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既存メンバーに変化を求めるか、新卒を育てるか。

どこの企業さんでもこのような悩みはあるのではないでしょうか?

会社を活性化させたい、後継者問題をどうするか?

色々な課題がある中で、既存のメンバーに行動変容を求めるのか?

はたまた、新卒など新入社員に対してイチから育て上げるのか?

緊急性や重要性からどちらを選ぶか、管理者のタイプによって判断が分かれるところでもあると思います。

実際はどっちがいいんでしょうか?


■変化を求める3ステップ

他人に行動変容を求める場合、かなりの労力が必要です。

しかし、理解を得て味方につけることができたら、大きな力になることは間違いありません。

変化してもらうための3つのステップをご紹介しましょう。


①質問する

~してください。

~しないでください。

命令に反抗したくなるのが人間というもの。

しかし、質問することで自分自身の考えをまとめる時間が必要になります。

自分の考えは、筋を通さないといけないので、自分で判断してもらうためにも質問することは有効です。


②ギャップを作る

相手に対してではなく、行動変容してもらうべきターゲットを別に設定し、その相手にどうすべきか考えてもらいます。

そうすることで、自分の行動にズレができていると、自ずと自分の行動を変えなければいけなくなるようにします。

例えば、お酒を飲み過ぎている人にお酒を制限してもらいたいのですが、別のターゲットでお菓子を食べ過ぎている人にどうすべきか判断を仰ぎます。

お菓子をいきなり制限するのは厳しいから、段階を経て制限してはどうかとの意見をもらいました。

お酒も同様ですね。健康に影響するのはお菓子もお酒も同じということに気付かせることができれば、多くを語る必要はありません。


③多くを求めない

1から10を目指すのはハードルが高い。

まずは小さく始めることが大切です。

1から2をまず目指してもらうことで、成功体験を積んでもらう。

そのあとに、3や5を目指して最終的に10に到達できれば良いのです。

人は途方もない目標にはやる気が出てきません。

特に行動変容を目指す場合はなおさらです。

小さく始めて大きく変える。焦ってはいけません。


この、①質問する ②ギャップを作る ③多くを求めない これだけでも行動変容を促すことが可能です。



■イチから育てる場合の3ステップ

例えば、新卒だったり中途入社の方にマインドを刷り込んでいく。

変な先入観なく、スポンジのように吸収してくれるでしょう。

しかし、目標や目的、目指すべき姿をしっかりと共有できなければ、戦力になるまで時間がかかってしまうでしょう。


①何のために働くか、自分の部署の役割を伝える

まず、働くとはなんたるかを自身でしっかりと考えてもらうことですね。

新卒だろうが、中途入社であろうと、そこがモヤモヤしたまま働いている人は少なくありません。

ただなんとなく働いている。生活のため。お金のため。

もちろんそうなんですが、自分自身の働く本当の意味、その先にある夢や目標は何なのかを自分で気付く意味は大いにあると考えています。

その中で、会社の中で働く以上、会社の目指す方向性、部署のやるべきこと、自分はどんな貢献ができるのか?

しっかりと見据えて行動できるための軸をもってもらうことが大切です。


②メモを取る習慣を作る

成長が早い人は、自分事でものごとを捉えています。

同じ質問を何度もしないで済むように、都度メモを取る習慣を持っています。

それができていない人を嘆くのではなく、メモを取るように指導しましょう。

同じ質問をすることを叱ってしまうと、質問をしなくなってしまいますので、ここは丁寧にメモを取る習慣を定着させていきましょう。

一番良いのは、5W1H形式で質問を投げかけながらメモを取ってもらうことを意識すると、良い癖付けになります。

逆に、何気ない小さな成功などをメモしておいて、あとで褒めるために使うこともしておくと良い手本になると思います。


③感謝の言葉や素直にヘルプを言える風土にする

社会人の基本、誰と仕事をする上でも大事なこと。

あいさつをする、お礼をする、トラブルのときほど早く報告する。

こういった風土が完成されている会社は業績も好調です。

ただ、無理矢理それをやらせている会社は、見た目はちゃんとしてそうですが、業績がついていっていないです。

本当に業績を見ればバレてしまいます。

自然とその風土が出来上がっているようにもっていきましょう。

そのためにすることは、もちろん率先垂範ですね。



■どんなときにどちらを選ぶのか?

結論から言うと、どんな場合も両方でしょうね。

個人的にも、両方の側面から同時進行すべきと考えています。

多くは、目の前の課題を解決したい、しかし将来的なことも考えておきたい。当然だと思います。

最短最速で結果を出したいというのが本音でしょう。

とはいえ、新人を入れる余裕がない、ベテランさんを納得させるスキルがないなど状況も様々なので、できるところから手をつけるのが良いと思います。

結局、目指すべき姿と目標設定がポイントにはなってくるので、意識しながら進めるべきだと考えています。



みなさんの仲間、チーム、会社にとって良い結果が出ることを願って。

それでは、今日はこのへんで。

チャオ!



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