Shimpei Motokura

ミュージシャン チェリスト 畑

Shimpei Motokura

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最近の記事

ギリシャ音楽について

ギリシャ音楽について、といっても今のところギリシャには行ったことがない。いつか行くことになる、とは思うけれど。 アクロポリスのパルテノン神殿と、サモトラケのニケ像は、クリシュナムルティが激賞していたようである。古代のギリシャ人たちはなんと途方もない人々であったか、と。その他の遺物については、俗悪で、低劣です、とのことだが。彼は強烈な美の感覚の持ち主であったようである。 といっても、クリシュナムルティは、特定の芸術などに対する、特定の美の感覚を支持しない。人は、生の全体、あらゆ

    • カツ丼

      私は菜食なのである。 といっても、たまに魚や卵は食べているし、なんなら、最近はチキンカレーなんかも食べている。 菜食「主義者」ではないから、いいんです。 菜食にすることにしたのは、20代の半ばごろ。ラマナ・マハルシという、インドのいわゆる聖人の、動物に対する優しさに感銘を受けて、あとは、なんとなく悟りを開けるんじゃないか、とか、波動が上がって、なんか良いことあるんじゃないか、みたいな下心も少しあった。 そもそも、波動も悟りも、なんのことかよくわからないのだけど。 最初は難

      • なかなか自分の足にピッタリ合う靴がない。 出来合いの靴は、足の先が細いのがほとんどで、幅広のものがたまにあっても、それでもまだきつい。大多数の日本の人の足と、自分の足は、大分違うようなのである。いや、日本の人には、幅広の足が多いとも聞く。自分と同じように、縄文人を祖先にもっていて、そこは共通であるが、混血の度合いが様々で、実のところ足の形に標準というようなものは、無いのかもしれない。 それにしても、お店で売っている靴は、細い。みんなそんなに足が細いのだろうか。履いてみると、ど

        • チェリストサバイバル日記3

          電車の窓から外を見ると、赤、橙色、緑、など様々な色が混じった木の葉たちが、宙を舞っていた。小さな駅には、コンクリートの材料のようなものが積んであった。大きな橋の下には湖があり、周囲の山はしかし、緑である。日差しは強く、秋とは思えない。小さな登山鉄道の中では、二人組の女性が、関西弁でお喋りしていた。落ち葉の少ない、山肌が茶色く出ているところもある山を降るときは、鳥の声はあまり聴こえてこなかった。麓のお土産屋、ログハウス風に作られた店には、登山客ではなく、車で訪れていて、汚れるこ

        ギリシャ音楽について

          チェリストサバイバル日記2

          森の横には川があって、そこにはほとんど水が流れていなかった。その川にそって、今は水瓶を頭に載せた女性が、歩いている。紫、赤、黄色などの色が混じった彼女のサリーは、本来色鮮やかはずであるが、長年砂埃で洗われてきたせいだろう、くすんでみえた。家では、3歳くらいの幼児だろうか、服は身に纏っていない彼、あるいは彼女は、家の隅っこで、何かの遊びに、夢中になっているようだ。周りに大人は見当たらない。皆それぞれの仕事へ、出掛けているのだろうか。 田んぼでは、稲が青々と伸びているが、今はする

          チェリストサバイバル日記2

          チェリストサバイバル日記

          上野のスタジオで、そこはビルの5階か4階か、エレベーターなどはなく、細い階段を楽器を抱えながら登るのである。先生も同様に、楽器を抱えて登ってくる。一階は個人経営のレストランで、そこでスタジオの使用料を、支払うのだった。 レストランにはいつも、そこそこ人が入っていたようだ。自分がそこで食事をしたことは、一度か、二度、あるかないかであったけれど。 上野駅を降りて、高架下の車道を渡ると、おもちゃ屋と、隣には立ち食いそばの店があって、レッスンの後にはそこで先生と、蕎麦を食べるのであっ

          チェリストサバイバル日記

          その街には人がみえない。どこかには、いるのだろうか。少し進んでいくと、小さな坂があって、その脇の家の子供が、一人で縄跳びで遊んでいる。空は青く、家々の間から覗いている。風景がぼやけてきて、今は近くの学校の緑のフェンスが、少しみえる。 近くに書道の先生の家があったが、どうも1、2回通っただけでやめてしまったようだ。どうも母親は、息子の字が下手だったらどうしようと、だいぶ早くから心配していたようだ。しかし、本人の字もそんなに上手ではなさそうなので、それは子供の問題ではなく、何か

          家の前の通りから見る夕日

          インド音楽のラジオを聴いている。インドのポップス、映画の挿入歌が流れてくる。なぜかこのラジオ曲は、ニュージーランドのオークランドにあるようなのだが。曲目が表示されるので、気に入った曲があれば、メモしておいて後で調べることができる。 小さい頃、0歳から7歳くらいまで住んでた家は1軒屋の借家で、父母と、姉と自分とで、4人。まだ子供だったし、狭かったという感じはない。姉と同じ部屋で寝ていた。寝る前に、姉が学校の話しをしてくれるのだが、学校では今、巨大ロボットを建造中で、もうすぐ完

          家の前の通りから見る夕日

          米粉パンケーキとインド

          最近は米粉パンケーキを毎日のように焼いていて、今日はなんと、5枚も食べてしまった。米粉に、重曹、塩を少し入れて、豆乳で混ぜる。焼けたらレタスをのせて、塩とオリーブオイルをかけて食べる。お菓子ではなくて、昼ごはんあるいは晩ごはんとして。フライパンで焼いているけれど、パンケーキをひっくり返すのに使ってるのは、炒め物に使う木ベラ。少し太いので、薄い専用のものを買えば良いのにと思うのだけど、そのままになっている。今は、食べ終わったばかりで、お腹もいっぱいで少し眠気も感じている。 こ

          米粉パンケーキとインド