フラれた事で得たもの・知ったこと・ポジティブシンキング
週末に恋人と別れ、昨日の夜、その事について改めて電話をした。別れた原因は一言で言えば「春先の情緒不安定」な私の行動との事で、それを今までずっと彼はもやもやと感じながら何も言わずに私と付き合っていたらしかった。
彼に対して色々と思うことはあるけれど、それは最後にちょっと書こうと思う。
簡単な別れの経緯・別れた直後の心境
フラれたと書いたけれど、詳しく言えば「考えさせて」と言ったのは彼で、その間必然的に私も考えることになって、自分の中で答えを決めてからも先に「考えさせて」と言ったのは彼だからと期限を決めて返事を待って、期限になっても返事が来なかったので私から「別れよう」と言ったら24時間後に「ごめん」と来たという感じ。
別れた翌日、私はスーパーへ買い物に行った。私は好きな人が出来たら、その人の姿をどこに居ても探してしまう。相手がどんなにひどい人でも、好きであれば探してしまう。しかし彼の姿を探す自分はどこにもいなくて、
「あぁ私、本当に彼のこと大して好きじゃなかったんだ」
と思った。いや、好きなところはあった。けれどきっと何か違った。
ふっと一緒にどこかへ行った事を思い出しては懐かしくなって、寂しくはなるけれど、それも一時的なもの。
こんな事、全体公開の記事に書くべきじゃないって少し思うけれど、彼の気持ちに構わず書くのは彼に対して思うことがあるからだ。
別れようと思いながらも「詩織と一緒に生活しているのが想像できる」と言ったり、「一緒に関西にきてくれる?(暮らすという意味)」と言ったり、「絶対に浮気しないでね」と言ったりした彼のその言葉の薄っぺらさや、責任のなさ、自分に対する保険ばかりかけていたんだな、という弱さ。
そういうところに気がつけなかったことがショック。
ものすごくポジティブに「別れる直前まで、私との結婚を真剣に考えてくれた」と捉える事も不可能ではないけれど、きっとそれは欺瞞だ。向こうはきっとずっと「いつかは別れる」と思っていたのに、「結婚」の話をしていたわけだし、「最後まで好きでいようとしてくれていた」のではなく、彼はきっと、私と別れた後で新しく彼女を作れる自信がなかったか何かで「まぁ最悪詩織でもいっか」みたいな、きっと良く言ってそのくらいの気持ちで私と付き合っていたんだと思うから、それはめちゃくちゃ不誠実だなと思う。
と、そういう事を長々と友達に愚痴った。
別れて得たもの
ようやく本題。別れて3日目だけれど、私の中でいい影響が早速出ている。
・女磨きをより一層頑張ろうと思った
・友達に甘えるということができた
・愚痴ることで発散するという経験をした
・自分の長所を知ることができた(この後で書く)
・読書意欲がひさびさに湧いている
・気持ちがすごく軽い
・仕事を頑張れる気がしている
・久しぶりに自分を好きだと感じられる
・自分が帰ってきた、という感じがしている
・探究心と好奇心に満ちている(気がするだけ)
と、こんな感じ。いま、すごく身体が軽い。
寝ようとするとネガティブな事を思い出して中々寝付けなかったりするけれど、きっとそれもすぐに落ち着く。2ヶ月後には「うぇいうぇい」していると思う。
「歴代の彼女の中で1番俺を好きになってくれたよ」と言われて感じた自分の長所
締めの言葉で彼が放ったのは、これだった。
「歴代の彼女の中で、詩織が1番俺を好きになってくれた」
思わず
「あぁ、私がね?」
と(あなたが1番好きになったかどうかではなく、私が1番あなたを好きになった人なのね、というのと、単純にそんなに自分が好かれていると思っていた事に驚いて)聞き返した。彼は
「うん」
と素直に認めた。私を喜ばせるつもりで言ったんだろうなと直感的に思ったけれど、とっさにこう突っ込んだ。
「いやそれなんのステータスにもならん!!」
「せめてなんか割引してもらえるん?!」
もちろん心の中で。
それ最後に言うのはちょっと自惚れがすぎるなぁ、と思いながら、なにも突っ込まずに電話を切った。
電話を切って、本当に彼は私に対して未練はなさそうだと思ってちょっと泣いた。そういう理由で泣く自分も勝手だなと思うけれど。
彼に「歴代の彼女の中で1番俺を好きになってくれた」と言われた事で私は1つ、自分の大きな長所を見出した。
その長所の話をする前に1つ。昨日、その電話をする前に彼に対して意地悪い事を言ったりしないようにと思って、この本を買った。「1秒で悩みが吹き飛ぶ言葉」。彼に話す内容を、スマホのメモ機能に書いていたのだけれど、この本を読んでそれを見返した。彼には思うことがたくさんあったけれど、そうは言っても失礼になってはいけないな、と本を読んで思った。
この本の中で、私の長所に繋がる言葉を見つけたので引用。
「大切な人は、自分が大切にしようとしているから、大切な人なんです。」
私はもう付き合い始めた時からずっと、彼に対して恋心があるかどうか自分でわからないでいた。彼のふとした瞬間の言葉に違和感を覚えることも多々あった。
恋心ではなかったにせよ、私は彼をきっと好きだった。だからその好きの気持ちを大切にして、相手にきちんとそれが伝わるように努力した。
言葉の感性や、物の見方に違和感を覚えることがあっても、それは彼の価値観で、むしろ私の中にはない価値観だから、彼と一緒に居たら新しい価値観を見いだせるのかもしれない、と考えたり、
私をこんなに好いてくれるなら、私も彼に対してできるような事をしよう。彼が喜んでくれるような事をしよう。
と、そう考えたりする事で、彼に対して別れを切り出す事なく、付き合っていた。
恋人というのは、お互いの違う所があっても柔軟に許し合える関係だと思っていたから。
きっとこの引用した言葉の真意と、私が彼と付き合っていたときの状態はちょっと違うかもしれない。
けれど自分が「大切にしよう」としたことで彼にもきっとそれは伝わっていたのだと思った。
結局は「無理」って思われてしまったんだけれど。
と、今おセンチが若干あるせいで、前置きが長くなってしまったけれど、私がこの彼の言葉から感じた自分の長所は、
「人を愛する能力の高さ」
彼にだって私に負けず劣らずの欠点がたくさんあったわけで、でも私はそのどれも「個性」と思って受け入れることができたわけで、それにプラスして、歴代の彼女の中で1番彼に「好き」を与えられたという事は、そう感じさせることができたという事は、
私は愛情を誰かに与えるのがとてもうまい
という事だ。
私がずっと欲しかったものを、私は彼が知っている多くの人の中で1番、誰かに与えることができる。私が子供の頃から1番求めていた「愛情を上手に与えてくれる人」に、私はなることができたという事だ。
私は幼い頃の自分を満足に癒す能力があると言うこと。
私のような大人が身近にいれば、私のような子供はきっとあのような経験をしなくて済んだという事。
私は自分が望む大人になれているのだ。
別れてよかった・私をフッた事をポジティブに言い換える
まず私自身が生き生きしている事と、自分の長所を知れた事などはあるんだけれど。
彼は私の良い面より悪い面ばかりを見た。だから「別れる」という決断になった。数々の私の良い面より、数少ない悪い面・仕方のない面を見た。言い換えれば、
私の中にたくさんあるはずの良い面を見てくれない男だった。
という事だ。そんな人と付き合い続けても、自分まで自分の良い面を見失ってネガティブになるだけ。
別れてよかった。
次は、私の良い面をもっとピックアップしてくれる男性と付き合おう。そしてそんな男性をたっくさんたっくさん愛そう。
彼のことは好きだった
別れる直前まで「結婚」の話をしてきたりしていた事で、騙されていた気になったりして、「あの野郎〜!」と腹ただしい気持ちでいたけれど、今このnoteを書きながら、それでもまぁきっと好きだったんだと思った。
繊細でこういう卑怯なところも込みで。
もうちょっと一緒に居たかった気もしないでもないけれど、なんだかんだ彼の弱さに私自身も騙されていたんだから、これで良かったのだと思う。
いい恋を、したいなぁ。
こちとらもう準備OKですよ。
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