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接客研修に持参してもらうアイテムについて

接客スキルアップに関する研修をすると、持ち物でお願いするものがあります。

・自店の商品またはメニュー(パンフレットでも可)

研修内容によっては2~3点ということもあります。

研修のテーマは、アプローチ・ニーズ把握・決定力を高めるなどが多いで、架空の店舗ではなく自分の店舗でできる力をつけてもらうためにもお願いしています。

ご持参される商品の傾向は、

①売りたい!おすすめの商品
②さっと手に取れる場所にあった商品(上司からの指定も)
③売りたい!けれど、売れない商品

「持参してほしい商品の意図」までは伝えきれないので、こういった3つほどの傾向があります。
慣れていない方などは、フォローが必要だったな。と思うこともありますが、案外この異なる持参する意向も面白い。and参加者同士の発見・気づきにもなるのです。

基本的には自身が販売している商品は好きでいてほしい。どうしても純粋に好き!好み!!とは言えなくても、自分に暗示をかけるくらいのつもりで、自店の商品には愛を持って接して欲しいと考えています。
かつて、私は洋服の販売経験がありますが、どんなときなら自分は着用するか、どんな気分なら、どんな体型だったら・・・と、たらればのオンパレードだったと記憶しています。

今週担当した研修は「決定力を高める」という高度なものです。1時間30分ということで、受講者の方には事前に必要なエッセンスをお伝えし、具体例を出しながらイメージを膨らませてもらうように工夫をしました。

研修後半では、実際にどうしたら持参商品の決定に結びつけることができるのか・・・ということで課題を持った

売りたい!けれど、購入に至らない難しい商品

を持参された方からの質問がありました。

理由は、良いものだとは理解しているが、使える期間が短いにも関わらず、相場よりもかなり高級なので、自分がお客さまなら買わない。

たしかに、私自身も考え無しには購入できない商品ですが、その使用シーンをイメージすると金額に替えられない魅力も感じる商品です。

・ジブンの価値(特に金銭感覚)は、接客に持ち込みすぎない
・商品価値を存分に活かすのは、購入後のお客さまご自身であり、代えがたい一瞬のためにも投資する方は、様々なシチュエーションでいらっしゃる。ことを思い出すこと。自分自身が金額の高い・低いを忘れて購入することやサービスを受けることはない?それが、購入する方の価値観。

・・・私は、お鮨とお菓子です。最近は行けていないけれど、旅行中などはあらゆるシーンで財布のひもが緩む。


「売れない!」と悩んでいる販売スタッフの皆さんは、誠実で正直な方々なのですよね。自分だったら・・・と常にお客さまの目線に戻って、考えるから不要なものは勧められないし、高すぎると思うと躊躇してしまう。

ただ、それは「ジブン」なのですよね。
本来の「お客さま視点」というのは、自分の目線をいったん消し去ることも必要なので、その「ジブン」と「お客さま視点」を適宜入れ替える。そんな上手なスイッチの入れ替えも訓練の1つとして、今後取り入れて参ります。

楽しいお買い物
買って良かった!を創出できる接客サービスのスペシャリストになりたい方
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