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10/3、4 秋分のお菓子「千代見草」

提供:10/3(土)、4(日)
菓銘: #千代見草
秋を彩る日本の国花のひとつ、菊を山の芋をつなぎにした薯蕷練切で映しました。中は大ぶりで甘みのある高知・四万十の地栗を蒸してつくった栗餡を包んでいます。
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この時期さまざまな意匠の菊の和菓子が咲き乱れます。菓銘の千代見草は菊の異名。古来中国では百花が散った後も霜に耐えて咲く花として生命力や不老長寿の象徴、日本で仏花として供えられるのは邪気や悪疫を祓う呪力や故人の魂の神聖さや永遠を願ってのことだそうです。
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漢方では熱が上がる風邪のひきはじめや疲れ目などにも使われます。愛らしい菊花をお守りにすがすがしい秋をすこやかにお過ごしください。
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◎季節の一句
『まっすぐに飛び立つ小鳥の歓喜かな』
仲秋から晩秋にかけて渡ってくる小鳥。秋の光のもと翼を広げまっすぐに飛び立つ姿は病臥の私に歓喜の思いを与えてくれる。
作: 志田 円/福岡・北九州の俳句結社「自鳴鐘」同人
* 句・解説ともに著作権は作者に帰属します。
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#二十四節気 #秋分 #菊花

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