マガジンのカバー画像

アメリカ生活:シマリスのだいたい今

209
最近のお話をまとめました。シマリス界では最近とはだいたいここ10年以内のことです。
運営しているクリエイター

記事一覧

2分の勝負

毎日最後の授業の最後の2分がM君の勝負どきだ。 ベルが鳴り、みんなが続々に”See you tomorrow"と教室を出ていく中、彼は一番最後にバックパックを背負い私の元にそろりそろりと近づいてくる。(*アメリカの私立高校で教師をしています) ニコニコと笑顔を見せ、マスクの下の口元も大きく笑っているのがわかる。 ”先生、口の中がちょっと気持ち悪いくらい苦いんだ” 何か薬でも飲んだ後なのかと思い、”先生ロリポップ持ってるからあげようか?” と聞くと大きくうんうんと頷き、

スキ
17

醤油・Soy Sauce

今時醤油は世界中どこに行っても見つかるが、それはSoy Sauce でありそれが日本のものならキッコーマンと大体決まっている(*現在はアメリカ東海岸在住です)。Soy sauceと醤油は同じ意味だけれども実はちょっと違うと私は思っている。滞在先・旅行先のさまざまな場所のアジア・中華料理店やスシバーで ”Can I have some soy sauce!?" と口にしてきたが手渡されたどれもが私のとってはまさしくSoy sauce であり、”醤油”ではない。 近所のスーパー

スキ
24

Snow Day と職員会議

昨日帰宅した時点でもう夜中には10−15cmほどの積雪があるのがわかっていたので、うすうす明日はsnow dayかなーーーと期待していた。(*アメリカ東海岸で教師をしています) Snow dayは雪の量と、降った時間と、道路のコンディションによって決まる。いくら前日たくさん降ったからといって必ずしも休校にはならない、というのも朝の登校の時間に地域から学校までスクールバスが走れるかどうかによって決まる。 我が家は学校から約1時間離れた場所にあるので時々うちの周りはわんさか雪

スキ
22

あれ?ファッション変えた?

歴史学部の同僚、まだ30代前半の男性教師のゼインさん。クリスマス前は、言っちゃ悪いけど、本当に ふつうーーーーーー な格好で学校に来ていた。チノパンに水色のワイシャツにベスト、とか黒いフリースにグレーのスラックス、とか。(*アメリカ東海岸で教師をしています) うちの学校はゆるいドレスコードがあり、男性教師は襟のついたシャツ(ワイシャツでもポロシャツでも)とジーンズ以外の長ズボン(半ズボンはダメ)つま先の出ない靴(ビーサンとかはダメ)と決まっている。彼は9月に入ったばかりの新

スキ
29

鳶色の初日の出

元日からこっち、毎日曇り空で雨だったり雪だったりした我が家周辺(*アメリカ東海岸在住です)。今朝の通勤時に道路の向こう側が段々と明るくなってくるのを見ながら綺麗だな〜と、つい何枚か写真を撮った。 たまたま聴いていたのが ”鳶色の雲はやがて茜色に空を彩り 時を運び季節の衣を変える”で始まる The ALFEEの "The Way"という曲で、まさに歌詞そのまんまの情景にちょっと感動した。 毎日通っているのに、毎日風景が変わる。前を行く車も、木々に残る枯葉の形も、雲の形も、光

スキ
22

新年初の幸せ

うちのトイレです。 左隅にトイレのタンク、真ん中下にちょこっとトイレットペーパーホルダーが見えますね。上に置いてある黄色い玉は石でできた蝋燭ホルダーです。 じゃーっと水を流した後に振り返ったら虹が目に入って、ふっと横をみたら木と小鳥の影が映っているのが見えました。 トイレって用が済んだらちゃっちゃと出てしまうし、そうじゃない時は鏡を見ていて周りはあまり気をつけて見ていない。 ほんと10秒ほどの間でしたが小鳥が枝から枝へ渡る影とゆらゆらと揺れる虹を見れて幸せな気持ちにな

スキ
21

2022年・・・にゃおーにゃんにゃん、か(猫関係ない話です)

日本人の性でしょうかね、ついつい年号を言葉に置き換えてしまいますね。今年は2022年か・・・・にゃおーにゃんにゃんなので猫好きさんは嬉しいやろうな、と思ってしまいました。私は猫は家の中のみもしくは野生の猫科限定で好きです(外にいるイエネコは家に入れて動物を飼う時は責任を持って、ですね)。 数字の語呂合わせは日本語の方が英語よりもずっとやりやすいし浸透しているようです。いまだに 1192作ろう鎌倉幕府とか 794うぐいす平安京とか覚えてますもんね!4649って普通に書きますも

スキ
19

今年最後の記事はこの人に捧げることにした

一年を振り返ってみてnoteを始めてよかった〜〜〜と思うことはたくさんある。 自分自身の振り返り、それも何十年も前まで遡っての振り返りや、最近の出来事でもいざ書こうと考えてから違う視点を見つけたりとか、これまで誰にも話さなかった小さな気づきも大きなダメージも、色々とさらけ出して書いてきた。 前にも書いたが、ここでは私のことを誰も知らない。名前も、顔も、年齢も、学歴も、住んでいるところもーーー大体のところは想像できるかも知れないが、ここでは私は シマフィー さん としか知ら

スキ
27

First World Problems

先進国、恵まれている生活、何でも揃う社会、そんな環境が”普通”な私たちは時によそからみれば大したこともない・問題ではない事柄も大きな問題として騒ぎ立てることがある。 例えばネットが遅いとかバスが遅れてるとか齧ったりんごが甘くなかった、とかそんな恵まれた私たちにしか”問題”ではない不平不満を英語では First World Problems と自虐的に皮肉を込めて呼ぶ。 世の中には水道が通ってない家もたくさんある、1日に1食しか食事ができない人もいる、学校に徒歩で1時間かけ

スキ
20

小説本の表紙:日本とアメリカの違い

クリスマスプレゼントに読書家の義両親に本を貰った。これまでもいろんな本をいただいたのだが、今回は初めて日本人作家の小説を選んでくれた。(*アメリカ在住です) 私は日本語の本はなるべくなら日本語で読みたい。独特の美しい言い回しがあるだろうし翻訳されてニュアンスが違ったり印象が薄れたりする箇所もあると思う。それは英語で書かれた小説も一緒で、英語で書かれているものは英語で読みたい。残念ながら私の他の外国語は小説をちゃんと理解できるレベルではないので、その他の言語のものは英語で読ん

スキ
35

大きい肉のクリスマス

トップの写真にあるように、今日(クリスマス)のご飯は大きいハニーベークドハム!!ハムハムーーー! と写真を撮ってから ”ん、デジャブだな” と思い引っ張り出しました、ちょうどひと月前の感謝祭のご飯。 アメリカでのクリスマスディナーは大体がターキーかハムかラムローストかそんなところです。我が家は私のたっての要望でハムでした。 ターキーにしろハムにしろ、何がいいかと言うと私はサイドを作るだけ(それも切ってオーブンに入れるだけのものばかり)で、あとは夫がやるからです。大きい肉

スキ
24

我慢に代わる私の選択肢:我慢しない

”我慢して!”   最後にそう言われたのは何年か前に夫とJFK空港に向かうハイウェイだった。(*アメリカ東海岸で教師をしています) 何年か前の今頃、クリスマス休暇でダイビング旅行へ出かける私たちは朝の5時ごろに家を出て雪がチラチラと降る中、JFKに向かっていた。寒いのとコーヒーをたくさん飲んだのとで私はあと30分で空港に着く、というところで尿意をもよおし、夫にお願いしたのだ。 ”ちょっとどっかガソリンスタンドとかで停めて、おしっこしたいから” 夫はちらりと私を見て ”無

スキ
36

MochiはMochi屋

日本ではお正月が近づくとご家庭でお餅をついたり、スーパーで切り餅や鏡餅が売られる。私たち日本人にとっての おもち は餅米をつき、丸く丸めたりのしたりしてあるもので、焼いたり煮たりして食べるものだが、ここでは違う(*アメリカ東海岸在住です)。 私が10年住んだアメリカを出たのは2000年初頭で、そのころは Mochi は世間には存在しなかったと思う。モチはアジアスーパーや日本食材店などで さとうの切り餅 や韓国のトッポギみたいなものを買っていた。それを自家製のお汁粉やお雑煮に

スキ
37

一年経って、付け足し①

去年の10月末から始めたnoteも、早一年以上が経ち、毎日の更新はIPブロックのせいで絶たれたもののw 毎日記事を1つ書いてきました。この記事で417本目です!  そこで一年前に書いた記事の中からいくつか選んで付け足し話を書いてみます。一年前から読んでくださっていた貴方様、ありがとうございます!一年前はまだ出会っていなかった貴方様、見つけてくれてありがとうございます!417本の記事に埋もれているものをピックアップしますので、この機会に読んでいただけると嬉しいです。  ”I

スキ
25