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島原慶将 キャラがブレてました。


 今年の夏で日本へ帰国して丸二年になります。「鮪のシマハラ」をオープンさせてからも半年以上が経過しました。おっさんではありますが、日本で商いをするのは初めてでした。ゼロからの再挑戦ということもあり、謙虚な気持ちで事業をスタートさせました。

 会社を登記したころのは私はまだ仲間もなく、それこそ野菜ひとつどこから仕入れれば良いのかも分からない状態でした。あるのは挑戦したいという熱い思いと極限まで肥大化した自己顕示欲だけです。そうです。勘違いの激しい「遅れてきたルーキー」でした。

 「分からないことは教えてください。」「出来ないことはすいません。」「助けが欲しいときは助けてください。」毎日、呪文のようにこの言葉を繰り返していました。本当に多くの方に助けてもらいました。

 そしていま、「鮪のシマハラ」は新しい仲間を得て多くの方から応援を頂いています。「マグロで飲食業界を変えていく。」私たちの快進撃は神保町から静かにスタートしています。

 今後も変わらぬ謙虚な気持ちで進んで行きたいです。ただその中で、最近の自分に物足りなさも感じています。なんというか「随分小さくまとまったなぁ。」という感じです。現在の自分は、ありきたりな経営戦略しか持ち合わせていません。なにを聞かれても優等生な答えしか返ってきません。そうです。経営者としてまったく面白くないのです。

 上海時代の私を知る方からよく言われます。「島原さんって、そんなキャラでしたっけ?」

...違うと思います。

 なんかもっと毒がありました。腕が振れていました。絶対他の人が選ばない経営戦略を模索していました。良い社長であるより面白い社長であることを優先していました。

 そろそろキャラ修正していきます。やっぱり面白い社長であるべきです。面白い社長に面白い仲間たち。やってる商いは目標も戦略もメチャクチャ。最高です。

 恰好から本来あるべき姿に戻していきます。最近すっかり身に付けなくなっていた「ゴールド三種の神器」を復活させます。フランクミュラーにクロムハーツのゴールドリングをふたつ。以前のわたしは、これを常に身に付けていました。トレードマークでした。中国で長く商いをした私は、ゴールドが大好きです。シルバーじゃダメなんです。やっぱり金です。金。金にはどんなスマートな経営者も一発で下品なおっさんに変えてしまう魔力があります。

 「金無垢の時計とかゴールドのリングとかって意味あるんですか?」と質問する若者に「だって俺、金持ちだから。」と真顔で答える。

 居るだけで周りを不愉快にさせる。良いとか悪いとかは関係なく、常に大胆で破天荒。自分で設定したらキャラに圧し潰されそうになる。島原の復活はもうすぐです。

みんなへ。ガランテは現場用の時計だぜ。








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