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世界自然遺産までの軌跡


みなさんこんにちは 紅しょうがです!
今回は 奄美世界自然遺産登録への軌跡 という
テーマで話していきます 2021年7月26日奄美大島及び徳之島・沖縄本島北部・西表島は日本で5番目となる世界自然遺産登録を成し遂げました この快挙の裏側にはどんな物語があったのかゆっくり見ていってください


登録への先駆け

 始まりは平成15年 環境省と林野省による「世界自然遺産候補地に関する検討会」において奄美群島を含む琉球諸島が多様で固有性の高い生態系を有している点 絶滅危惧種の生息地となっている点などが評価され世界自然遺産の登録基準を満たす可能性が高い地域に選ばれた 
 そして平成25年 奄美・沖縄設置された世界自然遺産候補地化学委員会において、奄美大島・徳之島・沖縄北部及び西表島が登録候補地として認定された

しかしここからが長い道のりだったのだ…


登録までの苦悩

候補地として認定されて世界自然遺産に認定されるまでに約8年もの月日がかかりました その大きな原因としてIUCN(国際自然保護連合)からあげられてたのが

・登録推薦地が細かく分断されすぎている
・外来生物に対する対策が不十分である  

などでした

近年世界遺産登録に対する規定が厳格化されている中で日本政府の規定の見通しが甘かったのかもしれません この為日本はこれまで24区画もあった候補地を5区画にも統合する処置をし、外来生物に対しても生物多様性に負の影響を与える侵略的外来生物の対象を拡大するなどして対応した 
 他にも様々な課題があり、例を挙げると

  • アマミノクロウサギなどの希少生物の事故予防(いわゆるロードキルなど)

  • 貴重な動植物に対する密猟・盗掘の予防

  • マングースといった外来生物の対象

などが挙げられます
こうやって課題が明らかになったおかげで世界自然遺産登録にむけてより慎重に進んでいくことができたと筆者は思っています


日本5番目の登録地 奄美大島

IUCNの勧告を受け課題を解決していった奄美大島
令和元年からまたIUCNによる推薦地の現地調査が始まりました。その間新型コロナウイルス感染症により一時調査が中断されるなどまたもや延期の危機に立たされましたが令和3年5月 現地調査の結果 世界自然遺産一覧表への記載が妥当 という勧告がされました。そして間もなく令和3年7月ユネスコ世界遺産委員会により登録が決定されました。

長かった道のり 決して楽なものではありません
現在日本には他に世界自然遺産に登録が期待されている場所は無く、この登録が日本最後の世界自然遺産登録 などとも言われるようになっています。 


まとめ

候補地認定から長い時間と多くの苦難をかけてやっと掴んだ日本で5番目の世界自然遺産登録。
奄美大島が誇る希少な動植物と亜熱帯の豊かな自然を未来永劫残して多くの人を魅了していけたらいいですね。
僕はこの島の自然が大好きです。

紅しょうががお送りました

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