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065 うらみわび【令和訳百人一首】
【原文】
恨みわび 干さぬ袖だに あるものを
恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ
(相模)
【個人的解釈】
あの男を恨んで、涙のせいで袖さえ朽ちてしまいそうなのに
恋愛の噂のせいで私の名前まで朽ちてしまいそうだ。
【感想】
”袖は朽ちていないのに、名前は朽ちる”という解釈もあり、どちらが正しいかは未だに定かではない。
作者は、男の浮名が原因で離婚をしている。
噂ってのは怖いよね。他人の不幸は蜜より何よりも美味しく感じる時代だからね。
芸能人の不倫とか浮気とか離婚とか、当人同士の問題に首を突っ込みたい民族なのよね。
自分の価値観とか自分語りなんてどうでもいいのにSNSに溢れてるからね~。
仕事で出してる一面しか見えてないくせに、よくそこまで怒ったり悲しんだりできるよね。
まあ、ファンだから見られる機会が減ってしまうっていうなら百歩譲って分かるけど、ファンでも何でもないのにあんなに感情的になっちゃうSNSの人たちも、暇なんだな~って感じよね!
【令和に言い換え】
あんたの浮気のせいで
心までボロボロなのに
世間に騒がれて
折角の大女優である私の名誉もボロボロよ。
【備忘録】
※「くち」は「袖」の縁語。
【自己評価】
★★★☆☆
不倫する奴が悪いことには変わりないが、叩いていい理由ではないからね。
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