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[人生のヒント] 管理業務だけをやっていて起こる事

こんにちは、しんごです。

日常の中で、何かの役に立つかもしれないと思った、自分なりのヒントを毎日短い文章で書いています。


管理業務

企業などの組織で仕事をしていると、現場とは関係なく、中央で管理業務だけをやっている人というのがでてくることがあります。

こうした人たちは、それぞれの業務範囲で責任を持っており、現場からの情報をもとに判断をくだしたり、上の組織へ報告業務を行います。

組織が大きくなれば、こうした人たちも増えていき、官僚的な人や組織が増えてくることになります。

こうした管理業務をするということは、立場的に上であったり、役職や肩書が立派になったりするので、良いことのようにも思います。

しかし、管理業務だけをやっていると、部下に仕事を指示するだけで、自分でほとんど手を動かさず、報告や分析、指示だけを行う人がでてきます。

こうした状態になると、様々な良くないことが起こる可能性があると思っています。

管理業務だけをやっていて起こる事

「自分で手を動かさない」状態が続くと、なんでもかんでも人にやらせて、自分ではそれを出力したりするだけになっていきます。

自ら手は動かしませんが、上がってきたデータから状況を分析したり、判断して指示したりはするので、管理者的仕事だけは行います。

こうした仕事だけをしていると、以下のようなことが起こってきます。

判断のズレ

現場をあまり知らず、誰かがつくったデータで状況を判断しているため、だんだん現実の状況から離れた間違った判断をするようになります。間違った判断で指示を出すため、現場が混乱したり、望まぬ結果が増えて、組織自体が傾いていきます。

頼られなくなる

何かを頼んだとしても、自分の手を動かさずに人にやらせたもので対応するので、ものすごくぼんやりした、気持ちのこもっていないアウトプットがでてくるようになります。こうなると、誰かに何かをお願いされたりすることが減り、余計に現場から離れていきます。

発言を重要視されなくなる

現実の状況から離れたピントのズレた行動が多くなるので、何かを発言したとしても、説得力が薄くなり、発言を聞いてはくれるものの、重要視されなくなっていきます。発言が重要視されなくなれば、求心力がなくなり、人が離れていくので組織は崩壊していきます。

切られるリスクが増える

判断がズレている上に、発言も聞いてもらえず、頼られなくなるので、組織から切られる可能性が上がります。

自らも手を動かす

管理業務は責任が伴い、しかも大変なので、管理業務だけに集中したいと思う気持ちはとても分かります。

「こんなに大変なんだから手を動かす仕事なんてしていられない」と思ってしまい、どんどん人に任せてしまうというのもあるでしょう。

しかし、管理業務だけに集中すると、上記のようなリスクがだんだんと増えていくのは事実です。

何事もバランスが大事ですが、自ら手を動かすことで、正しい判断ができるようになり、指示も現実に沿うものになって、現場がうまくまわるようになれば、切られるリスクは減るように思います。

これからも、もし、自分がそのような立場になったら、管理業務も大変ですが、時間を作って自ら手を動かす努力を続けていきたいと思います。

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