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和菓子をどうぞ

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すこやかに、しあわせにー。今も昔も変わらぬ願いを込めてつくり味わい、伝えられてきた日本のお菓子。今この時をともに迎えられた喜びに、この先もつつがなく過ごしてゆけるよう祈りを重ねて… もっと読む
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#秋分

9/23〜10/7 秋分のお菓子「みのり」

9/23〜10/7 秋分のお菓子「みのり」

【アーカイブ】9/23〜10/7 秋分のお菓子「みのり」
提供:9/23〜10/7
菓銘:みのり
栗きんとん | 小倉餡
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今年も栗の季節を迎え、世界農業遺産のひとつ宮崎・高千穂郷から「ひのかげ栗」が届きました。糖度が高くなるのに必要な寒暖差の大きい山間部、傾斜のついた水はけの良い土地で育った大粒の栗を蒸してなめらかなきんとんにしました。中は丹波大納言の小倉餡です。
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縄文時代にはすでに栽培種

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9/23〜10/7 秋分のお菓子『みのり』

9/23〜10/7 秋分のお菓子『みのり』

提供: 9/23〜10/7
菓銘: #みのり
栗きんとん | 小倉餡
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今年も栗の季節を迎えました。今回は世界農業遺産のひとつ宮崎・高千穂郷から「ひのかげ栗」を取り寄せました。糖度が高くなるのに必要な寒暖差の大きい山間部、傾斜のついた水はけの良い土地で育った大ぶりの栗を蒸してなめらかなきんとんにしました。中は丹波大納言小豆の小倉あんです。
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縄文時代にはすでに栽培種があったといわれる栗。冬を

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10/3、4 秋分のお菓子「千代見草」

10/3、4 秋分のお菓子「千代見草」

提供:10/3(土)、4(日)
菓銘: #千代見草
秋を彩る日本の国花のひとつ、菊を山の芋をつなぎにした薯蕷練切で映しました。中は大ぶりで甘みのある高知・四万十の地栗を蒸してつくった栗餡を包んでいます。
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この時期さまざまな意匠の菊の和菓子が咲き乱れます。菓銘の千代見草は菊の異名。古来中国では百花が散った後も霜に耐えて咲く花として生命力や不老長寿の象徴、日本で仏花として供えられるのは邪気や悪疫を

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9/30〜10/7 秋分のお菓子「みのり」栗きんとん

9/30〜10/7 秋分のお菓子「みのり」栗きんとん

提供:9/30(水)〜10/7(水) *平日のみ
菓銘: #みのり
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今年もぶじ栗の季節を迎えました。今年は高知・四万十の地栗を取り寄せました。初秋の朝晩の寒暖差で糖度が増した大ぶりの栗を蒸してさらに甘みを引き出し、少しの砂糖をつなぎにきんとんにしました。中はほっくりとした豆の風味がやさしいとよみ大納言の小倉餡です。
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人間の社会は大きく揺らいでも季節は確かにめぐっている。各地より季節の便りが

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9/16〜25 仲秋のお菓子「夕さり」

9/16〜25 仲秋のお菓子「夕さり」

提供:9/16(水)〜25(金) *9/20,23を除く
菓銘: #夕さり
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天高い秋の夕暮れ時を薯蕷きんとんにしました。夏の疲れが髪を引くのか、一日の終わりにふっと仰ぎ見る空の彩りにほっとひと息抜けていきます。月の初めは夏の名残の夕焼けに嘆息し、まもなく秋分を過ぎると深まる青に心やすらぐことでしょう。
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今回のきんとんは白露のうちは茜色に、秋分に入ってからは宵の色に染めます。中の餡

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9/20〜27 秋分のお菓子「栗きんとん」

9/20〜27 秋分のお菓子「栗きんとん」

ご提供:9/20(金)〜27(金)
山の恵み、栗の季節がやってきました。丹波篠山の栗に先駆けて、熊本産の大粒の銀寄をまずは一番シンプルに栗と砂糖だけで仕上げた栗餡を茶巾絞りにしました。あまい香りの静岡・かなやみどりとご一緒にどうぞ。
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和洋を問わず秋の味覚の代表格ですが、それもそのはず、昔から日本の食生活には欠かせなかった木の実で縄文時代の遺跡からも見つかっているそうです。このほっくりとした甘み

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