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母の子であることが何よりも自慢なのだ。


昨日は母の誕生日だった。


私にとって母は今も昔も絶対的な存在だ。


周囲の子達のお母さん達よりも少しだけ年齢が上だった母は子供の目から見ても頼られることの多い母だったし、子供に対しても強かったと思う。「思う」というのも私にとってはそれが当然だったから私自身何も感じてこなかったけど、友達に「しいなのお母さん厳しいよね」と言われることが度々あった。私からしたら母は何でも一人でチャチャっと出来て、周囲の文句を言うこともなく取り纏めて、小柄だけどいつでも格好いい母だ。


礼儀や金銭面・食事・ある程度の学力指導は確かに口煩かったかもしれない。でもそれが当たり前の環境を与えてくれていたからこそ、実家を出てからも大きな苦労をせず過ごしてこられたためとてもとても感謝している、偉大な母だ。

小学生の頃、学校の先生の誤解で私には関係のないことで叱られた時、怖くて反抗出来ずに家に帰って悔しくて泣いた。母は「我慢できて偉かったね、強かったね」と私の頭を暖かい手で撫でた。母はいつだって私のことを信じてくれている。そんな母のことが大好きで、母の子で良かったと心底思っている。


母の大切な日のため、久しぶりに夜ご飯を一緒に食べた。


母は昔よりよく笑う。あの頃のよりも丸く穏やかになった。見た目の変化は旧いアルバムの中よりも明らかに変わったけれど暖かな温もりは変わらない。これから先も最愛の母。父は誕生日に大きな花束をプレゼントに選んで恥ずかしそうに渡した。それを嬉しそうに受け取り何度も「ありがとう」を繰り返し、写真を何枚も撮り幸せそうな姿を見てこっちが泣きそうだ。

今まで育ててもらった分「大きなお返しをしなければいけない」と自分に新たな誓いを立てた。自分への誓いは何がなんでも守る。それも教えられてきたこと。父と母の写真を取りながら、周囲とは少し形が変わってしまうかもしれないけれど、私が出来る最大のお返しの計画を練り始めた段階。楽しくなりそうだ。


母、誕生日おめでとう。いつまでもラブ。 しいなより





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