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「自信がある」ように見せる

人に大切なのは、自信を持つことだ。

チャールズ・チャップリン

自信は成功の第一の秘訣である。

エマーソン


日ごろ面接や職場見学(派遣の顔合わせ面談)に同行する中で、しみじみ思うことがあります。

それは、「印象で決まる」ということです。

スキル・経験は申し分ないのに
「印象」でお見送りになることがある。

逆に、募集条件を満たしていないのに
「印象」で決まることもある。

面接対策をして
うまく話すことよりも

相手に与える「印象」こそ
何よりも重要だと感じます。

「印象」という曖昧なもので
結果が左右されてしまうんです。

わずかな時間で何がわかるというのか
と、やり切れない気持ちになります。




お見送りの理由


「申し訳ありませんが
 今回はお見送りとさせていただきます」

営業・キャリアコンサルタントとして
何度も悔しい気持ちを味わってきました。

スキルや経験が不足
コミュニケーション力に懸念など
理由が明らかな場合もありますが

先方の目線確認と本人のため
事後に必ず担当者へお見送りの理由を
聞くようにしています。

そうすると
こんな答えが返ってくることがあるんです。

「頼りない印象を受けました」

「○○の話をした時に
 不安そうにされていたので」

がびーん、そ、そんな…

印象で決めないで…
そんなことないのに…


不安をアピールしてる!?


事務職でよくあるのがPCスキル
とりわけExcel操作に関するやり取りです。

「PC操作はどうですか?」

「Excelはどうですか?」

よく聞かれる質問なんですが
こんな風に答えがち。

「難しいことはできないんですけど」

「一から関数組んだり
 マクロとかはできないんですけど」

「自信があるわけじゃないですけど」

横で聞いている私は、心の中で
わざわざ自分から“できないアピール”しなくても
と思ったものです。

謙虚というか、控えめというか
自身を過小表現される人が少なくないんです。

事前に実務経験などを確認して
本当に自信がない人には

「基本的な操作であれば
 問題なく対応できるかと思います」


と答えるようアドバイスしています(笑)

基本操作ぐらいなら
働くことが決まってから
勉強すればいいんです。

実際、勤務開始前に当社の研修を受けて
勉強してもらうこともあります。


自信があるように見せるコツ


「自信」は人を惹きつけ
 頼もしく感じさせます。

第一印象は5秒で決まる
なんて言われますが

同様に
自信があるかどうかも
見た目や印象で判断されてしまいます。

面接では
多くの人が緊張状態になるので

自分に自信があるように見せるのは
難しいかもしれません。

本当の自信を身につけようと思ったら
時間がかかるものですが
自信があるように見せる」方法はあります。

では、どんなことを意識すればよいでしょうか。


・姿勢


自信があるように見せるには
まず姿勢が重要です。

ホテルマンのような
まっすぐな姿勢をとりましょう。

天井からつむじを吊るされているような
ピンとした姿勢です。

肩の力を抜いて背すじを伸ばし
軽く顎を引いただけでとても姿勢が良くなり
見た目の印象が大きく変わります。

そして胸を張ります。

椅子に座るときは
背筋をピンと伸ばして座りましょう。

猫背になったり、うつむいたりすると
疲れている人、やる気が無い人
自信がない人に見えてしまうので
気をつけましょう。

・視線


まずは相手の目をまっすぐ見て話すこと。

そして、自分か相手が話している間は
そのままアイコンタクトを保つことも大切です。
(常に目を合わせている必要はありません)

ふしめがちになる、おどおどする
目線が安定せず、挙動不審ぎみになる

それでは、やはり見ているほうも
「大丈夫かな」と思うものです。

特に自己紹介や職歴を説明するときに
机上の応募書類をじっと見ながら
話す人がいます。

自信のない人は
話している相手から目をそらしがちなので

人の目を見るということを
常に意識するのがコツです。

複数の相手と話すときは
ひとりひとりと順番に
アイコンタクトを取るようにしましょう。

もし緊張して、目を合わせるのが難しいなら
鼻を見るのがいいと思います。

ネクタイの結び目を見るのもいいですね。
相手が女性だったらその位置はダメですよ(笑)

オンライン面接の場合はカメラを見ましょう。

余談ですが
「目のタテの動きは考えている証拠
 ヨコの動きはウソの証拠」
と言われています。


・声(声量)


声の大きさ
自信をはかるバロメーターでもあります。

自信がないとき
どうしても声が小さくなるのが人間の心理です。

やはり大きな通る声がいいですね。

声が小さい方には
「1.5倍~2倍の大きさの声で話しましょう」
とアドバイスすることもあります。

しっかりと声を張ることを心がけましょう。

・表情


まだマスク姿でも違和感はありませんが
顔の表情も大事です。

表情を見るために
面接中にお茶やコーヒーを出して
飲むように促してくる企業もあるんですよ。

緊張すると無意識に顔がこわばりがちです。

部屋に入るときは
口角をあげて感じ良く
親しみやすい表情をするように
スイッチを入れたいところです。

そして、
話すときはやはり
笑顔を意識しましょう。

笑顔というと難しく感じるかもしれませんが
口角を上げるだけで
表情は一気に明るくなります。

結果、相手に「明るい人だ」
という印象を与えやすくなります。

話をしている最中よりも
相手の話を聞いているとき
特に意識するようにしてください。

・話し方


「え~っと」「あの~」
がクセになっている人をよく見かけます。

こういう人は気弱そうに見えるので要注意です。

堂々と自信を感じさせる人は
無意味なつなぎ文句を使いません。

そして、
ハキハキと明るく
話しましょう。

ハキハキ話すことにより
自信があるように見えます。

・聞き方


これは、相槌が大事ですね。

適度にうなずいたり
反応を表情に出したりすること
を意識しましょう。

特に、
オンライン面接の場合は画面越しのため

対面よりも少し大袈裟にリアクションする
と良いです。


目指したい「印象」


「感じのいい人だな」

「さわやかで、親しみやすいな」

「堂々としてて、頼もしいな」

「しっかりしてて、責任感が強そうだな」

こういった良い印象を与えたいですよね。

相手からどう見られるか

それはすなわち
自分をどう見せるか」
ということです。

俳優になったつもりで

「笑顔で、明るい声のトーンで
 ハキハキと話す」

これ、めっちゃ重要です。



最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

はたらく方たちに少しでも
ヒントや元気をお届けできるよう
投稿していきますので
応援よろしくお願いいたします m(_ _)m

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