【5月の映画感想】
5月はあっという間だった。冬も随分足早に去っていった気がするけど、春から梅雨入りまでは兎に角早かった。
環境の変化もあるかもしれないし、改めて自分の生を見つめ直したからかもしれない。
漠然とした終わりを意識すると、苦しみが少しだけ和らいだ気もした。
さて、そんな気分の浮き沈みはあったものの、今月は私にしては映画を少し見ることができた気がする。
以下、鑑賞した映画の感想。
RUN
怖くてよかったと思ったら「search」シリーズの監督だった。常に画面に釘付けになってしまうくらい引き込み方や演出が素晴らしい。毒親育ちの人はちゃんと最後までみてほしい。私はにこにこしながら拍手したくなった。
ザ・コンヴェント
最終的に話をどこに落ち着けたいのかわからない映画だった。雰囲気と設定はいいのにオチが弱いので惜しいホラー作品。
岬の兄妹
自分のことではないのに、どこか自分を重ねてしまう苦しさがあった。幸せって何だろう。
普通がほしくても普通の生活って案外難しいんだなと感じて、自分の中の普通に近づけない部分を重ねて泣きたくなった。
自殺サークル
一発で理解できなかったため、解説レビューを読んだらストンと落ちた。
こういった映画はショッキングな映像ばかりが注目されがちだけど、演出やセリフの言い回しがよかった。話の系統としてはハーモニーの(伊藤計劃/著)「善の話」の部分が正反対の部分に位置するかもしれない。
紀子の食卓
自殺サークルの前日・後日談。中身濃いめ。
誰の話も他人事ではないのだけど、紀子と妹のユカとの対比がよかった。
ジーサンズ はじめての強盗
まず強盗がはじめてじゃないじーさんがいてたまるかという話なのだけど、ビックリするほど
面白かった。話を作り上げるためには一捻り必要なんだな。
ダーク・アンド・ウィケッド
なんともいえない作品だった。いいとも悪いともいえない。
女神の継承
あくまでドキュメンタリー"風"なのにめちゃくちゃドキュメンタリーだった。撮り方がうまい。業のフルコースすぎて笑うしかなかった。
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