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資格勉強によるキャリアチェンジ

私は、過去に(海外)営業職から財務部門へのキャリアチェンジを図りました。転職した時には、既にUSCPAの勉強を3年ほど前から開始しており、4科目のうちFARとBECの2科目には既に合格していました。

今回は、営業職から財務部門へキャリアチェンジを図った理由とどの様な準備をしていたのか、振り返ってみました。

キャリアチェンジのきっかけ

① スキル不問の営業職に危機感

② データ分析に関心有り

③ 斜め右上を目指す

2009年4月、当時三菱商事・三菱重工・三菱銀行の3社が大株主であった三菱自動車工業の海外営業統括部門の中南米部から、社会人としてのキャリアをスタートさせました。

入社のきっかけは、得意のスペイン語を活かして世界中を飛び回って日本の製品を海外へ輸出展開したいと思ったことでした。

しかし、入社の半年頃前の2008年9月にリーマンショックが勃発し、海外営業部門でありながら、海外出張の規制がかかり想像描いていたのと全く異なる職場でありました。

更に、頻繁に海外出張に出掛けているのは、三菱自動車と各国の現地輸入会社の仲介業者である総合商社の自動車部門の担当者であることが分かりました。商流に商社を介したビジネススキームであることは、入社前には一切しり得ませんでした。

結局、自動車会社の海外営業部門に約6年以上在籍して感じたことは、営業の役目は各国の消費者ニーズや市場動向をマネジメント層にレポートしたり、開発部門に所属しているエンジニア達に商品開発の情報としてフィードバックすること等、つまりは情報の伝達屋にすぎないということでした。

当時は20歳代でしたが、30~40歳代の社員も似たような仕事をしていて、この先同じ職場でのキャリア形成が全く想像できませんでした。

2つ目のきっかけとして、データ分析に関心を持てて、よりその分野に特化したい願望がありました。

入社前には全くエクセルを扱う知識が無く、統計学やデータ分析等を勉強したこともありませんでしたが、海外営業部門の主たるデスクワークとして、エクセルを駆使して年間予算の策定や売上や利益影響のシュミレーションすることに多くの時間を費やしました。

エクセルの関数を覚え始めると、輸出価格を入力すると自動で関税が計算されて海外の現地小売価格が算出されることや、値引きや販売台数を増加させることで、営業利益を色々変動させることができたことに、快感を感じていました。

また、USCPAの科目であるBECでは、損益分岐点の計算や限界利益率などの管理会計を最も楽しく勉強することができました。

いくつかの転職エージェントにコンタクトした結果、Robert Waltersのヘッドハンターから提案された職種として、Financial Planning & Analyst (以下FP&A) の外資系企業の求人を提示されました。

Canadian Solarという太陽光パネルの販社、 電気機器メーカーのSchneider electric、Fiat Crysler、Magnetti Marelliという自動車系部品メーカー、ブラジルの投資ファンドが株主であるKraft Heinz等のいずれも外資系日本法人の財務部門に存在するFP&Aのポジションでした。

どの求人内容の職務要件を見ても、年間売上と粗利又は営業利益の予算策定、製品別のP&L管理、トレードマーケティングの分析 (いくら値引きまたはインセンティブを投資すれば、利益リターンが得られるか)等、三菱自動車の業務で担った営業管理の職務経験が活かせそうでした。

結局、ブラジルの投資ファンドの株主に関心を持ち、さらに2度の面接で直属の上司となるイタリア人のCFOと一緒に仕事がしたいと思ったことから、Kraft Heinz Japanの財務部門傘下のCommercial Financeグループに転職することにしました。

英語でのレジュメ(職務経歴書)、英語と日本語の面接でもUSCPAを勉強していることに言及して、市場データや損益の分析ができることや、営業やマーケティング部門とコミュニケーションを大切にしてプロジェクトを進めていくことができること等をアピールしたことが、採用の決め手になったのだろうなと思います。

最後のきっかけとして、私のキャリア形成としては同じことを探求する専門家になるよりは、いかに色々な経験をして知見を高めて守備範囲を拡大していくかに重点を置いていました。

しかし営業職からいきなり畑違いの人事部門やIT部門に飛び込む様なキャリアプランニングはしていませんでした。少し関連性のある分野の部門にスライドして、高い所を目指す、言い換えれば斜め右にベクトルの方向を定めることになります。

その際に後押しするのが、最近よく話題になっているリスキリング、新たな事を学習することです。大学院の経営修士課程 (MBA) に挑戦するとか、今ではUdemyの様にオンラインで学習すること、TAC等の予備校に通って資格勉強に取り掛かり、まだ完了していなくてもその姿勢をアピールすることで転職に有利に働くことは間違いないと信じています。

キャリア構築のベクトル


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