それは、悪いこと?

前の記事に引き続き、煙草の話。
夫のお父さん、つまり私の義父はそれはもう煙草とお酒が大好きな人だった。
だった、というのは別に何か悪いことが起きたわけでもなく「煙草いらなくなったんだよねぇ」とのんびりとした口調で語っていた。
義姉は吸う人だ。義兄は吸わない、筋トレ重視のストイックな人。義母は吸わなくて、夫は吸う人。
だからなのか、夫はあまり口を酸っぱくして私に煙草を吸うなとはいわなかった。私が手首を切るよりはずっとマシなのだろう。
「息くさくなるよ。歯が黄色くなるよ」そう言うくせに、未だ煙草の開け方がへたくそな私の煙草を吸いやすくしてくれたり、勝手に私のセッタを吸おうとする。
あなたには電子タバコがあるじゃない、LUCKY STRIKEだって匂いきつい!と文句をいう私の横で「吸いすぎると気分悪くなるからね」と言った。
煙草は肺活量が落ちる。だから筋トレをしている私は本当は吸わない方がいい。
それでも手首を切るよりはスッとして頭をぼんやりさせてくれる。
そういう時は、学歴コンプレックスから虐待に走った母のことも、不倫に虐待にモラハラを植え付けた父のこともどうでもよくなる。
これは私の体なんだと自覚できる。

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