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アイスクリームと脱走者/56


56.淡い恋の告白


 丸井君の隣に立つと、すぐ目の前に波多がいた。わたしを見ているのはユカだけで、波多はそっぽを向いて他の人と話している。

 丸井君とわたしがうまくいったら、ユカは喜ぶだろうか。波多に告白して、つきあったりするんだろうか。

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長編小説/全62話/14万5千字程度/2017年に初めて書いた小説です。

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