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日記

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2024年3月の記事一覧

20240325 今日読んだ文章

20240325 今日読んだ文章

大谷大学名誉教授の加来先生の文章に出会ったが、あまりにも大切な内容である。忘れないようにメモしておきたい。

加来先生の言葉を聞いて思うこと。私たちは、生きるということを受け止めなおす必要があるのではないだろうか?近年、優生思想ということがあらためて問題になってきている。しかし、それは、他人事として存在しているのではなくて、私たちが実は優生思想そのものを内面化し、むしろ優生思想を肯定しているのでは

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Podcast「となりの雑談」イベント感想

Podcast「となりの雑談」イベント感想

昨日、書店B&Bの配信イベント「桜林直子×ジェーン・スー 「TBS Podcast『となりの雑談』 トークイベント」に参加した。
TBSポッドキャストの番組「となりの雑談」は、桜林さんとスーさんの話が面白くて大好きでいつも聞いている。自分を観察するということにつながる内容なのである。今回、初の同番組のイベント、しかもワーク付きということで気になって参加した。本当に面白かった。

気になった言葉をメ

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名言 20240325

「教育にしろ宗教の仕事にしろ、殆ど絶望的なのである。
しかし、絶望的だからとあきらめられるものなら、やらない方がいい。
その絶望するしかないにもかかわらず、本当に立ち上がっていくことができる、絶望であってもやろうと、こういうのが宗教心だ。
世間心は計算して出来ることならやる。出来ないとなったらやらない。
こういうのが世間心、功利心。
しかし求道心は出来るとか出来ないとかは問題ではない。
出来ないか

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信巻と化身土巻の関係 親鸞を学ぶ メモ

信巻と化身土巻の関係 親鸞を学ぶ メモ

真宗における教育ということについて、本多弘之先生が大切なことを言っていたのでメモしておきたい。
noteは、今や忘備録のために使っていて、自分以外の方に読まれることをほとんど意識していないので、非常に読みにくいと思います。

第5回「現代と親鸞」公開シンポジウム メモ

宗教と言っても家族と言っても非常に広い
世界にある思想のほんの一部でしかない
親鸞を学ぶんではない
親鸞を通して人間としてどうし

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日記2024.3.18

不思議なもので、「本を読もう」と気を入れて読むときよりも、立ち読みしたりする時が一番読めるし、内容が入ってくる。
立ち読みして本当に面白いと思って、買って帰るととたんに読めなくなることがある。
今日など、パスタをゆでている待ち時間が4分ほどあったので、エッセイを読んでいたら、面白く読める。

スキマ時間やあんまり時間がないときに程集中してよめるのはどういうことなのだろうか。

教化と管理の道具ではない言葉

教化と管理の道具ではない言葉

アルテリ17号の藤原さんの文章が心に残ったのでメモしておきたい。

素晴らしい文章だと思った。石牟礼道子さんと過ごした時間は藤原さんにとって、学びとか教訓をえるというものとは全く違う質の時間だったという。
自分自身、教育者となって、若い人と話すことは何か教訓めいたことを言わなければとか、だれかと話すときも何かを学ばなきゃと思って対面することが多くなっていた。しかし、藤原さんがいうように、それは教化

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「宗教心」「不安に立つ」安田氏の言葉に学ぶ

「宗教心」「不安に立つ」安田氏の言葉に学ぶ

昨日、出会った文章がとても大切なことを言っていたので、ここにメモをしておきたい。本多弘之先生の『微笑の素懐』に出てきた言葉である。安田理深先生のことについて、本多先生が以下のように語っていた。非常に心に響いた。

この中にある、「教育にしろ宗教の仕事にしろ、殆ど絶望的なのである。しかし、絶望的だからとあきらめられるものなら、やらない方がいい。その絶望するしかないにもかかわらず、本当に立ち上がってい

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一切の有情はみな兄弟なり

一切の有情はみな兄弟なり

池田真氏の「還相廻向の問題」という論考を読んでいて、大事だと思った文章をメモしておきたい。

非常に厳粛な話であると思った。私たちの実際の救済は、他の人々も皆が兄弟だと言えた時、見出す力を戴いた時ではないかと池田氏は提起しているように思う。還相廻向を未来的にとらえて、そこに於て利他が実現されるという見方は一種の神話的表現ではないか、ということもとても大事な指摘である。それは、決して私達自身が確認す

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2024.3.10 読んだもの2

『月刊同朋』2024年3月号を読んでいたら、無駄づくりクリエーターの藤原麻里菜さんという方が出ておられた。無駄づくりの発明をして、Youtubeなどにアップしているクリエーターだ。
藤原さんの言葉でとても勉強になったことがあったのでメモしておきたい。

この視点にはハッとさせられた。何故便利な道具を使って水を汲まないのかと言われた老人は、それでは機心が生じてしまうと。機心とはたくらむ心だそうだ。

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2024.3.10 読んだもの

2024.3.10 読んだもの

色々な本や冊子を読むのだが、悉く忘れてしまうので、読んで心に残ったものをこれから少しでもこのノートにメモして残していきたいと思う。

☞親鸞の使う闇とは、真っ暗で何も見えないということではなくて、私は正しいと、自分を問うことなく平然と日常生活を送っていることではないか?という問題提起にハッとする。そして、闇を明らかにするのが真宗の教えであり、知識を積み重ねるために教えを聞くのではないという指摘にも

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日記 2024.3.9 浄土

日記 2024.3.9 浄土

ある勉強会に行ったら、昔から名前だけ知っている先生がいて挨拶をした。何を研究しているのですか?と聞かれたので、
浄土とは何かということを研究しています。
化身土と真仏土がどのように関係しているのかを知りたいです。
といったら、その先生から、
浄土とは何ですか?と聞かれた。
答えられなくて、あ、自分は何も考えていないし
何も勉強していないんだなと絶句してしまった
何とか誤魔化して適当なことを言った

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日記2024.3.6 AI、良い言葉に気をつけたい

日記2024.3.6 AI、良い言葉に気をつけたい

今朝ふと思ったこと。
Windowsを使っていると、パソコンを開いた時に、きれいな自然の写真が現れる。
昔から、これはWindowsの良いところだなと思っていた。
今朝は、田んぼの写真が現れた。
しかし、その時自分の脳裏に浮かんだのは、
「これはAIが作った写真ではないか?」
「これは本物なのか?」
というものだった。
これは本当の写真なのだろうか…ということが、一番最初に自分の頭に浮かぶものにな

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三木清の「親鸞」を読んで⑴

三木清の「親鸞」を読んで⑴

「宗教」とは何か、また「宗教とどのように向き合うか」ということについて、思想家の三木清が(1897-1945)が親鸞に関する論考の中でかなり述べていることを知る。三木の宗教論を再検討することは、今日重要なことだと気づかされる。そこで子安宣邦『三木清遺稿「親鸞」死と伝統について』を呼んだ中から、気になった言葉をここにメモしておきたい。

三木の問題意識は非常に興味深い。三木は親鸞の仏教が人間味がある

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