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4つ目の星はリモートで。川崎フロンターレ2020年J1リーグ優勝に寄せて。

シゲクです。

2020年11月25日、川崎フロンターレ明治安田生命J1リーグ優勝を果たしました。おめでとうございます!私もとても嬉しく思います。

まだ残り試合があり最速優勝などの記録に目が奪われがちですが、リーグ戦の中断、無観客試合、かつてないほどの過密日程などがあり、すべてのチームやサポーターにとって例年にない困難なシーズンであったと思います。

写真は、2016年11月3日におこなわれた「明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第17節 川崎フロンターレ対ガンバ大阪」戦での1枚です。

この試合はリーグ最終節で、フロンターレは2-3で敗戦しました。

2点差からの逆転負けは長く私の心の中に残っていました。その後におこなわれたチャンピオンシップでもフロンターレは敗戦し、優勝は果てしなく遠いものだと感じたのを記憶しています。

2016年のフロンターレは、タイトルに手が届きそうで届かないもどかしさを残していきました。

しかし、その1年後の2017年にフロンターレはJ1リーグ初優勝を果たします。2018年にはJ1リーグ連覇、2019年にはルヴァンカップを制覇しました。

そして、2020年J1リーグ優勝が懸かるホームの試合での相手はガンバ大阪。私は感染拡大の影響も考慮し、リモートでの観戦を選びました。

フロンターレが先制点を取れなければ難しい試合になることは、前節での大分トリニータ戦でも感じていたことです。

試合は前半22分、レアンドロダミアン選手の得点で動きます。

その後得点を重ね、家長昭博選手のハットトリックや斎藤学選手の得点もあり、終わってみれば5-0で試合は終了しました。

2017年の優勝ではパネルと桶のシャーレが掲げられ、2018年の優勝はアウェーでした。等々力競技場で試合後すぐにシャーレが掲げられる光景を見るのは初めてです。

2016年にあれだけ遠く感じたシャーレがフロンターレの選手の手にあることは、とても感慨深いものがありました。4年前も素晴らしい選手たちが揃っていましたが、現在の選手たちはより頼もしく感じます。

優勝に歓喜する選手たちの真ん中には、何度も準優勝の壁に跳ね返されながらも4つのタイトルを手にした中村憲剛選手の姿がありました。

2020年からキャプテンを谷口彰悟選手に譲り、怪我での離脱もありながら現時点でチーム内得点王の小林悠選手の姿もありました。

2020年にルーキーでありながら、他のチームのサポーターに嫌がられるほど大ブレイクした三笘薫選手の姿もありました。

前節の退場で今節は出場停止となっていましたが、2020年をキャプテンとして戦い抜いてきた谷口彰悟選手も途中から歓喜の輪に加わりました。

急に今シーズンがもう残り少ないことを感じ、寂しさがこみ上げてきました。

毎年リーグ戦の終盤にはその年のチームの終わりを感じて寂しさを持つものですが、今シーズンは中村憲剛選手の引退が発表されています。

2020年のフロンターレは、リーグ戦は残り4試合、天皇杯で勝ち上がっても2試合を残すだけとなりました。ピッチ上の中村憲剛選手との別れは刻々と近づいています。

残りの試合でどのような戦いを見せてくれるのか、中村憲剛選手が抜けた2021年のフロンターレはどのようなチームになるのか、今後も注目です。

今日は、この辺で失礼します。

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