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病気の受け入れかた

もう7,8年前になるだろうか。健康そのものだった私が急に疲れやすくなったのは、、、

そのころの私は子育てをしながらフルタイムで仕事をし、休日には趣味の集まりやセミナーへでかけ、習い事もいくつか掛け持ち、とある資格の勉強までしており、多忙をきわめていた。

プライベートでは、ネットでの人間関係がひろがり、SNSやチャットに夢中になって毎日のように夜更かししていた。関わる人が増えたことで楽しい時間とともに、トラブルも増えた。

仕事では突然の異動があり、もともときつかった仕事はさらにきつくなった。公私のストレスと睡眠不足に心身の疲労が重なり、私の身体はついに自分のコントロールできない世界へ足をふみいれた。原因不明で治らないとされている病気、難病になったのだ。

病気になったとき、一番難しいのは現実を受け入れることだ。思うように動かない身体。今までできたことができなくなっていく恐怖。最初に出てきたのは「うそやろ。早すぎる」という思いだった。自分の何がわるかったのだろう。「病気になった原因」を考えてみるが、答えはみつからない。周囲への感謝がたりなかった?それもあるだろうけど、なんかうそっぽい。

今まで心の勉強をしてきて「病気には意味がある」と信じていた。人の病気ならそう思える。「自分の生き方を振り返り、『人生の意味』を見直すきっかけをくれてるんだよ」などとそれっぽいことがいえる。        だけど。実際に自分が病気になってみると、「なんでなん」しか出てこなかった。健康のためと信じて行動してきたこと、玄米などの自然食を食べること、酵素を飲むこと、断食をすることなどが、まったく意味をもたなかったように思えて無力感におそわれた。

なぜ私は病気になったんだろう。病気と向き合いながら、受け入れられるようになるまでの心の変化を書いてみたい。

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