自分に自信がない人が実行すべき一番重要なこと
自信とは何でしょうね?今回は、自信のない人が知らないうちに陥っている負の連鎖を止める方法についてお話します。
①自信がない人が知らずにやっていること
まず、自信がない人が、四六時中やっている負のパターンについてお話したいと思います。
それは、「ネガティブな自問自答」です。
頭の中で知らないうちにネガティブなことを繰り返し噛みしめているという感じですかね。自信のない人は、この「ネガティブな自問自答」を無意識に行っています。
無意識に行っているので、自分では気づかずに行っています。
今回は、この「ネガティブな自問自答」がいかに、悪影響を及ぼしているかを説明し、最終的には、この無意識の行動を止めて、自信のあるあなたへ変換することを目標とします。
②自信とは何か?
まず「自信」という言葉を調べてみましょう。
何気なく使っていますが言葉の定義は大事ですからね。
自信という意味がこの辞書通りであるならば、「自信を持つこと」は、相当難易度が高く、そもそも無理に近いように思います。
何故なら、自分の能力や価値を信じるには、それなりの過去の蓄積がなければ出来ないからです。
そりゃそうです。人間一生をかけて場数を踏みながら成長するわけだから、過去の蓄積なんて大抵ボロボロなわけです。
たとえあなたが50歳であったとして「自分で自分の能力や価値などを信じること。自分の考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと。」なんて人間がいたら逆に怖いですよ。
そうは言っても、子供の頃、大人たちから「自信を持ちなさい!」と言われ続けて来ました。
子供が「自分で自分の能力や価値などを信じる」なんてこと、そもそも無理ですよね。
たまに勘違いをして、子供ながらに「自分は最高だ」なんてプライドを持ってしまい、とんでもないモンスターが生まれたりします。それはそれで厄介です。
子供に限らず大人でもいますよね・・・。
要は「自信」が「自惚れ」になってはマズいということです。
なのでその辺の違いのニュアンスを確認しながら「自信」について向き合って頂ければと思います。
話を戻して、では、何故、大人たちは子供に、「自信を持ちなさい!」と言うのでしょうか?
もしかしたら、自信という言葉に、何らかの意味があるのかもしれません。
③自信を持つという事
そうは言うものの「自信を持ちなさい!」という言葉は、自信を持ちようも無い子供にさえ、有効な言葉なのは確かです。
つまり「自信がある」ことと「自信を持つ」ことは、意味が違うという事です。
「自信がある」は、文字通り「自分で自分の能力や価値などを信じる」ことが出来ている状態です。
一方で「自信を持つ」は、「自分で自分の能力や価値などを信じる」ようになりなさい、という状態の様です。
このように考えると、自信がなくても、「自信を持つ」ことは出来るという事です。
そりゃそうです、8歳の子供が「自分で自分の能力や価値などを信じる」状態だったら、逆に恐ろしいです。
それこそ、実績のない自信になるので、自惚れということになってしまいます。
それでも、大人達は自分の子供に「自信を持ちなさい」と言うのは、何なのでしょう?
自分子供を捕まえて「自惚れろ!」と言っているのでしょうか?
➃自信という言葉の威力
「原因」と「結果」の法則(ジェームズ・アレン著)という、名著があります。
結果には、必ず原因があるという、本質を書いた本ですが、「自信」ついても同じようなことが言えると思います。
「自信を持つこと」が原因であって、結果が「自信がある」状態です。
例えば、あなたが、難易度の高い資格に挑戦しよう決心します。
ところが、本屋で参考書を買ってきて読み始めると、まるで内容が理解できません。
この状態は、自分の「能力や価値」が定まっていない状態です。
「目指そうと決めたものの、これは想像以上に難しいぞ」と不安一杯になります。
そこで、あなたは「自信を持とう」と気合を入れます。
「わたしは、絶対にこの資格試験に合格してやる!自分の力を信じろ!」と。
ここで言える重要なことは、あなたは「自信をもっていい」という事です。
というか、「自信を持ちなさい」という事です。
この「自信を持つ」という言葉が、重要なエネルギーになって、あなたの行動に結びつき、理想の結果に向かうのです。
子供の頃、大人たちがあなたに向かって「自信を持ちなさい」言ってきたのは、「あなたが未来に結果を出している自分」を信じるようにエネルギーを注入していたという事です。
⑤自信がない人の自問自答
さて、どんな事でもいいのですが、はじめて何かを始めようとする時には、当然にあなたは、不安になります。
その時、不安を吹き飛ばし行動に移すエネルギーとなるものが、「自信を持つ」という事です。未来に、結果を出す自分を信じて前に進もうという事です。
日常においても、様々な事で、新しい行動をしなければならない状況に直面します。
例えば、電話を取る。
メールを初めて送る。
はじめてのお店に入って食事する。
この時に、必ずあなたの頭の中で自問自答が行われているはずです。
「この電話とっても大丈夫かな?」
「メール初めてだ、ちゃんと届くかな?」
「この店はじめてだけど大丈夫かな?」
この時に、「自信のある人」と「自信無い人」の考え方が、まったく正反対になります。
自信のある人~「もしかしたら良い知らせの電話かも」
自信のない人~「もしクレームの電話だったらどうしよう」
思い返してみると分かりますが、どんな場面においてもこのような自問自答が、頭の中で行われているはずです。
ここでの決定的な違いはこうです。
自信のある人~すべてポジティブに応えている
自信のない人~すべてネガティブに応えている
「自信を持つこと」が原因であって、結果が「自信がある」状態です。
逆に「自信を持てない」が原因であって、結果が「自信が無い」状態です。
原因があって結果です。
自分に自信が無い人は、あなたの頭の中で起こっている自問自答の受け答えが、すべてネガティブな方向に行っているのです。
思考は現実化します。
あなたが、ネガティブな思考から、「自信がない」という言葉作り出せば、すべて「自信のない結果」になってしまうという事です。
では、もともと「自信がある」状態の人ってこの世にいるのでしょうか?
⑥根拠のない自信を持つ
もともと人には、実績も経験値もありません。
生きていく中で、自分の実績や経験を積み上げていくわけです。
その結果、「自信のある人」と「自信のない人」が生まれます。
この差は、どう生まれるのか?
・自信のある人~すべてポジティブに応えて、自分に自信を持って行動する。
・自信のない人~すべてネガティブに応えて、自分には自信が無いと行動する。
であるなら、自信のある人の持つ自信には根拠があるのでしょうか?
考えれば当たり前で、未来に対する間違いのない根拠などありません。
しかし、自信のある人は、根拠がなくても、未来に結果を出す自分を信じるのです。
逆に自信のない人は、未来において成功するという根拠がない限り、自信を持つことが出来ないのです。
もうお分かりかと思いますが、「自信のない人」がすべき重要なことはこれです。
・まず、あなたの無意識の思考に気づくこと。そして、その思考に意識をむける。
・ネガティブな思考が浮かんだら、すぐに消去して、ポジティブな思考に変換する
・根拠を求めず、自分には出来るという根拠なき自信を持つ
この中でまず重要なのは、無意識に出てくるネガティブな思考に気づくことです。
あなたの思考は、無意識に形成され、あなたに自問自答してきます。
無意識という事は、意識しなければ気づかないという事です。
だから、あなたの思考に気づかなければなりません。
そして、ネガティブな思考を表に気づいたら、その思考をポジティブに変えていくのです。
これを確実に実行し、習慣化すれば、あなたは「自信に満ち人」になることが出来ます。
そして、自信を持って、前に進んでいけば、必ず自信のある結果に結びつきます。
根拠の自信をどんどん持って、進みましょう。
⑦今日の名言―
「最初にあったのは夢と、そして根拠のない自信だけ。そこからすべてがはじまった」~孫正義
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?