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部下の教育は背中で語るより向き合って語ろう!

課長として部下と接する時、背中で語る上司ってカッコいいですね。でも部下の課題を解決するときにはそのプロセスを教えなければいけません。

そして、部下として接する時には上司が問題を解決するプロセスを学ばなければいけません。

なぜなら明確にプロセスを教育しないと部下が上司になったときに部下の問題解決をしてあげられないからですね。

そう思うきっかけになる出来事が先日ありました。

隣の課の課員から相談を受けた

普段は製造業に属する企業の新米課長としての気づきや、経験、考察、組織を変えるための苦悩についてnote投稿をしている『ケツアゴ新米課長』と申します。

先日隣の課の課員さんであるAさんから相談を受けました。

小さな会議室に入り、丁寧なあいさつに始まり申し訳なさそうに相談を始めました。

Aさん:
『お時間頂戴してしまって申し訳ありません。』
『本来ケツアゴさん(僕の名前)に相談すべきではないと承知しているのですが、相談に乗っていただけるでしょうか?』

相談内容は新しい製品を製造・出荷するプロセスの中で関連する部署でどうやって情報共有をするべきか?というものでした。

一部うちの部署に関わる内容も含まれていましたし、何よりシンプルに頼られるのは嫌いではないので相談に乗りました。
(扱いやすい性格です・・)

問題自体は大したことなく、結果としてヒアリングから解決策立案、情報共有に使うエクセルの構成と運用方法を1時間程度でアドバイスすることができました。

一通りの打ち合わせが終わったところでAさんにこんな質問をしてみました。

僕:
『一応念のために聞いてみるけど、Aさんの上司のK課長に相談はしたの?』

このK課長というのは僕の記事によく登場してくれる困った課長さんなのですが、Aさんからは案の定こんな答えが返ってきました。

Aさん:
『だってK課長に相談しても解決してくれたためしないし。。。』
『解決どころか、だいたいの場合自分が引き受けるとか言って仕事を持ち帰るクセに、納期ギリギリで導火線が極限まで短くなったところで部下に返すんですよ』
『当然そんなの炎上しますが、炎上するとK課長は怒るんです』

まぁ頼りにならないのは想定の範囲内だったのですが、まさかそんなに面倒だとは・・・

K課長のひどさはさておき、結局相談しても解決の助けにならない課長は頼りにならないと言われてしまうということです。

上司がこんな風に問題を解決せずに逃げまくっていたら、結局部下は問題を解決するプロセスを学ぶ機会に恵まれなくなってしまいます

そんな部下が将来的に上司になったとき、部下の課題を解決する実力がなくなり、プライドだけが高くなり、問題を引き取ったフリをする悪循環が生まれてしまいます。

こんな会社は成長しませんね?

『問題を解決する』こととは?

こんなことわざわざ僕が書く必要はないのですが、問題を解決するとは、問題を分解して取り除くべき要素を洗い出し、その要素を除去するアクションを立案し、実行することです。

そしてアクションの進捗を管理し、その有効性を検証して、間違っていれば再度アクションを立て直すのがマネジメント。

読んで字のごとくマネージャーの仕事です。

自分の部下が将来マネージャーになったときに同じことができるように教育しなければいけません。

だからこそ、マネージャーは背中で語り、人知れず問題を解決しているタイプもカッコいいのですが、部下のためを思うのであれば問題解決のプロセスをしっかり見せて、教育する必要があるのです。

だからこそ、これを読んでいる非管理職のあなたもマネージャーの問題解決プロセスを学ぶつもりで仕事に接してほしいと思います。

そういった視点を持つだけで、きっと1日8時間の同じ仕事をしてもあなたに残る経験値は数倍になります。

まとめ

今日は、課長は『課長の仕事とは』という姿をしっかり部下に見せて成長させる必要があるという記事を書きました。

問題を解決するための手ほどき、導きがマネージャーの大切な仕事なので、そのプロセスはしっかりと見せなければいけないし、部下はその視点を持って仕事に接するべきですね。


こちらの記事は似たテーマの記事を集めた『大企業のリアル』というマガジンにも登録されています。

大企業イメージと実情のギャップに悩みながら奮闘して改善を目指す姿を投稿していますので、もしよろしければこちらもご覧ください。

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