自立援助ホームALP港南台

神奈川県横浜市にある自立援助ホーム「ALP港南台」の公式noteです。子どもたちの様子…

自立援助ホームALP港南台

神奈川県横浜市にある自立援助ホーム「ALP港南台」の公式noteです。子どもたちの様子や施設のこと、発達障がいのことなどを発信しています。ホームページでイベントの紹介もしています。よければ遊びにきてください。https://www.alp-kounandai.com/

最近の記事

  • 固定された記事

【ご挨拶】横浜市の自立援助ホーム「ALP港南台」についてのご紹介

はじめまして。 神奈川県 横浜市の自立援助ホーム「ALP港南台」です。 事業を開始させていただき2年目。 新たな取り組みとして、皆さんに自立援助ホームとそこに住む子どもたちについて知ってほしいと思い、noteで発信することにしました。 「自立援助ホームってなに?」 そう思われる方に、少しだけ私たちのお仕事や発信の内容をご紹介します。 ALP港南台とは?ALP港南台は、神奈川県 横浜市にある自立援助ホームとして開設しました。 ALP港南台は、児童福祉法に基づき設立され

    • +4

      ALP港南台 春のお茶会

      • ご機嫌取りに慣れた子どもたち

        こんにちは、ALP港南台です。 「子どもの権利擁護」が声高に言われるようになり、子どもたちの間にもかなり浸透してきたという印象を受けます。 痛ましい事件も多い中で、子どもたちを守る為にも、子どもたち自身が、自分たちの権利を知るべきであり、そしてその事を大人は伝えていかないといけないと思っております。 しかし一方で、子どもたちの主張を聞いていると、違和感を覚える事が少なくないのです。 権利を履き違えて解釈し、「ただの我儘では?」ということも、権利を盾に主張してきます。 ベテ

        • 心の健康を願う🎋

          先月、利用者さんプロデュースで、七夕パーティーを行いました。 [パパママホットカフェ]を運営されている「NPO法人しろくま」さんがお手伝いしてくださり、とても華やかな会となりました。 心が不健康だと、世間様に悪態をついたり、部屋が散らかり出したり、他人のちょっとした事に目くじら立てたり、綺麗なものを見ても何も感じなくなったりしますね。 今回の七夕パーティーで、利用者さんが綺麗な飾りを手作りし、それをセンスよく飾り付け、お料理も美しく、皆で感動してしまいました。 パーティ

        • 固定された記事

        【ご挨拶】横浜市の自立援助ホーム「ALP港南台」についてのご紹介

          「こだわり」から自由になる

          こんにちは、ALP港南台です。 私たちの元には、いろいろな子どもが訪れています。その子どもに共通して言えるのが、「こだわり」が強いという特性を持っているということです。 子どもの持つ「こだわり」「学校に行けない」 「人の目がこわい」 「自分を傷つけたい」 「トラウマがつらい」 「起きられない」 「食べられない」 私たちは、このような「こだわり」を主張してくる子どもと接することが多いです。ある意味では、その「こだわり」に取りつかれてしまっている、とも言えるかもし

          「こだわり」から自由になる

          自立援助ホームALP青山

          ALP港南台の弟ホーム、ALP青山が今年の4月に新潟市にて開所しました。 ALP青山は男子専用のホームです。 各個室にはミニキッチンやトイレ、シャワーが付いており、より一人暮らしのイメージがつきやすいようになっております。 個室にミニキッチンなど付いておりますが、食事は共有スペースで皆で一緒にいただきます。 職員達は毎日、栄養バランスを考えて、一生懸命愛情込めてご飯を作っています。 男子ホームですが荒々しい事はなく、入居者もスタッフもとても優しく、穏やかな雰囲気に包まれて

          自立援助ホームALP青山

          自立援助ホームに出来ることって…

          人並みに生活したい、ちゃんと学校に行きたいし、自立したいと思っているのに、まだ見ぬ先への不安に襲われ、そこから逃げたくて衝動性に勝てない子たちに、援助ホームで出来ることには限界があります。 本人なりの正義で立派なことを主張してても、それでどうしたいの?と聞くと本人もよく分かってなくて、混乱しまくる。 自分とつるんでくれる人にすがりたいから、悪影響でしかない友達?の言いなりになり、どんどん自分を不利な状況に追い込み自爆。 精神科病院みたいに、鍵付きの部屋に閉じ込めて落ち着

          自立援助ホームに出来ることって…

          キツくても笑って生きる。

          今日から新年度スタート。 3月は大人も子どもも、なんだかザワザワして落ち込む日が多かったような気もしますが、少しそこから抜け出せた気がしております。 昨日と今日と、何が違うというわけではないけれど、切り替わった気になっています(笑) そして、本日新潟にも、兄弟ホームの「自立援助ホームALP青山」が開設されました。 どんな出会いとご縁があるのか、楽しみです。 子どもたちが自信を持って生きられるようにサポートしていきたいと思います。 ALP港南台共々、宜しくお願い致します。

          キツくても笑って生きる。

          ALP港南台スタッフ紹介

          こんにちは。ALP港南台です。 今日は日々子ども達と向き合っているスタッフの紹介をしたいと思います。 ALP港南台は、6名のスタッフで回しています。 半分は福祉の経験者ですが、半分は異業種で活躍されていました。 警察官や、スポーツインストラクター、商社の人事部、外資系企業のエリアマネージャーといった様々な経験をしてきた者が集まっております(笑) 元警察官は鑑識にいただけあって、アセスメント能力に長け、鼻も効き、勘がいいですし、その他の方達も、人を相手にする仕事をしていた

          ALP港南台スタッフ紹介

          自己肯定感と自立

          こんにちは、ALP港南台です。 みなさんはご自分は自己肯定感が高いと思いますか?それとも低いと思いますか? ここで言う自己肯定感とは「良いところも悪いところも全部ひっくるめて、ありのままの自分を認める感覚」をいいます。 よく、親の接し方で自己肯定感が育まれると言われていますが、もしそうであれば、私自身もっと自己肯定感が高いはずですし、私の周りを見回しても、そんなに大事にされてるのに何故?と思う事がもっと少ないはずです。 自己肯定感を高めるには、「大切な存在である」という

          支援の悪い癖

          こんにちは、ALP港南台です。 人は様々な固定観念を持っています。 なかには教育の影響でできた場合もあります。 もちろん固定観念が悪い、というわけではありません。 ですが囚われすぎてしまうと、物事の本質を見失う可能性があります。 今日は、そんな固定観念に囚われてしまうと本質を見失ってしまう、というところから、私たちの考える支援のお話をしたいと思います。 私たちが受けてきた教育私たちは看護学校やカウンセラー養成所で、問題行動の背景に目を向けるように教育されてきました。

          子育ては「たくさんの手」で

          こんにちは、ALP港南台です。 世の中にはいろいろな子育て論が溢れています。 そして発達障害の特性のある子どもへの接し方・導き方にも、いろいろな考えやアプローチの方法が溢れています。 どれも正解のような気がして、実践してみたりしましたが、現実とそぐわなかったり、余計に落ち込むことになってしまったりと、ずいぶん振り回されてきたと感じております。 特に母性神話、愛着障害やプライバシーに配慮しすぎた家族単位での子育てなどによって、心細い思いをしてきました。 母性神話は美しい愛

          子育ては「たくさんの手」で

          新年明けましておめでとうございます。

          昨年は色々とありましたが、沢山の方に支えていただき、励ましに勇気づけられ、人のご縁に感謝の年でした。 本年も何卒よろしくお願いします。 さて、ホームのお正月ですが、元旦くらいはゆっくり寝かせてあげたいなと思いながらも、全員いつもと同じ時間に起床し、新年の挨拶をいたしました。 今年の抱負を発表しあい、和やかな雰囲気でスタートしました。 それぞれ乗り越えていかないといけない課題はありますが、おおらかに支えていきたいと思います。 ホームに繋がってくれた子達が、沢山の幸せに包まれま

          新年明けましておめでとうございます。

          家族だけでは解決できないことを他者に助けを求められますように

          こんにちは、ALP港南台です。 不登校・引きこもりの子は後をたたないということを、私たちは目の当たりにしています。 問題はひとつではないですし、その子とご家族の抱える葛藤も様々です。 そして、不登校・引きこもりが長期化して苦しんでいる方もおられます。 今日は、不登校・引きこもりという観点から、お話をしたいと思います。 不登校・引きこもりと家族の葛藤自分の子が目の前で過呼吸を起こしたり、真っ白な顔をして学校へ行く支度をしていたりすると、親はその健気さに胸が締め付けられます

          家族だけでは解決できないことを他者に助けを求められますように

          児童精神科医 鈴木雅弘先生 ラジオで語られたこと 第3回

          こんにちは、ALP港南台です。 東京渋谷区にある1st STEP 心のクリニック院長の鈴木雅弘先生のお話も、今日が最終回となります。 前回までをまだ読まれてない方は、ぜひお読みになってみてください。 最終回となる今日は、子どもの嘘、暴言・暴力への対応についてお話を伺いました。 子どもの「嘘」ーーー子どもってよく、パッと嘘をつくじゃないですか。この辺のいい対応の仕方というのはありますか? 嘘の対応ですか?基本、無視(笑)子どもはただ、その場で逃げたいだけですよね。その

          児童精神科医 鈴木雅弘先生 ラジオで語られたこと 第3回

          児童精神科医 鈴木雅弘先生 ラジオで語られたこと 第2回

          こんにちは、ALP港南台です。 前回に引き続き、今日も東京都渋谷にある1st STEP 心のクリニック院長の鈴木雅弘先生のインタビューをお届けします。 前回の記事をご覧になっていない方は、ぜひお読みになってみてください。 今回は、鈴木先生にお伺いした、子どもが入る施設や引きこもり・不登校についてお届けします。 子どもが入る施設についてーーー子どもが施設に入ることもあると思うんですが、役割的にはどうなんでしょうか?児童相談所になるんですか?民間でも、NPOとかであるものなん

          児童精神科医 鈴木雅弘先生 ラジオで語られたこと 第2回