白星うみ

主婦。夫と洋服とものづくりが大好き。 投稿した記事・画像は、創作物を含め無断で使用する…

白星うみ

主婦。夫と洋服とものづくりが大好き。 投稿した記事・画像は、創作物を含め無断で使用することや転載することはご遠慮下さい。

最近の記事

それは、悪いこと?

前の記事に引き続き、煙草の話。 夫のお父さん、つまり私の義父はそれはもう煙草とお酒が大好きな人だった。 だった、というのは別に何か悪いことが起きたわけでもなく「煙草いらなくなったんだよねぇ」とのんびりとした口調で語っていた。 義姉は吸う人だ。義兄は吸わない、筋トレ重視のストイックな人。義母は吸わなくて、夫は吸う人。 だからなのか、夫はあまり口を酸っぱくして私に煙草を吸うなとはいわなかった。私が手首を切るよりはずっとマシなのだろう。 「息くさくなるよ。歯が黄色くなるよ」そう言う

    • 32歳のSevenStars

      「女のタバコって、ダサいよな」 父は私に度々そう言った。そのとき私は喫煙者ではなかったし、父もとうの昔に煙草をやめていた。 けれど、今、私は立派な喫煙者だった。とは言え、吸い始めたのはごく最近。早い子は高校生の頃から吸っていて、学校にバレると停学や停学者が入る部屋にぶちこまれていた。 母も煙草嫌いだった。私もどちらかといえば好きではなかった。 それでも私は今は喫煙者。このまま肺が真っ黒になって穴だらけになってしまえばいいと思う。 左手首やふくらはぎや太ももは自分でつけた傷でズ

      • 私のこわいもの

        私がADHD(不注意型)、双極性障害、抑鬱、境界性知能を患っていることは以前にもここに書いた。(気がする) こうして自分というものを見つめてみると、なんだか惨めな気もしないではないが、変わりに私は自分の顔が大好きなのでとりあえずそれについてはおいておく。 ちなみにキツい言い方ではあるが、こうして病名を並べると私も私も、私のYouTubeやら何やらも見てくれ、記事を見てくれと言わんばかりのハートがとんでくるのだが、私は私の興味のあること柄にしか反応を示さないので、自称○○を騙る

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        • 映画感想(少しネタバレあり)ファイブ・ナイツ・アット フレディーズ

          タイトルの映画感想です。ちょっとネタバレあり。

        それは、悪いこと?

          10月の映画メモと2週間バニラアイスを食っている話

          11月に入ってから先月分の映画メモというのもあれだけど、まあここ私の日記だしと言うことで残しておく。 ここ2週間、珍しくSNSすらろくに更新できていなかった私だが、なんとまさかの扁桃炎で2週間声がでないと言う事態に陥っている。食事はとれるようになった。が、しかし。声はがびがびの妖怪のそれである。喋ってなんぼのバイトをしているのでめちゃくちゃ困っているのが現状である。 さて、映画メモである。 チャッキーの種(10月のいつみたか忘れた) 色々いいたいことはあるが私は割りと好き

          10月の映画メモと2週間バニラアイスを食っている話

          9月の映画鑑賞

          冷静と情熱の間の如き温度差で双極性障害と抑うつの狭間で揺れていたら9月前半が終わった。最高に盛り上がった後ベッドの上で転がり続けるのも苦痛この上ないが、頭と体と心が言うことをきかないので致し方ない。 動ける日は地を這う獣のように動き、動けない日は諦める。そんなことをしていたら体重はマシマシになったのだが、ひとまず心身共に平穏を取り戻すことを優先したいと思う。 そんなわけで、バイブスを上げるべく「チャイルド・プレイ4チャッキー」の花嫁を見ることにした。 実は、最近知り合った方に

          9月の映画鑑賞

          8月の映画感想【随時追加8/26】

          驚いたことにもう8月。暑さに負けるよりはいいだろうと好きなものを食べることを決めて早ひと月。来月の血液検査の結果に怯えるようになったあたり、私も年を取ったなあと実感しております。 「涼しくなったらきちんと運動する」と言い聞かせながら腹を空かせる22時26分。 今月ものんびり映画感想をやっていこうと思います。 【ダンサー・イン・ザ・ダーク】(8/6観賞) 結果から言うとめちゃくちゃよかった。 よかったけど人を選ぶ。ミュージカルといってもラ・ラ・ランド系(未履修)が好きな人はつ

          8月の映画感想【随時追加8/26】

          7月の映画感想【8/4追加】

          暑さにやられてすでに溶けているのにまだ7月。もう7月。このままではあっという間に老婆直行である。恐ろしい。 【モールス】(7/1観賞) 親から借りっぱなしだった映画。出かけたついでに車で見たのが悪かった。2回くらいめちゃくちゃいいシーンで軽く意識をとばしてしまったが、純粋な愛と切なさが絡み合うストーリーだった。 何がすごいって、これ恋愛的な意味でも崇拝とかでもないの。ほんのちょっぴりの恋心が純粋な愛に変わる。しかしその後がとてつもなく切ない。ラストがまあ~~~~~言葉にでき

          7月の映画感想【8/4追加】

          6月下旬映画感想

          今年は梅雨入り早かったな、と思ったら6月も下旬に入っていました。 そんなわけで、いやそんなの関係ねぇと思いながら最近サブスクで見た映画の感想。 【不安の種】(6/22くらいに観賞) まあ普通にZ級映画だろうと思ってみたら個人的には好きだった。言葉で説明できない恐怖こそ不気味の正体だと思うんだが、本当に「変な町」が舞台だし、冒頭から「変な歌」が流れてくる。ほん怖とドラマ足して2で割ったみたいな撮り方。演者さんの演技がナチュラルだと思ったら、みんな大好き須賀健太さんだった。 評

          6月下旬映画感想

          6月中旬に見た映画の感想【随時追加】

          【エコール/6.12鑑賞】 かつてないくらい美しく残酷な映像を2時間みっちり見せられる。あまりの美しさに脳が溶けた。監督及び制作スタッフの息がめちゃくちゃあってる。少女性というなんとも言えない儚さと一瞬を「くらえ」と言わんばかりに見せつけてくる。円盤ほしい。 (2023.06.12) 【ザ・ハント】(6/11鑑賞) 旦那に誘われて見たら結構面白かった作品。基本的にデスゲーム系は敬遠しがちなんだけど、ところどころに謎解き要素あり、死人がでているにも拘わらずコミカルに進むところ

          6月中旬に見た映画の感想【随時追加】

          【6月映画感想3本・11日追記】

          【私のちいさなお葬式】 結論から言うと、面白くて素敵な話だった。お葬式というタイトルからは想像できないくらい可愛くて、優しくて、愛情にあふれているけど結局のところ愛はエゴなんだなって思うような映画。ライトな感じで観られるので、悲しさよりもほんの少しの切なさと人生の選択の難しさについて考えさせられる。 (6/2鑑賞) 【パラドクス】(6/5頃観賞) オチは知っていたけど「こう持ってきたか~!」って感じ。多分、初見で何の情報もなく見ていたら、きちんと理解するために更に観賞した

          【6月映画感想3本・11日追記】

          考えたこと

          結婚とか出産とか性別とかもうそういう概念なくなって人間は皆、可愛いたまごから孵って好きなように生きて好きな人と人生を送って笑ってバイバイ、またねっていえる存在になったらいいのに。孵った人間は最後はたまごに戻って次の日にはそのたまごから中身だけなくなってさ。残されたパートナーは中にあった思い出を大事にしながら自分の余生を選んでさ、そうしたら幸せになれるんじゃかいかなって思った。

          【5月の映画感想】

          5月はあっという間だった。冬も随分足早に去っていった気がするけど、春から梅雨入りまでは兎に角早かった。 環境の変化もあるかもしれないし、改めて自分の生を見つめ直したからかもしれない。 漠然とした終わりを意識すると、苦しみが少しだけ和らいだ気もした。 さて、そんな気分の浮き沈みはあったものの、今月は私にしては映画を少し見ることができた気がする。 以下、鑑賞した映画の感想。 RUN 怖くてよかったと思ったら「search」シリーズの監督だった。常に画面に釘付けになってしまうく

          【5月の映画感想】

          死にかけの蝶をみた話

          今日の午後、先月より随分と強くなった日差しを傘でよけながらふらふらと出先から帰路に着いていた時の話。気温はもうすっかり夏といった感じで、本当にまだ5月なのかと思う反面、5月だからとどこかで納得する。 ぼんやりしながら「お腹すいたな」とか考えながら歩いてて、眩しさから目をそらすように地面をみた。青い蝶が一頭、死にかけていた。たぶん、その辺でよく見るやつ。 翅はもうぼろぼろで、ところどころ千切れていた。足だけが辛うじて動いていたけど、苦しそうにしていた。 これがこの子の最期なんだ

          死にかけの蝶をみた話

          ゆめまぼろし

          私にとって、今生きている世界の方がよほど夢や不思議な幻のようでした。 ショップを持っている以上、恐らくあまり個人的なことは書かない方がいいのだろうなあと思う。人と接することが好きならば、尚のこと。 と言うのも、私が得てきた普通と世間一般の普通がかけ離れすぎているから。 それでも、いつかここをみた誰かが、本当につらい思いをする誰かが、私の生きた痕跡を見つけてくれたらと思う。やり直すかどうかは本人次第だけど。 ところで、今日用事があって外出した帰りに神社のすぐ脇を通った。一度

          ゆめまぼろし

          星に手を伸ばす

          好きなものは山ほどあるのに、ほしいものは次々溢れるのに、行きたい場所は少しずつ増えるのに、それなのに、それなのに。 なんだかもういいかなあとか、そろそろ十分生きたじゃないかとか、そんな考えが頭を離れない。 薬が増えても、仕事を変えてみても、新しいことを初めても、これ以上の幸せなんか手に入らないんじゃないかと思ってしまう。 本当にほしいものがわからない、というより諦めが先行している。手にしたことのない幸福に包まれているから、失うのが怖いのかもしれない。 自分の本心が遠のいた気

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