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絶景6周年のことと、noteで書いていきたいこと。

どうも、詩歩(@shiho_zekkei)です。

おそらくこのマガジンをご覧いただいている方は、私のことを何かしらのSNSでフォローいただいてる方だと思いますが、一応自己紹介を。

「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」プロデューサーという肩書のもと、「絶景の仕事」を生業としています。

2012年に大学を卒業し、インターネット広告代理店に入社したところまではごくフツーの人生でした。

しかし、新入社員研修で出された"facebook課題"を真面目に取り組んだ結果、それが70万いいね!を獲得する予想外のヒットとなりまして、会社を退職して独立し、今に至っています。

このマガジンを(SNSで)公開した今日「4月16日」は、そんなわたしの人生を変えるきっかけになったこちらのfacebookページを開設した記念日。(2012年)

そして、会社を退職して起業するために自分の会社を設立した日も「4月16日」(2014年)。

わたしにとって「4月16日」は、「絶景記念日」なんです。

お祝いしてくれてもいいんだよ?笑

昨年は5周年というアニバーサリーだったので、ファンの方を集めて限定イベントを開催しました。
とても楽しかったんですが、準備は大変だわ、ドタキャンは多くて赤字だわ、だったので(苦笑)、今年は静かに迎えようという次第です。(新刊準備でそれどころではない、というのが本音だったりもする)

その代わりに、新しい取り組みとして、noteを始めてみようと思いたちました。その理由の大きなひとつは、

脱"インフルエンサー"!

自分にしか出来ないことを追求していきたい。

この5年間を振り返ってみると、実にいろいろなお仕事をさせていただいたなあ、と思います。

facebookで70万人のファンがいたので、当時は珍しかったSNSのインフルエンサーとして(当時の主流はブロガー)、インフルエンサーマーケティングの先駆けみたいなことをしていました。

Instagram発のインフルエンサーはたくさんいるけど、Facebook発の人はあんまりいないんじゃないかな🤔?

当時はまだfacebook広告が実装されていなかった時代で、企業ページもいいね数を伸ばすのが難しかった。そんな中でも私のページはありがたくもオーガニックでいろんな方にいいね!をしていただき、「東京ディズニーリゾート」の公式ページよりもいいね数が多く、国内いいね数ランキングTOP10、個人が運営するページでは日本一でした。

24歳の頃のインタビュー記事があったので、興味がある方はぜひ。喋ってることが青臭くて薄っぺらいw https://an-life.jp/article/196

旅行案件のニーズが多いと思いきや、意外とそうでもなく。お菓子メーカーや靴のメーカー、コスメ会社はよくあるもので、中には原発系の会社なんかも。

この世の中には多種多様な仕事のニーズがあるものだなぁ、と思い、テレビで見なくなった芸能人や、引退したスポーツ選手、売れない俳優も、顔さえ認知されていれば、全然食ってけるんじゃん、日本ってすごい、と関心したのを今でも覚えています。(私は顔は全く売れていないから、これには当てはまらないんだけど)

そして、書籍「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」の1冊目と2冊目が想像以上のヒット作となりまして、「絶景」という言葉が流行語大賞にノミネートされたのは、2014年の年末のこと。

今では書籍はシリーズ5冊で、国内外の販売部数が累計60万部。でも、最初に出版した2冊が、部数のほどんどを占めています。

ただ、最新刊になるに連れて良い本になっている自信があるから、本当は最新の書籍が一番売れて欲しいんだけどね…

(→ぜひ最新刊「新日本編」ご覧ください! https://www.amazon.co.jp/dp/4861999987/ )

独立してからは、最低でも月1回は海外取材、そして日本にいる時間はできるだけ国内の絶景を巡って、自ら「体験して」「撮って」「発信」をするように。旅行は趣味だったもののここまで旅をしたことはないし、カメラすらもっていなかったので、一眼カメラを初めて買いました(初代はNikon D3300)。

SNSのトレンドも時代と共にInstagramへ。今ではfacebookをやっているのは”オジサン”だけ状態になりました。

でも、最近考えてみて、ふと気づいたんですね。

自分の環境やトレンドは変化しているのに、仕事ベースで見ると、自分に求められていること、そして作業としてやっていることが全然変わっていないな、と。もちろん誠心誠意お仕事はしていますが、脳みその使っている領域が同じなんです。そこで気づいたんですね、わたしが今の仕事に、ちょっこっとだけ、飽き始めているのではないか、ということに。

「絶景ブーム」も、誰かが独裁することなく業界全体が盛り上がったことで、廃れることなく「定着」してくれました。だから、これからも継続的に「絶景の仕事」は存在するでしょう。

そして、今わたしのfacebook、Twitter、Instagram等々のフォロワーを合計するとだいたい80万人ほどいるので(ダブりは多いと思うけど)、SNSのトレンドが変わったとしても、次のプラットフォームでもそれなりの立ち位置は確保できるだろうから、インフルエンサー的な仕事もなくなりはしないでしょう。

だから、このままずるずると絶景の仕事をしてても、普通に会社で働くよりは確実に稼いでいける自信はあります。

でも、、でもね、、わたし、飽きっぽいの!!!新しいこと、したい!

インタビューをよくお受けしますが、締めくくりはだいたいこう聞かれます。

「これからの目標は何ですか?」

それを聞きたい気持ちは分かるので、いつも形式的に答えてはいますが、

年間計画すら立てたことないから、将来のこととか、全然わかんないよーーーーー。

小さい頃からの習い事も、ある程度習得したな、と思ったら、次の新しいことをやりたくなっちゃう性分なんです。

でも、最近しみじみと思うのは、5年後は、この絶景の仕事はやっていないだろうな、ということ。

じゃあ2年後は?と自分に問うと、まだ具体的には想像できない。けれど、今と同じスタイルは嫌だなあ、と思うんです。

今わたしがやっている仕事の中で、自分で"ダサい"なあと思うのが、いわゆる"インフルエンサー"マーケティング的な依頼。

例えば「SNS1投稿につき○万円」みたいな案件です。

確実に稼げるし、拘束時間がないからワリは良い。美味しい案件なんです。でも、こういうのをやっている自分を見ると「さむっ」って思ってしまう最近です。

もちろん、ちゃんと考えられた良い"インフルエンサー"マーケティングもありますが、だいぶ少ない。代理店や制作会社からの一方的な指示「ハッシュタグはこれで、月に何回post、投稿文章はクライアントの事前チェックが必要…」があるものがほとんど。

ハッシュタグやタグ付けはまあいいとして(管理やステマ問題もあるし)、回数とか投稿時間とか文章まで指定されてくると、こっちが人格のない広告宣伝ツールとしてExcelの表に入れられているような気がしてなりません。

わたしも、出来る限りその商材の良さを伝えつつも、フォロワーさんが見てて気持ちがよく、なおかつ自分のブランドを崩さないように意識して、プロとして仕事をしているのに!

右から左へメールコピペしてる君たちの数倍頭使って考えてるわ!という気持ちでいっぱいになりながらも、これまでは稼げる案件として、割り切って対応してきました。 ※もちろん、ちゃんとしてる案件もあります※

最近はInstagramで何かモノを紹介してるpostを見ると、ハッシュタグの中から「PR」の文字を血眼になって探してして、見つけると、「あー、ね。」って思います。まあ、いいんだけど。いいんだけど。笑

実際問題、いい企画だと思った案件ほど「投稿してください」って言う依頼は来ないし、「これは広めるべきだ!」と思う案件は、依頼されなくても自発的に投稿するからなあ。

インフルエンサーマーケティングは今流行だし、フォロワーの数が視覚化されてるから、社内で企画が通りやすくて予算が取りやすいのは理解できるけど。本当にそれでいいのか、費用対効果はちゃんと出ているの?と、代理店の人には考えて欲しいなぁと、よく思います。(まがいなりにも代理店出身なので、ね)

ということで。

6周年になる今月からは、SNS投稿ありきのお仕事の依頼は基本お断りしていこう、と。

あ、安心してください。これまでお問い合わせいただいてる案件や、継続している案件はきちんとやります。

そして、今後の問い合わせでも、お金云々に関わらず、こちらから頼んででもやりたいような楽しい案件だったら、喜んでやらせていただきますm(_ _)m笑

"インフルエンサー"マーケティングは、もっとフォロワーが多い人なんて山ほどいるから、私じゃなくてもできる仕事だと思うので、これからは「わたしじゃないとできない仕事」をもっと受けていく。

6年目に突入した今年を節目に、新しいことに挑戦していくことで、自分の価値をもっとあげていきたいな、と思います。

わたしにnoteをやることを薦めてくれたフォトグラファーの保井さん(https://note.mu/tuck4)は、前から実行されていましたが、それに習わせていただいてる形です。笑

インフルエンサーとして何かを拡散するだけじゃない、自分の"核となる"武器をもっていないとな、と思っています。

ということで、noteの話に戻るんですが、

詩歩だからできること

って一体なんなのか。

ここ数週間考えてみた結果、

自分が旅をして感じた、旅行業界における「イケてる/イケてない」

を自分の知見をもとに伝えられることなんじゃないかな、と。

具体例は今後更新していきますが、例えば

「駅で見つけたこの自治体のポスターまじでダサい、どこがダサいのか」

「この自治体のこの取組は注目しておくべき」

「地域に眠る”絶景予備軍”の発掘方法」

のような。

県や自治体の観光課の方って、公務員だから仕方ないですが、数年単位で異動してしまうので業界全体のトレンドを追ったりしづらいし、これまでの知見や感覚を蓄積していけないのがすごい大変だな、と思うんです。あと、めちゃめちゃ多忙すぎて、まじで大変そう。同情してしまいます…。

でも、日本って本当に良いコンテンツがたくさん眠ってるんです。

わたしも海外50ヶ国、日本国内は全47都道府県を訪れていますが、まだまだこれから行きたい場所だらけだし、まだ何度も足を運びたい素敵なロケーションがいっぱい。こんな国、他にはないと思います。

ということで、これまで私が実際に国内外を巡って、見て、感じたことを、主に地域の皆さんに向けて、発信していきたいと思います。

また、これから獲得していかなければならない「20-30代の若者」はどうやって旅先を探しているのか、という

若年層の旅行者のリアルな生態

を、リアルに月に5回は旅をしているわたしが、自分の言葉で共有していきたいと思います。

「"Instagramで旅先を探す"って、具体的にどうやってるのさ?

「わたしが普段どうやって旅先を探して旅行しているのか」

「知られざる絶景、ってどうやって発掘しているの?」

みたいなことです。

あとは、箸休め的な情報になるかもしれないけど、

「海外で見つけた、ここが変だよ日本人」

「明後日きっとこの絶景が見頃になるから行く予定」

のような、普段わたしが何を考えてるのか、まあつまりプライベートな日記みたいなことも、書いていきます。(ここが多くなったらすみません。笑)

まあ、マガジンのタイトルが「絶景プロデューサーの頭の中」なので、なんでもありってことで、許してください。笑

まだ申請中なのでどうなるか分かりませんが、月額の有料マガジンにしていく予定です。

申請が通ったら、ゆくゆくは、月額500円くらいで、更新していこうかなと。

できれば無料にしてできるだけ多くの方に伝えるべきことなんですが、それでも月額にする理由としては、オープンな場で言うとカドが立っちゃうようなことでも、本当に言うべきだなと思ったことは、クローズドな場であれば言えるからです。

わたしも過去少なからず「ネット怖い」と思ったことがありまして、今でも自分の1冊目の本のAmazonのレビュー欄は見ないようにしています。オープンな場だと、予防線を貼りまくった、当たり障りのない、面白くない内容になってしまうので、そうならないように、したい!

既存のSNSは”いい子の詩歩ちゃん”モードで発信してるので、これまでフォローいただいてた方はビックリするかも、しないかも?どうなるかなー。

文字で書き起こしていくと自分の新しいアイデアとか考えがおりてくるタイプなので、このnoteで発信しつつ、自分ができること、貢献できること、そしてやりたいことが何なのかを、改めて見つめていきたいと思います。

まあ、何はともあれ、まずは、更新を続けるのが目標!

頑張っても続けられなかったら、やめるかもしれません。そのときはごゆるりと、許してくださいm(_ _)m

まずは、初心表明、挨拶がわりのnote1本目でした。

詩歩


そういえば、今日髪を切りました。人生初のショートカットです。恥ずかしいので、写真は載せません。笑


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