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少し遠い国の、少し真面目な話

今日は少し遠い国の、少し真面目な話をしたいと思います。(いつも真面目ですが( ´艸`))

弊社商品のメーカーであるLexmin Pty Ltd は、現在カンボジアに、農家向けのトレーニングセンターを作る準備をしています。

これはカンボジアの農林水産省と締結した覚書を前提としており、その背景には、現在オーストラリア政府が推進するASEANプログラムがあります。

このプログラムは、カンボジアも含めた東南アジアの農業分野の人材が 渡豪する機会を作り、そこで技能向上を目指すものです。

オーストラリアでFarm Workers Visaというものが発給されるのですが、発給開始は今年の上旬を見込まれています。

このプログラムの背景には、オーストラリアの農業分野における深刻な人材不足があり、各国の思惑のせめぎ合いが、少なからず存在します。


創業者のRobert氏は、オーストラリアで移民のエージェントとして30年以上の経験をもち、また人材紹介会社の経営者としての経験も豊富な為、

今後、オーストラリアとカンボジア政府の間で最終合意がなされれば、

生活面も含めた的確なサポートが提供できる雇用主の紹介、各種手続き、またカンボジアでの渡航前のトレーニングを主導することになっています。

その為、宿泊所を含めたトレーニングセンター施設の準備、トレーニングプログラムの策定、それらに関わる資金調達などで大忙しです。

現状では、各国の移民労働者政策が、期間が限定された一時的労働力であることから、移民労働者の人権問題等、課題が顕在化しています。

それについては、専門家による 多くの研究や協議がなされているので、それに委ねたいと思いますが、どちらにせよ、こういった制度というのは、「良い」か「悪い」かの2択でないことは明らかです。

個人的には、カンボジアで11年暮らし、農業プロジェクトのメンバーであった経験から踏まえても、

カンボジアが農業の分野で、インターナショナルスタンダードの商品を作る、もしくはそれ以上のものを生み出すには、まだまだ沢山の課題があると考えています。

種、肥料、水、灌漑設備、検査施設、農業資材の質、虫、盗難、洗浄、加工、保存、配送(国内、クロスボーダー)、市場(国内外バイヤー理解、交渉)、経理などの管理部門の統制、、、そしてその全てに横たわる人が抱える、もしくは人に関わる課題、、、数え上げればキリがありません。

そして、それはLEXMIN自身が、日本にいる我々なんかよりも、ずっと強く感じています。


LEXMINは、カンボジアに農場をもつオーストラリア企業として、

このプログラムによる渡航後のリスクを最小限にする為、両国政府にアドバイスをし、

またカンボジアの人が現地で大いに学び、知識とお金の貯蓄ができるよう、

そしてそれが、帰国後の彼らにとって、人生のブレイクスルーのきっかけとなるよう応援したいと考えています。


遠い国で起こっていることで、日本にいる私たちの日々の暮らしには何も関係ないような気がするかもしれません。

でも、このような話題が、全く別のご自身のことでもかまいません、何か今目の前に居ない誰かのことを考える一つのきっかけになれば嬉しいです。

LEXMINの活動については、今後も折々にご紹介できればと思います。

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