僕の資格物語

これはある男性が自分の殻を破ろうと資格に挑戦した時の
心の葛藤の物語です。

①僕の資格物語~キッカケ

これまでの人生、ずっと劣等生だった・・・。

幼い頃、両親にいつも叱られていた・・・。
「勉強しなさい!そんなことでは、立派な大人になれんぞ!」

学校に入り先生に叱られた・・・。
「ほんとに、お前はダメな奴だな!こんなことも出来ないのか!」

会社に入り上司に叱られた。
「なんだこの業績は!お前のような奴はこの会社にいる価値はない!」

僕はダメな奴だ・・・。

小さい頃から何をやってもダメ・・・。

ダメだ、ダメだ、ダメだ・・・・・。

みんなが僕をバカにする・・・。

そりゃそうだ、何をやっても叱られてばかり・・・。

ダメだ、ダメだ、ダメだ・・・・・。

そんな僕に好きな人が出来ました・・・。
同じ部署の女の子・・・。

あの時、僕が叱られ下を向いていると、僕の目の前にお茶・・・。
顔を上げると彼女が微笑みながら言ったんだ・・・。

「大丈夫、あなたは大丈夫・・・」

その言葉を聞き、僕の体が暖かくなっていくのが分かった。

②決意

僕は今、資格を取ろうと頑張っている。

これまで自分から勉強をすることなんか無かった・・・。

でも、この資格だけは取りたいと思った。
はじめてだけど、ダメな自分に抵抗しようと思ったんだ。

この資格を取ったら僕はどう変われるだろう?
思い起こしてみると、ずっと自分を嘆いてばかりいた。
だからこれは自分にとってはとても大きな挑戦なんだ。

見ていろよ・・・
必ず違う自分を見せてやる

誰に言うわけでもあなく
僕はこの資格への決意をつぶやいていた。

③やるしかない~時間の確保

くじけそうだ・・・

朝5時に起き会社に行く前の3時間・・・。

お昼の1時間・・・。

帰りの電車の中で立ちながら1時間・・・。

家に帰って寝るまでに1時間半・・・。

もうすぐ本試験だ・・・。

こんなに勉強しても受かる気がしない・・・。

また僕の頭にこんな声が聞えてくる。

「お前はダメな奴だ・・・」

僕の体から力が抜けていく・・・。

やっぱりダメな奴なのかな・・・僕は

僕は涙が流れそうになったので目を閉じ天を仰いだ・・・。

その時、ぼんやりだが、彼女の顔が浮かび上がり、暖かい声でこう囁いた。

「大丈夫、あなたは大丈夫・・・」

僕は涙をぬぐい、机に向かった・・・。

僕はやるよ、ダメじゃないよ・・・。

大丈夫、これからさ!

④時間は未来から流れてくる

ダメな自分は過去の事・・・。

他人が決めたあなたへの価値判断、それも過去のもの。

今、僕が向かっているこの瞬間が僕の人生。

川の流れのように、時間は未来から流れ今現在がある。

そして、現在から過去へ時間が流れ消えていく・

大事なのは、今、何をすべきか。

大丈夫、これからさ!

受かったら、彼女に告白しようかな!

そして、いま、目標が2つになった。

~キッカケは何でもよい。

あなたが、素晴らしいビジョンを描き、そこにあなたの魂込め、

努力を投入し続ければ、叶わないものは無い。

⑤今日の名言

過去ばかり振り向いていたのではダメだ。 
自分がこれまで何をして、 
これまでに誰だったのかを受け止めた上で、
それを捨てればいい  ~スティーブ・ジョブス


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