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インプロゲームをやってみて/仲良くなるなるためのインプロ

ここ最近、友人ファシリテートのインプロ(即興演劇)のワークショップに参加している。インプロをやってみることになったきっかけは、身体性の観点からコミュニケーションを見直すために試験的にやってみたからであった。
結果、これがかなり楽しく、自分のコミュニケーションを考えさせられる機会となっている。

インプロには300種類くらいのミニゲームがあるらしいのだが、ワークショップではその中から扱いたいテーマに添ったゲームを選んで、皆で取り組んでいる。友人の会では当初「自己開示」をテーマにはじめてみたのだが、最近では「感情」をテーマにした内容になってきている。

具体的にどの様な内容をやるかというと、他人の感情をあてたり、感情を人から流し込んでもらったり流し込んだりする。感情の発露が苦手な人もゲームという枠組みがあることで思い切ってやってみる事が出来るし、他者の力を借りることで感情の輪に入っていきやすかったりもする。参加者は各々その中で、死角に入っている自分の思いもかけなかった面を認識したりしているようだ。

誰にでも日常の振る舞いに「演舞性」といったものがある。「え、私は日常のコミュニケーションで演技なんかしてませんよ!?」という人にでも少なからずある。例えば、動揺を表す、動揺してないように振る舞う、申し訳なさそうに相手の申し出を断る、心底謝った感じを出すなどそのような動きを自覚/無自覚問わず誰でも行っている。ワークショップの中で我々は日常の振る舞いにおける過剰さかもしれないし、足りなさかもしれないし、不自然な感じかもしれないが、そういった「演舞性」を再認識することができる。今現在の自分の状態に気づき、気づいたものを変えていくのか、そのままでいくのかは参加者次第だろう。

ゲームを行うと「感情は人と一緒に居るための資源だな」とつくづく感じる。話を聞く場面で話し手から感情が表現されない時には聞いていて疲れる。そんな場合、私は「その時あなたはどう感じていたんですか?」という質問をしばしばする。そうすることで、内省的になってもらうことができるし、またこちらとしても話を楽しく聞けるからだ。感情豊かに話をしてくれる人は魅力的である。

インプロを通して感情を豊かに耕していったり、感情を表現することに慣れたりということは、魅力的な話し手になるためにかなり効果があることではなかろうか。また、聞き手としても出来事でなく感情に機敏に反応できるようになると思う。

インプロは感情を発露させ交換することで、込み入った話をしなくても穏やかに打ち解け合うことができる。今回の感想は私的なものだが、対話や聞くことに取り組んで人がインプロをやってみると新鮮な視点を得ることが出来るのではなかろうか。また、漠然と「人と仲良くなるのが上手くなりたい」と考えている人にもお勧めである。

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