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Why Ubie? サービスへの原体験の重要性 #UbieCorporateアドベントカレンダー

Ubie Corporateで労務を担当している山岸です。

2度目の #UbieCorporateアドベントカレンダー 登場となる今回は、「Why Ubie? サービスへの原体験の重要性」と題して、「なぜUbieで働いているのか?」に関する話をしようと思います。

▼前半の記事はこちら▼

この記事は #UbieCorporateアドベントカレンダー 21日目(12/21)にエントリーしています。

なぜサービスへの共感・原体験が重要なのか


入社日に出した転職エントリーでは、Ubieに転職するまでの心境の変化を中心に書いたのですが、「Why Ubie?」に関する具体的なストーリーには触れていませんでした。

もちろん前回述べた、「優秀なメンバーと働くことができる」「前例があまりない面白い文化・組織に内部から関われる」「IPOに必要な労務業務に携われる」といった実務・実利的な理由もあります。

しかし、それらの理由だけで転職を決意することはなかったでしょう。

ここ数年、転職をする際には必ず「サービスへの強い共感・原体験」が自分の中に見出せるかを軸として置くようにしており、Ubieが社会に提供する価値への共感・原体験が最後の決め手となったと感じています。

コーポレートだからこそ、Why Ubie?を大事にしたい


コーポレートは業務の性質上、ユーザーとの接点よりも社内メンバーとの接点の方が多いため、どうしてもベクトルが社内に向きがちです。

勿論、コーポレートとして社内の様々な課題に向き合い、他のメンバーが自分の仕事に集中できるような体制を作ることにも価値はあります。

しかしそれは会社のミッション・ビジョン達成に向け、業務最適化を行うことでアウトカム・アウトプットを最大化するための手段のひとつであり、その先の目的である社会への貢献に興味を持てなければ、それは意味がないことです。

したがってコーポレートこそ、自身の対社内への価値提供の先(外)に何があるのか?を大事にすることは非常に重要だと個人的には考えています。

Ubieが提供するサービスへの原体験


UbieではToB・ToC双方にサービス展開していますが、誰もが一番身近に感じられるサービスに症状検索エンジン「ユビー」があります。

いくつかの質問に回答していくだけで、関連する病名を表示してくれたり、適切な診療科・近隣の医療機関などを表示してくれるのですが、もし「ユビー」がもっと前から存在していたら、、、と感じた体験がありました。

2015年春、網膜剥離は突然に

2015年4月中旬のことでした。

以前から目(視界)に小さな虫が動いているように見える飛蚊症のような症状が現れていました。

しかし、当時偶然見たサイトには、病気がなくても見えることがあり、若い内は特に問題がないケースも多いという記事が掲載されており、「自分はきっと大丈夫だろう」という思い込みと、当時は病院に行くのが嫌いだったこともあって、そのまましばらく放置していました。

それから暫く経ったある日、仕事中に突然、まばたきをする度に視界に雷のような閃光が見えるようになり、流石にこれは何か異常が起きているのでは?と思い、中抜けをして職場近くの眼科クリニックに行きました。

そして診察を受けたところ、「網膜剥離の可能性が非常に高いので、すぐにでも大病院で検査をした方が良い。東京医科大学病院には事情を伝えてすぐに検査を受けられるように連絡をしておくから、この紹介状を持って今すぐに検査に行きなさい。」と先生に言われ、不安心を抱きながら会社を早退して病院に向かいました。

対応を間違えれば失明に

精密検査の結果、網膜剥離の初期症状から既に1年近くが経過している跡があり、あと少しで手遅れ(=失明)となっていたかもしれないと言われ、当時20代後半で非常にショックを受けたことを今でも覚えています。

既に症状が進行していたため、角膜を切り開かずに治療ができる、負担が少ないレーザー治療では治せないということで、凍傷を興すことで網膜をくっつける冷凍凝固手術と、眼球の周りにシリコンスポンジを巻き付けるバックリング手術を受けることになりました。

偶然にも最初に行ったクリニックの院長が経験豊富な方で、かつ東京ですぐ近くに手術可能な病院があったという幸運にも恵まれ、すぐに手術を受けて完治することができました。

これがもし近くに眼科がないような地域に住んでいたり、そのまま問題ないだろうと放置していたら、今ごろ失明していたかもしれません。

もし病院嫌いの山岸がUbieのユビーを使ったら

そのような体験から、Ubie入社前に面接を受けるにあたり、飛蚊症を感じ始めた当時の症状を元に「ユビー」で質問を回答したらどうなるのだろう?と調べたところ、網膜剥離との関連性がトップに表示されました。

もし当時「ユビー」が存在して、網膜剥離の可能性があると分かっていたら、すぐに病院で検査を受けることで症状が進行する前にレーザー治療で治すことができ、同じ網膜剥離であったとしても、治療の選択肢を広げられたかもしれません。

もしくは仮に眼科がないような地域に住んでいたとしても、片道数時間掛けてでも眼科に行かなくてはという危機感を覚えたでしょう。

だからこそ、色々な人に気軽に「ユビー」を使って欲しいと願っていますし、入社後も自分自身、時々利用しています。

ヒトを動かす一番の動機はヒト


もうひとつ、Ubieの事業に対する共感・原体験として、Ubie Pharma Innovationの製薬事業に対する期待があります。

過去の自分の考え方や生き方を振り返った際に、大きな転換点として祖父の死や高校のクラスメイトの死などがありました。

その時の話は上記noteで少し触れているのですが、人生の儚さや、やりたいことをやりたい時にやっておかないと後悔するのではという恐怖から、運命を感じたら、とりあえず後先考えずに挑戦してみようという思いに至り、海外に行ったり、ジョブホッピングしている今の自分が形成されました。

プロフェッショナルな仕事とは?を教えてくれた恩師の病

小さな頃からずっと見ていた、NHK教育テレビの「ニャンちゅう」の声優を務める津久井教生さん。

津久井さんとは昔の職場で5年近くお仕事で大変お世話になり、声優学校の先生を勤めていらっしゃることもあり、いつも「津久井先生」と呼んでいます。

まさしく自分にとって「先生」のような存在で、当時20代中盤で若かった自分にとっては、プロフェッショナルな仕事とは?を間近で感じることができ、とても刺激を受けました。

技術を突き詰めるという面で学ぶことが多かったのは勿論のこと、仕事に対する姿勢や、次の世代に自分の知識を伝えて育て、業界を盛り上げようという想い、相手に伝えることの大事さなど、全ての職業に通じるマインドを教えてもらったような気がしています。

そんな津久井先生ですが、2019年3月に普通の坂道で急に転んでしまったことから身体に異変を覚え、いくつかの病院で検査をした後、2019年9月に筋萎縮性側索硬化症(ALS)と判明しました。

ALSは現状、根治する治療方法が見つかっていない指定難病ですが、津久井先生は今でも治療薬が見つかることに望みを託して、進行する症状にもポジティブに向き合い続けて、色々な場でALSを知ってもらうために情報発信をしています。

その一方で、自分の無力さを感じることも多く、少しでも津久井先生の現状を知ってもらいたいと記事のシェアなどは行うものの、それ以上何もできない自分の限界を感じていました。

しかし、Ubieの面接を受けた際にUbie Pharma Innovationの製薬事業の話を聞き、全国各地に点在している、難病に苦しみながらも適切な診断・治療に辿り着いていない人を救うことができるかもしれない点に非常に可能性を感じました。

治療方法がまだ見つかっていないALSに対してはまだ力になれない部分もあるものの、将来的にALSの治療薬が発明された際に、それを必要とする人に適切なタイミングで送り届けることができる可能性が上がります。

その時が来たら、初めて自分は津久井先生に対して恩返しができるのではという想いも、Ubie入社の後押しとなりました。

最後に


人によって仕事を選ぶ軸は様々であり、そこに正解や不正解はないと思います。

しかし自分の場合、仮に周りからは偽善的や自己満足と思われたとしても、限りある人生の中で、少しでも社会や誰かのために自分の価値を発揮できるのであれば、常に挑戦し続けたいと思っています。

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