理系のススメ: ・研究室ってどんな感じ?・大学院は進むべき?

お疲れ様です。上郡健斗です。

今回の記事では、研究室ではこんな事をする。また、学部で就職か大学院まで出て就職かあるいはその先まで進む覚悟はあるか?そう言った事に触れようかと思います。

そんな素晴らしい文章ではありません。
ただ、良い部分も悪い部分も触れてみようかと思います。

研究室ってどんな感じ?

配属について
大学3年生か2年後期になると研究室配属なります。研究室配属とは教員の研究に対しての実験手伝いみたいな感じです。教員が何個か研究のテーマを持っていてそれを配属された各学生に個人だったり複数人だったりにテーマを割り当てをされ、そのテーマに従って研究を進めて行きます。研究室によってはキツかったりユルかったり様々です。当たり前ですが、ここら辺は各大学によって特色があるので私では語りきれません。それでは、何をすべきか?入学後に研究室の前情報の入手は早めに行った方が良いかと思います。これは研究室配属も抽選会とかあったりして、早めの情報収集に失敗すると不人気研究室に行く事になるかもしれません。一概には言えませんが、そのような研究室は学生への縛り付けが強かったり学生への不信感を買うような何かがあったりします。

共同研究など
研究室によっては民間企業や他の大学と共同研究を行なっている場合もあります。この段階で色々な事に関われるチャンスとも言えます。自分の関わっているテーマの話し合いや研究背景などより深く知る良い機会になると思います。また、自分は何か社会への貢献が出来ているとも思えるかもしれません。(実際は無理な納期の要求とかされる場合もあります。しっかりと研究室の体質などは調べておいた方が良いです。)教員と積極的にコミュニケーションを取ったり、実験を真面目にやって成果を出していると任せられるチャンスは十分にあります。共同研究はトライしてみる価値はあると思います。

実験が楽しい!
何と言っても、研究室配属は実験が1人で出来るようになり、それが楽しいの一言です。自分の手を動かし、実験の手引きを見て実験をする。手技を究めたり、引用文献を探したり、関連する論文を読み漁る。教科書で見ていた方法を実際に使ったり、教科書で見ていた物が実際に目の前にあったりと感動や興奮はきっとあると思います。今自分のやっている事は未知の領域で、それが将来的に論文になり教科書に記載されるかもしれないとは研究者冥利に尽きると言えるかもしれません。

研究室ルール
他には、研究室毎にルールとかがあってそれが面倒な場合もあります。各大学の居室にあるローカルルールは知りませんが、一般的と思われる実験室ルールには触れます。個人的に面倒だったなと思うのは、試薬(※1)や有機溶媒(※2)や機器(※3)の管理です。学生が管理しているので結構数が合わなかったりこれ本当に試薬として使えるのみたいなのもあります。1週間に1回位でしょうか、何十キロもある有機溶媒を外まで取りに行ったり捨てに行ったりして結構大変でもあります。機器のメンテナンスも定期的にしなければいけませんでした。他にも、博士課程やポストドクター(※4)の方がいらっしゃる研究室だとより色々なルールがあると思います。

※1 試薬とは試験に使う薬品(液体や粉末)の事です。

※2 有機溶媒とはそれら試験の薬品を溶かしたり混ぜたり機器に用いる液体の事です。

※3 機器とは試験で得た物質の分析をするための機械です。

※4 ポストドクターとは実験のスペシャリストです。日本の未来を担う人と言いたい所ですが厳しい現実もあります。

これらは、あくまでイメージなので参考程度にしてください。

学生生活の自由度は?
ちなみに、学生生活の自由度は結構高いと思います。これは、どの大学でも同じかと思いますが1人1個オフィス机が割り当てられます。何かを持って来て怒られるという事は無いと思います。自由にカスタマイズできます。また、研究進捗の発表とかもある程度自由に作れます。研究の中間発表とかもあるので意外とプレゼンスキルとかも上がるかもしれません。他にも、私は普通にアルバイトもしていました。ただ、研究室によっては禁止されている所もあるようです。

どうでしょうか。
あまりうまく説明は出来ませんでしたが、同じ志を持つ仲間と過ごす時間は最高だと思います。実際、同輩と研究や実験について熱く語ったりして楽しかったです。また、留学生との交流などもあって文化交流もあったりします。

大学院は進むべき?

研究が楽しければ、ぜひ
学部を卒業するあなたは大学院は進むべきか?私は進んでも良いと思います。これは、大学院がちょうど研究っぽい事が出来て実験もやり方が分かって来て良い意味でバランスが取れている期間だからと言えます。つまり、色々と分かってくる時期と言えます。(ただ、面白い!と言って更に博士まで行くのはあんまりおススメしません。あくまで社会人を経験した今の個人的見解です。これは就職の項目で語ります。)
ただ、普通に就職も全然アリです。
学部卒だと技術職は難しいですが、就ける人も沢山いらっしゃるのでアリです。どうしても技術職という方は大学院進学が前提な所もあります。
この段階で研究室の雰囲気が合わない場合、普通に研究室を変えることも可能なのでそこら辺は学務課に相談すれば良いと思います。
心機一転、気持ちも切り替えて研究に打ち込む。その考え方もあると思います。

人間模様
また、個人的な意見ですが大学院への進学は様々な出会いも待っていると信じています。学生の時の出会いって本当に特別だと思います。社会人になってからの出会いも当然大切ですが、また別だと思います。大学・大学院で過ごした時間は自分の中で特別になり、自分の心のオアシスになるかと思います。

どうでしょうか。
例によって、結構忘れていることも多いです。理系を目指している受験生の皆さんに伝わったかも分かりません。それでも、少しでも伝わった興味を持ったという方が居れば幸いです。今回も何か思い出したら加筆してみます。

それでは、一言

愚直で不器用。しかし、熱い。

更新遅れましたが、ちょっと忙しかったと言い訳。
『ゆるりと更新』も新しいルールに追加でお願いします。

上郡健斗

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