京菓子司 金谷正廣

京都の和菓子屋 [京菓子司 金谷正廣]6代目 金谷亘 和菓子にまつわる裏話

京菓子司 金谷正廣

京都の和菓子屋 [京菓子司 金谷正廣]6代目 金谷亘 和菓子にまつわる裏話

ストア

  • 商品の画像

    鮎と苔のお菓子セット

    夏季限定商品『鮎と苔のお菓子セット』[鮎の塩焼き]を模した『香魚』と[苔のむす豆]と言われた『真盛豆』の詰め合わせセットです。一見不思議な組み合わせですが、鮎は清流に生息し苔を食べて成長いたします。夏のお持てなしに是非お試しくださいませ。[香魚 3個][真盛豆 和紙風袋入り 160g約16粒]『香魚』中心にはほのかに海苔が香る特別な餡子、表面は大和芋と和三盆糖をふんだんに使用した落雁です。塩焼きの塩を模したお砂糖を少し払ってお召し上がりくださいませ。『真盛豆』  北野大茶会の際、利休亭で”真盛豆”をお召し上がりになられた【細川幽斎】様は、万葉集の「苔のむすまで」に例えて「苔のむす豆」=「まるで苔のようなお菓子だ」と例えたと言い伝えられております。 賞味期限 製造日から12日間 商品サイズ 縦247mm.横147mm.高さ35mm(外箱)
    ¥2,800
    京菓子司 金谷正廣
  • 商品の画像

    香魚 5個入

    5~9月中頃夏季のみ販売しております。京都の夏の風物詩、鮎は別名『香魚』と呼ばれています。こちらはそんな「鮎の塩焼き」を模したお菓子になります。中心にはほのかに海苔の香る特別な餡子、表面は大和芋と和三盆糖をふんだんに使用した落雁です。塩焼きの塩を模したお砂糖を、少しはたいてお召し上がりください。個包装5個入賞味期限 製造日から2週間商品サイズ 縦185mm.横140mm.高さ36mm(外箱)
    ¥2,160
    京菓子司 金谷正廣
  • 商品の画像

    初夏の琥珀糖

    初夏の琥珀糖 60g入賞味期限 製造日から2週間ギフトボックス入り。6末月~7月末の限定商品青と白の2つのフレーバー青: 橘のノンアルコールスピリッツ、カルダモン、レモン果汁をつかったお菓子です。 橘は古事記や日本書紀で「日本の菓子の元祖」と言われています。和菓子に関わる人にとっては特別な存在なのですが、その葉から抽出したノンアルコールスピリッツが製造販売されました。 合わせているカルダモンは、日本に伝わるお菓子の源流、インドのガネーシャがもつモーダカという菓子に使われている香辛料です。これが仏教とともに中国に渡り、ニッキに変化し、日本に伝わってきたようです。 そんな二つの歴史の蓄積を表すように、バタフライピーとレモンをつかった青のグラデーションで構成しています。白:国産の柚子ピールを使ったお菓子です。 柚子は中国が原産と言われており、唐の時代に朝鮮半島を経由して伝わってきたそうです。日本でも奈良時代の文献に、薬用、調味料として使用されていたことが記されています。
    ¥640
    京菓子司 金谷正廣

記事一覧

京都市京セラ美術館コレクションルーム秋「広寒宮」の生菓子

京都市京セラ美術館[ENFUSE]×京菓子司 金谷正廣2020年リニューアルオープンに伴い新たにオープンした美術館内カフェ[ENFUSE]さんにご企画いただきまして、コレクションル…

杉本博司 瑠璃の浄土 特別企画

京都市京セラ美術館で開催中の「杉本博司 瑠璃の浄土」 メインビジュアルにも使用されている代表的な作品「OPTICKS」シリーズは世界初公開ということもあり大きな話題にな…

京都市京セラ美術館コレクションルーム夏「待月」の生菓子

京都市京セラ美術館[ENFUSE]×京菓子司 金谷正廣2020年リニューアルオープンに伴い新たにオープンした美術館内カフェ[ENFUSE]さんにご企画いただきまして、コレクションル…

夏のお菓子[香魚]

[香魚]は"和三盆糖"と"やまのいも"を練り合わせた落雁で、特製の餡を包んで焼き上げた、「鮎の塩焼き」を模したお菓子です。 和菓子の形 京都のお菓子といいますと琳派の…

丹羽阿樹子『遠矢』

丹羽阿樹子さん作品についての個人的考察  日本画家「丹羽阿樹子」さんは、上村松園さんのお弟子さんで、京都でご活躍された日本画家です。のちに西山翠嶂さんの画塾・…

京都市京セラ美術館ENFUSE×金谷正廣

京都市美術館→京都市京セラ美術館 2020年5月26日、予定より2ヶ月遅れで京都市京セラ美術館がリニューアルオープンしました。  古い建物を残した再建築や、エントラン…

お菓子をオーダーしてみる

 生菓子のオーダーってどのようなものなの?とお問い合わせいただきましたので、こっそり公開いたします。   例えば「藤」をテーマにオーダーいただきました場合は、こ…

京都市京セラ美術館コレクションルーム秋「広寒宮」の生菓子

京都市京セラ美術館コレクションルーム秋「広寒宮」の生菓子

京都市京セラ美術館[ENFUSE]×京菓子司 金谷正廣2020年リニューアルオープンに伴い新たにオープンした美術館内カフェ[ENFUSE]さんにご企画いただきまして、コレクションルームの展示に合わせた和菓子を製作させていただいております。

春の丹羽阿樹子『遠矢』

夏の上村松園『待月』

企画展 瑠璃の浄土の杉本博司「OPTICKS」

に続いての第三弾となります。

コレクションルームコレクシ

もっとみる
杉本博司 瑠璃の浄土 特別企画

杉本博司 瑠璃の浄土 特別企画

京都市京セラ美術館で開催中の「杉本博司 瑠璃の浄土」

メインビジュアルにも使用されている代表的な作品「OPTICKS」シリーズは世界初公開ということもあり大きな話題になりました。

京都市京セラ美術館のリニューアルオープンの記念企画であり、京都市中の町内の掲示板には「OPTICKS」の写真を使ったポスターが貼られておりました。

今回、コロナの影響により予定が代わり、10月まで展示が延長されてお

もっとみる
京都市京セラ美術館コレクションルーム夏「待月」の生菓子

京都市京セラ美術館コレクションルーム夏「待月」の生菓子

京都市京セラ美術館[ENFUSE]×京菓子司 金谷正廣2020年リニューアルオープンに伴い新たにオープンした美術館内カフェ[ENFUSE]さんにご企画いただきまして、コレクションルームの展示に合わせた和菓子を製作させていただいております。

コレクションルームコレクションルームは京都市京セラ美術館収蔵作品を主として構成される展示で、一般的な美術館では常設展といわれているような展示です。

しかし、

もっとみる
夏のお菓子[香魚]

夏のお菓子[香魚]

[香魚]は"和三盆糖"と"やまのいも"を練り合わせた落雁で、特製の餡を包んで焼き上げた、「鮎の塩焼き」を模したお菓子です。

和菓子の形 京都のお菓子といいますと琳派の影響を受け、簡略化された記号的な意匠が多く、その可愛らしいさが"京都らしい"と言われております。

 そのようなお菓子は大体江戸時代末に意匠として完成している場合が多く、当時のお茶人様や通人様の「お好み」が反映されているのだと思いま

もっとみる
丹羽阿樹子『遠矢』

丹羽阿樹子『遠矢』



丹羽阿樹子さん作品についての個人的考察
 日本画家「丹羽阿樹子」さんは、上村松園さんのお弟子さんで、京都でご活躍された日本画家です。のちに西山翠嶂さんの画塾・青甲社に入塾されています。
 他の作品は「着物の女性が望遠鏡を覗いている」「着物の女性がゴルフをしている」といった、徐々に欧米化されていくような日本の女性を描いたものが多いです。
 一世代上の上村松園さんは著書で「女が画家いなる」というこ

もっとみる
京都市京セラ美術館ENFUSE×金谷正廣

京都市京セラ美術館ENFUSE×金谷正廣

京都市美術館→京都市京セラ美術館 2020年5月26日、予定より2ヶ月遅れで京都市京セラ美術館がリニューアルオープンしました。

 古い建物を残した再建築や、エントランスを地下に持ってくるなど大幅な改装、最新のガラスを使った展示ケースの設置などが行われましたが、リニューアルに伴いミュージアムショップとカフェが併設されました。

 このカフェ『ENFUSE』さんにご企画いただきまして、コレクションル

もっとみる
お菓子をオーダーしてみる

お菓子をオーダーしてみる

 生菓子のオーダーってどのようなものなの?とお問い合わせいただきましたので、こっそり公開いたします。

  例えば「藤」をテーマにオーダーいただきました場合は、このように数種類試作をさせていただき、方向性を決めてから細部を決定する事が多いです。
 どのような場面でお菓子をお使いになられるかによって、どんなお菓子が相応しいか変わってくると思いますが、なるべく良いものを作ろうと心がけております。
 完

もっとみる