見出し画像

家庭環境へのコンプレックス

地元の人と飲むことが増えました。学生時代、色々な噂が流されてしまって何となく気まずくなり疎遠でしたが、何となくのきっかけで会ってしまうとやっぱり楽しくて良い人です。と言っても、共通エピソードはお互い忘れてしまってばかりで多くなくて、2人で鮮明に思い出せたのは自転車の後ろに乗せてもらう夜があったくらいで。だから、感覚としては初めて知ることの方が断然多くてうまく距離感がつかめていないのが正直なところ。ただ私の好きな強気だけど柔軟なタイプなので、長い付き合いになりそうな予感がしています。

人間の基本性格は「どう過ごしてきたか、どう育てられてきたか」の家庭環境が大きいということを考えさせられてから、私は強く家庭環境コンプレックスを抱くようになりました。自分では悪いと思っていなくても、人の意見を気にするようになり、それに引っ張られて「こういう部分が苦手ってことだったのかな」とか「やっぱり普通じゃないのかな」とか考えるようになってしまいました。そんなこと思っても何も得ないと分かりつつもショックを受ければ嫌でも考えるようになります。

その話を彼に自虐ネタみたいに話したら、彼は「基本性格の生成については同感だけど、それ以上にこれからどう過ごしていきたいか、の方が重要だからそんなこといちいち気にしててもしょうがなくない?もう忘れちゃいな。」とあっけらかんとキョンを食べ、ビールを飲みながら言いました。あら、素敵。

そりゃそうだ。これからの人生、私が誰かと一緒になるとして「これまでのことよりも、これからどうしたいか」でしかない。そこでぶつかるのであれば、もうどうしようもないこと。彼の当然たる態度と言葉を聞いて心が揺れたのは事実。安心したのも事実。なんだか久しぶりに誰かに肯定された気持ちになって嬉しかったです。

1対1の関係を対等に作っていくことは難しいなと、ましてや男と女で対等はどれだけ大声で政府がうたっても実現は遠いな、と思います。でもそんなこと関係なく、私はこれ以上、家庭環境コンプレックスを持つべきではないし、育ててもらったことに対して自信を持っていたい。他の家族と自分の家族を比べる必要は当然ないし比べられる覚えはない。強気でいたいです。そして親より後に満足した後、死にたいです。まぁなんとなく、家族が大事なのは共通として、依存のしすぎも難しいのかなと、私は思う次第でございます。

初めて食べたキョンは身がぎっしりしていて、ちょいと癖があって、でもビールとよく合いました。そして彼と再会でき気持ちがスッキリとしたので凄く良い時間でした。感謝感謝です。お酒がもともと大好きですが、1人酒になると同じ量を飲んでも全く酔わないのって怖いですよね。今、チャミスルにどハマりしてしまって、3本目をめちゃくちゃ素面で空けている自分が怖いです。やっぱり誰かと時間を共有できることはやっぱり幸せだと思いました。


この記事が参加している募集

#最近の学び

181,685件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?