思ったので、それを書く。 先ほどと同じように「やばい」と単語だけを持ってくると、それが深刻なことなのか、嬉しいことなのか、悲しいことなのかは判断がつかない。しかし日常生活

          「ヤバい」ばかり使う現代人は退化したのか

          やばい、やばいって何がやばいんだよTikToker

          TikTokの動画始めの言葉にイライラする。 「ちょっと待って、これやばい」、「これはやばすぎる」、「やっばー」 別にこの表現自体はいい。問題は対応するコンテンツが全然やばくないことだ。おそらくこの表現を使った動画を30本見て、やっと1本本当にやばい動画があるといった割合だと思う。 全くのタイトル詐欺だ。いい加減にしてほしい。 ただここで考えるてみる。正直にコンテンツ言えばどうなるだろうか?おそらくクリック率が下がるだろう。具体的な内容を言ってしまうと、その層の人し

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          大衆に絶望した

          この世界には、多くの人が生きている。 その中で私は、私の創作物や考えをできるだけ多くの人のために作るべきだし、それが正しいとだと思っていた。なぜなら、自分自身もそのマジョリティーに属しているし、多くの人に賞賛されることが誇らしく気持ち良いことだと感じられていたからだ。 しかし最近その考えが変わった。SNSを通じて見るコメントやYahoo!知恵袋などを見るていると、私が救いたいと思えるような考えの人たちが意外と少ないことを痛感する。 他人の不幸を望む人や、匿名だからと乱

          大衆に絶望した

          隠れアンパンマン on 点字ブロック

          結論、撤去して良かったと思う。 舞台はアンパンマミュージアムなるアミューズメントパーク。ここには隠れミッキーならぬ隠れアンパンマンが各所に隠れているらしい。 その一つが点字ブロックの上にあり、危険ではないかという指摘があったことが問題となった。(余談だが、ディズニーには点字ブロックがないらしい。それに比べるとアンパンマンワールドはなかなか先進的に感じる。) この問題は整理すると、次の2つの選択肢からどちらを選ぶかということに収束する。 デメリットをなくさないが、メリッ

          隠れアンパンマン on 点字ブロック

          奢るか割り勘か問題

          結論から先に書こう。私は割り勘がいいと思う。 説明する必要はないだろうが、一応背景から話す。これは巷で話題になっている「男は女に奢るべきか否か」論争に対して考える記事である。 まず、この問題の前提として、男女ともお互いを好ましく思っているが、交際に発展しない関係を想定している。また、当日の食事の振る舞いにお互いに不満がないという前提で話す。(相手に不満がある場合については後述) 私が割り勘の方がいいと思う理由は平等だからで、平等が人が行える活動のうち、一番正しいとされて

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          天才とは

          天才の定義ってなんだろうか。色々な人がこれについて論じていて、テレビやニュースだと簡単に使われる言葉であると思う。 で、自分なりの考えを作ってみたんだが、めちゃくちゃ長くなった。 『[社会的に求められている AND 周りと比較して突出している] アウトプットをしている状態の人のこと』 まず、能力がは社会的に求められているという点。私は足の親指を無限にポキポキできるが、おそらくそれは特技であって才能ではない。 つまり、天才になりうる能力は時代ごとに定義が異なる。 次に周

          ノイズ

          彼女はよく鬱になる。 低学校のテストで点数が低かったり、低気圧だったり、みんなが笑顔の運動会に参加すると急に心が不安定になるらしい。 彼女は決まって「私の人生真っ黒になった。暗黒だ。」などという。暗黒は少々子供っぽい表現だが、要は全く希望がなくて綺麗に絶望で包まれているらしかった。 それを聞くたびに私は彼女を慰めた。論理的でない話の流れで無理やり彼女の長所を褒め、短所を無視した。自分では絶対に納得しないであろう言葉を無責任に彼女に浴びせた。 ただ、心の中では不謹慎なが

          可能性を捨てる

          可能性があることはポジティブに捉えられがちだが、場合によっては無い方が良いこともある。このことについて、未来の可能性と過去の可能性に分けて話す。 未来の可能性を捨てる失敗した時に辛くならない 可能性があるからこそ、失敗した時にショックを受ける。逆説的に、可能性0%のものに対しては、失敗してもショックは受けない。 合格判定Fの試験に落ちたり、プログラミン初心者がアプリを作れなかったり、運動をしていない人がスポーツ選手に負けたとする。 この時、あなたならショックを受けるだ

          可能性を捨てる