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【ライティング編】 オンライン留学に必要な英語力 ―オンラインで海外大学院に行こう! マガジン #9

こんにちは。
岸 志帆莉です。

このマガジンでは、「オンラインで海外の大学院に行く」というテーマで定期的に情報をお届けしています。

海外の大学院というと、英語に不安を感じる方もたくさんいることと思います。私自身、入学するまではついていけるかかなり不安でした。

そこでこの記事では、海外の大学院に進むために必要な英語力や対策について、4回シリーズにわけてお届けしています。

2回目となる今回は、ライティングスキルに焦点を当ててみます。

前回の記事はこちら:

海外の大学院におけるライティング

海外の大学院において、リーディングとおなじく使用頻度が高いのがライティングです。

― リーディングはまだしも、ライティングがめちゃくちゃ不安……。

そんな不安を感じる方も多いはずです。スピーキングと同様、ライティングはアウトプットに関わるスキルです。英語でなにかを発信するのは、確かにハードルが高いですよね。

大学院ではエッセイやレポートなど、ライティング形式の課題がよく出ます。さらに修士論文がある場合、最終的に数万ワードの論文を書くことになります。書くことが苦手な人は、少し覚悟が必要かもしれません。

ただリーディングと同様、学習が進むにつれて必要な力はついてきます。実は、ライティングを負担に思うのはノンネイティブの学生だけではありません。英語を母国語とする学生たちにとってもライティングは鬼門なのです。大学院で使われるアカデミック英語は、彼らが日常生活のなかで使う英語とは異なるものです。アカデミック英語を勉強しなければならないのは、ネイティブの学生も一緒です。

大学のサポートを最大限に活用しよう

大学側もこのことをよく理解していて、さまざまなサポートを用意しています。たとえば多くの大学ではライティング指導を専門とする「アカデミックライティングセンター」という部門を設けています。ライティングに関わる講座を開催したり、個別指導などを行ってくれる場合もあるので、積極的に活用したいものです。また大学図書館でも同様のサポートを行っている場合があります。書く以前に大切な情報収集や資料の検索方法に関して相談に乗ってくれたりもするので、やはり積極的に活用したいですね。

テキストや参考書も活用しよう

さらに、ライティングの指南書やスタディスキル系の本も参考になります。先生や司書の方に相談すればいくつかおすすめを紹介してくれるはずです。

ご参考までに、私が当時よく使用していたライティング関係の本をいくつかご紹介します。

自分ひとりで背負い込む必要はない

このように、入学後は先生や専門職の方々のサポートを受けながら学習を進めていきますので、今から過度に心配する必要はありません。大学が提供するサポートを最大限に活用すれば心強い味方になります。また修士論文のときはかならず担当の先生がつき、ライティング面も含めて細かく指導してくれるはずです。すべてを自分ひとりで背負い込む必要はないということを知っておくと少し安心ですね。

ちなみにこれらのサポートを利用するにあたり、オンライン受講生だからといって遠慮する必要はまったくありません。普段オンラインで授業を受けていても、学籍登録をしている以上はその大学のれっきとした学生です。利用する権利はすべての学生に等しく与えられていますので、自分にとって必要なサポートはためらわずに活用しましょう。

すべてのスキルについて言えることですが、ライティングもやはり日々の実践を積む以外に近道はありません。一日一文でもいいから書き進めることで、ライティングの力は少しずつついていくはずです。

ちなみにライティングについては、下の記事でもさまざまな工夫やコツについて触れています。ご参考になればうれしいです。

次回はリスニング力について考えていきたいと思います。

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