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広島ひとり旅~一日目・旅の始まり~

6月23日~25日の二泊三日、広島旅行をしてきた。
前回の北海道旅行同様、推し声優のイベントを追うためのひとり旅である。
イベントだけなら一泊、なんなら日帰りでもいいのだが、せっかく遠出するなら観光もしたいと思い、この予定を組んだ。

少し期間は空いてしまったが、たくさん撮った写真を振り返るという形で、旅行記を書いてみようと思う。



広島へは、東京駅から新幹線に乗った。
飛行機という手もあったのだが、前回の北海道旅行で飛行機に乗り遅れるという信じがたいミスを犯したので(なんとか後の便に乗せてもらえたが)、飛行機が怖くなり、比較的慣れている新幹線を選んだ。
慣れているとはいっても、一人で新幹線に乗るのは初めてで、それはそれで緊張した。

寝坊は怖いが、できれば早めに着いて広島駅近くの観光もしたい。
ということで、午前11時過ぎの新幹線にした。
つまり、駅弁を食べるチャンスである。

突然の飯テロ

「東京駅 駅弁」で検索したら上位に出てきた、「海苔弁 山登り」というお店ののり弁である。
私はのり弁というものを食べたことがなく、とても憧れていたので、この機会にぜひ食べてみたいと思った。鶏肉入りの「山」と焼き鮭入りの「海」があるが、鶏肉の好きな私は「山」一択。
でも、いざお店に行ったら、野菜のおかずをメインにした「畑」というのも並んでいた。悩んだが、やっぱり「山」を選んだ。

大正解だった。海苔はしっとりしているが歯切れがよく、濃すぎない味つけでいくらでも食べられる。鶏肉は香ばしく焼かれているし、味玉ももちろん美味しいのだが、驚いたことに、何気なく添えられた副菜がどれもとても美味しいのだ。塩気の効いた青菜のおひたしも、酸味のあるきのこの和え物も、さっぱりした大根のお漬物も。

次はぜひ「畑」を食べてみよう、と心に決めたのだった。

つい撮りたくなる看板

新幹線4時間なんて長いなぁと思っていたのだが、お弁当を食べたりなんだりしていたらあっという間だった。なにをしていたかあんまり覚えていない。
降りたとき、暑くてびっくりした。東京も暑かったのだが、広島は輪をかけて湿度も温度も高そうな、むわっとした空気だった。
乗り物を降りて空気の違いを感じると、遠いところに来たなぁと思う。北海道や沖縄ほどではなくても。

予定ではこのあと、広島駅近くの原爆ドームなどを観光するつもりだったのだが、ホテルで3時間ほどダラダラ過ごしてしまった。
移動は疲れるのである。乗り換えは歩くし、新幹線で座っているだけでも体力を使っていた。
じきにお腹がすいたので、夕飯を食べに行くことにした。

再びの飯テロ

安いビジネスホテルに素泊まりしたので、ご飯は三食自分で用意しなければいけない。
この日の夕飯は、とりあえずお好み焼き。広島駅ナカでお好み焼き屋さんが並んでいる中から、カウンターの目の前で焼いてくれるのがいいなと思い、「麗ちゃん」というお店を選んだ。

しかし、せっかくカウンター目当てで選んだのに、気づいたらテーブル席に通されてしまった。まあ、暑くなかったのでよしとする。

焼きたてあつあつのお好み焼きは美味しかったが、麺をハーフにしても一人で一枚はさすがに多かった。食べきったけれど。
あと、母譲りの大阪のお好み焼きで育った身には、薄い生地のお好み焼きはやっぱりなんだか馴染まないのだった。もちろん、美味しかったのだけれど。

かわいい路面電車

夕飯を食べたその足で、私は路面電車に乗っていた。くたびれたけど、このまま旅行初日が終わるのは悔しかったので、温泉に向かったのだ。

路面電車がこんなに当たり前に走っているところは初めて見た。東京にも都電荒川線があるにはあるが、やっぱりちょっと異質な感じだし。
こんなにレトロな見た目なのに、Suicaで乗れることにびっくりした。路線バスのような感覚なのかな、と感じた。

向かったのは「ほの湯」という、スーパー銭湯のようなところ。

そりゃ写真撮るよ

入り口に突然のもみじ饅頭。しかも結構高い。買いませんでした(買えよ)。
広島ではこれが当たり前なのかなと思ったけど、「ほの湯×紅葉堂」って書いてあるし、他の場所では見なかったし、もしかしてここにしかないのかも。買ってみればよかった。

温泉は気持ちよかったけど、露天風呂にテレビが二台もあるのがいただけなかった。私はテレビが苦手である。特に露天風呂は、自然の音を聞きながらぼーっと入るのが醍醐味だと思っているので、早々に退散した。

瓶牛乳って温泉では生き残ってますね

風呂上がりのコーヒー牛乳が大好きなので、うきうきして買った。
畳の小上がりがあり、ぐびぐびと飲みながら少しぼんやりした。

ただ、「ほの湯」は車で来るべき場所らしく、最寄りの停留所からは10分以上歩くのだった。知らない土地での徒歩10分はかなり遠く感じる。しかも街灯が少なく暗い道で、行きのときから帰り道が心配だったので、あまり長居せずさっさと帰った。

あとはホテルに帰って寝ました、と言いたいところだが、その日は寝られなかった。
安ホテルにつきものの騒音である。寝入り端に、人が廊下を歩く足音が信じられないほどドンドン響き、すっかり寝つけなくなってしまった。
たしか5時くらいまで起きていて、そのあと9時まで眠ったのだったと思う。ひどかった。安さだけでホテルを選んではいけない。


つらつら書いてみたが、旅行記ってこんな感じでいいのだろうか。
2日目はいよいよ宮島です。写真もたくさん。お楽しみに。

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