見出し画像

最寄りの共産党から連絡があった…(日記 2024/7/28 日)

今日もどこへも行かず。午前中を逃すともう外の暑さを想像して家を出る気力がなくなる。

『エチカ』を読み終えた。最後はなんとも言えないが胸に込み上げてくるものがあり、涙ぐんでしまった。なんというか、よく生きることが可能だということを絶対的に肯定してくれている感じ。他では代替しえぬ読書体験だった。『エチカ』を読んでいる生と読んでいない生、この違いは相当に大きい、と思う。自らの徳に従い、神への知的愛をもって生きていきたい。

『エチカ』に関してはこれからの一週間の間は書き込んだメモを見返して何か書きたい。公開するかはわからないが。その後は全集1巻の『デカルトの哲学原理』に進もうと思う。

スピノザを読んでいる間は、内言がきれいに整理されて正しく配列されるような感覚がある。逆にプルーストを読んでいるときの脳内は、基本的にわちゃわちゃしてしょうがない。ただ、これは内容というよりも、本の物理的な大きさの違いと、改行・空行・段落の数の違いによるだけかもしれない。

購読を始めた『しんぶん赤旗 日曜版』の集金に関して最寄りの共産党(というとなんかおかしいが)から連絡があった。「せっかくなのでお会いして話したい」と言われたが、「それはまあ、また集金のときなんかで」とそれとなくお断りした。以前の日記に書いた通り私が赤旗の購読を決めたのは、今の日本において、体制に関する報道では相対的に信憑性がありそうだからだ。別に党員になるつもりはない。
政党としての主張や議員の言動に関しても、共産党は相対的に見て現状最もまともな政党であると思うが、あくまで絶対的に賛美しているわけではない。

そもそも何かの団体に属するという判断には慎重な留保を要する私です。こういったバレバレな勧誘的言動をされるとマイナスイメージは必至。残念だった。政党として公正であることは前提として(その前提すらない政党がほとんどだという信じたくない事態なのだけど)、しかし共産党は今回の勧誘のような動きにもう少し周到さとか上手さとか丁寧さがあれば、世間の印象も変わるだろうに、と思った。全国の日本共産党がすべてそうというわけではないだろうけど。

最近は全然音楽を聴きたいと思わず、基本的には無音でいる。これまでの人生、思えば他人と話をするためだけに、これこれの音楽には通じていないといけないという気持ちで音楽を聴いてきたかもしれない。あるいはただ無音が自覚させる孤独を避けたくて。
ふと「別に音楽聴かなくて済ませられるなら聴かなくていいのでは」と思いなんとなく心が軽くなった。でも寂しくもある。


今日の写真

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?