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アメリカ生活:シマリスのだいたい今

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最近のお話をまとめました。シマリス界では最近とはだいたいここ10年以内のことです。
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#音楽

デラックスXデラックス:530キロのかっこよさ

デラックスXデラックスというバンドがいることをたった30分前に知った私だが、日本では有名なのだろうか?(*アメリカ東に在住です) 先日、帰り道に遠回りして海岸通りをゆっくり走っていると生徒2人がうろうろしているのを見つけた。 すぐそばの駐車場に車を停め、ゆっくり近づくと2人で歌を歌っていた。 聞けば、交代で海に関する歌を歌っているらしい。なんとも素朴な遊びでかわいい。 ”先生、日本の海の歌、歌ってよ!”と頼まれ、つい出たのが渡辺真知子さんの ”カモメが翔んだ日” だった。

一日一曲、ラブレター

11月22日は”いい夫婦の日” ということで、ちょっとだけ私たち夫婦の短い歴史を振り返ってみました。私たちは夫がダイビング旅行にフィリピンに来たのをきっかけに知り合い、日本(夫)とフィリピン(私)の遠距離恋愛を2ヶ月ほど続けました。その後、結婚を視野に入れたお付き合いをすることにしたため(そして私の職場がありえんほど悪い学校だったので)、私が帰国するという形で遠距離恋愛は終わったのですが、その間毎日、彼は仕事前の早朝に短いメールを送ってきました。 内容は夫いわく”絶対に読み

どこかで眠っていた音楽

小さい頃に聴いたことのある音楽を、何十年も経ってからふと思い出すことがある。きちんと歌詞を覚えているのもあればメロディだけしかわからない曲もあるが、どの曲も繰り返し聴いていたとか毎日どこかでかかっていた、という曲ではないような気がする。でも何かしら心に留まるほどのいい曲だったのだろう。 もう30年も日本で生活していないので、例えばスーパーやテレビやなんかで耳にしたり、誰かとの話題に出ることすらない曲ばかり。 確かに聴いていた、多分好きだった、そんな曲たちがずっとずっと長い

私の朝は桜井賢で始まる

最近日が昇るのが遅くなり、家を出る時間の6時10分頃はまだ真っ暗だ。(アメリカの東海岸で教師をしています) 朝早いのにフリーウェイにはちょっとした渋滞が出来る部分があるほど混んでいて、なかなかスイスイとはいかないが、1時間ほどで学校に着く。夏の間は1時間半から2時間はかかっていたので、それと比べると”快適”な気もするが、普通の交通状態ならば40分ほどしかかからないはずなので本当なら1時間でも長くて辛い。 朝の通勤時間、以前はラジオを聴いていたがもう何年も前にやめた。朝から

”It's For You” オリジナルもカバーも、そのカバーも

カバー曲ってオリジナリティがないものも多数あるからか、どうしても ”あぁカバーね” で終わっちゃうものもあるのですが、オリジナルを超える秀逸なカバーを見つけると本当に心踊ります! もともと素敵なオリジナルが、もっとかっこよくなってるのを見つけると気分がいいです。 午後の授業での作文の時間は小さく音楽をかけながら、リラックスした環境で、時にはお菓子でも食べながら(笑)の私も楽しみな時間なのですが、カバー曲をかけると生徒たちは大抵がオリジナルを知っていて驚きます。(*アメリカ

サメのテーマソング

我が家の庭にはシマリスが30匹ほどいるのですが、特徴がある子には名前がついています。今年は約10匹名前があり、それぞれの縄張りでチッチッチと鳴いています(シマリスの英名はChipmunk その名の通り、chip-chi-chipと鳴きます)。 外に出ると大きく積まれた丸太に サメ がうろうろしています。サメは片方の耳が折れ、ジョーズの背びれの様になっているのでその名になりました。隙間から隙間へ、上から下へ、まるで自分の世界をフルに楽しんでいる様に駆け回ります。そして他のシマ

ロックなウクレレのProdigy:Feng E (フェンE)

ウクレレといえば・・・Jake島袋さんや IZ さんのような優しくどこか懐かしい南国の海を思わせる音色ですが、3−4年前に偶然たどり着いたロックなウクレレの動画はゾクゾクするほどのかっこよさでした。 しかも演者は子供! 台湾の Feng E(フェンE )君は、現在12−13歳だと思いますがこのビデオの頃は10歳位(2019年)でしょうか。まだちゃんと子供です。 お父さんが運転されている車のバックシートでウクレレ一つで見事なロックを披露しています。アレンジも演奏も素晴らしい

犬+音楽=

犬がいたらいいなぁ、と思うことがある。というか、毎日思っている。 ペットを飼うというのは責任も時間もお金もかかり、仕事中はほとんど家にいない私たちには無理だと思っているし、ペットを飼ってしまうと庭に鳥や野生動物が来なくなってしまうので、多分飼うことはこれから先もない。 それでも犬がいたらいいなぁ、と思う。もし近所にドッグウオーキングのバイトがあれば是非に雇ってもらいたい。お金が余るほどあったら保護施設の犬を全部引き取りたい。街で犬に会えば全力でなでなでする。犬の素晴らしさ

Take On Me 祭りだ!

1985年にリリースされた A-ha の Take On Me....初めて深夜のMTVでこのPVを見たときは衝撃でした!スケッチアニメと実写を組み合わせた斬新な手法と、ノルウェー(世界地図で探しましたよ)のバンド、美しい歌声、そしてキャッチーな音楽!田舎の子供だった私にとっては、これこそが初めてちゃんと聴いて歌った英語の歌だったような気がします。 それから早や36年!え???36年??? 今だに Take On Me は自分のプレイリストに入ってますし、ふとしたときに鼻

君はくるくると踊っているかい?:Paolo Conte ”Via Con Me(一緒に行こう)”

大人になってからの音楽は、どれも誰かの顔が見えてくるし、風景も匂いまでも思い出せるものが多い。特に誰かに紹介されたり、偶然の一致を発見したり、そんな音楽を聴く時にはその人を思うし、その人を思う時には特定の音楽が聴きたくなる。 ピエトロが私の生徒だった時間は2年間と短かったけれど、思い出はたくさんある。ひょろひょろのやせっぽちで背が高く、いつも彼がぎゅっと背中を丸めるか、私が木を見上げる様に首を曲げないと目を合わせて会話が出来ない。 ニコニコと静かに笑う彼は毎日の様に放課後は

長距離通勤がなくなって失ったもの

学校までは渋滞がなかったら45分、朝の渋滞(6時にはもう混んでる)にはまると1時間から1時間半。オンライン授業になるまでの12年間、毎日往復2時間の運転が課せられていたわけですが、3月からこっち学校に出向いたのは計6回だけ。そしてこうした動かない毎日の中で、いかに運転がストレスだったか、疲れの原因だったのかがはっきりしました。もっと学校の近くに住めればいいのですが、全米でもトップクラスの高級住宅地域にある学校のため(給料は普通)とてもじゃないけど近所の豪邸は買えません。同僚の

懐かしくて新しい!必ずお気に入りが見つかる、ポストモダンジュークボックス:本気のオススメ

ホントなんです、洋楽好きの皆さんなら必ず好きなやつ見つかります。 私はここ何年も“聴く”音楽といえばスコット・ブラッドリー(ピアノ・アレンジャー)率いるPostmodern Jukebox (PMJ)だけでした。世間で流行りの曲もこちらのカバーで知り、原曲をラジオできいて“ああ、きいたことあるわ” と思うほど。 “最近”(80年代、90年代からこっち)のポップスを1920、1930年代(時にはそれ以降も)風にアレンジして披露してくれるこのグループには、固定のボーカルもバン

今年はクリスマスソングはわざわざ聴かないと聴けないよ

ミルカさんがクリスマスソングのアドベントカレンダーを書いてらっしゃるのを見て、自分がクリスマスソングを率先して聴いていなかったことに気づきました。 大抵は感謝祭が終わるとすぐにどこの店でも、それこそスーパーでも、病院でも、郵便局でも、もちろんラジオでも定番のクリスマスソングがエンドレスにかかり、家に帰る頃にはもういいや、となることが多いため、わざわざクリスマスソングが聴きたい!と思うことがなかったからです。 ただ今年はどこにも出かけませんから、率先してかけないとクリスマス

天国の地獄:Youtubeから出られない

Youtubeて怖いですね。自分がこの時代に学生じゃなくてよかったと思いますわ。 絶対に制御が効かず時間ばかり経ってなんの課題も終わらない。 まぁ、今は仕事が立て込んでいる時につい休憩のつもりで見てしまい、やっぱりもっと仕事が溜まるという悪い大人の見本のようなチューブの使い方です。 今日はそんなシマリスがダラダラする時に楽しく視聴しているサイトをいくつかご紹介。英語のも日本語もあります。すごいね、Youtuber! Outdoor Chef Life (英語) Taku