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I love you と言われること

ここに来てから生徒から I love you! と言われることが多くなりました。

うちが小さい自由な校風の私立学校だからかもしれませんが、アメリカの高校生は(留学生も含め)思っていたよりも大人で、子供で、真面目で、可愛い。
そして愛情表現が豊かで、こちらがびっくりすることをします。
握手やハイタッチはもちろん、ハグをしたり、肩に手を回したり、まるで親や友達の様に先生にも愛情表現をします。私は公立高校で教えた経験はないので他所では一体どうなのか見当もつきませんが、州立大学で教えていた時には生徒に触る・一緒に出かける・電話番号を教える、のは厳禁でした。
なので来た当初はちょっとビックリしたのですが、ティーンエイジャーが素直に愛情表現をするのを見て毎回ホンワリします。他の先生がされているのを見ても同じ気持ちです。

生徒たちはまるで Thank you, Ms. Shimafee! と言う様な感覚で I love you, Ms. Shimafee と言います。

普通恋人、伴侶、家族から I love you と言われれば、答えは

I love you, too!
I love you more!
Thank you!

くらいでしょうか。

つい数年ほど前までは、I love you, too と答えるのはおかしいのではないかと思い、Thank you と返していたのですが、ふと考えた時に思ったのです。

I love you と言わなくてもいい、のに言ってくれる。
I love you と言うのはおかしいかな?と思っても言ってくれる
I love you と言いたいから言っている。
Thank youと Love you の気持ちは同時に起こっている。

そして私たちにももっとI love you と言って欲しいのではないのか。

長く関わる生徒も、一年で終わる生徒も、難しい子も、まとわりついてくる子も、時間がかかる子も、そうでない子も、みんな私の生徒は可愛い。

可愛くて仕方ないので、I love you と伝えます。普通に、思い立ったら使うのでありがたみが薄れる、と感じるかと思いますが、I love you と言われるたびにホンワリします。
そして言うたびにホンワリします。

I love youはその言葉以上に、言う人も言われる人も、もっとずっと幸せにする、優しくてあったかいものです。

シマフィー

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