飲み会の効用～職場だけじゃ人柄は分からない

まず最初に個人的な見解を書いておくならば、会社は友達を作る場所ではない。
仕事をする場所に馴れ合いは不要だし、人間関係のいざこざは相手に変な期待をすることで生まれるように思う。感情的に入り込みすぎると危険だと考える。

しかし、自粛ムードが終わっているところもあるが基本的にエッセンシャルワーカーだと飲み会はほぼ壊滅的に行われていない。（うちの会社は少なくともそうだ）

飲み会って面倒だし、お金かかるし、セクハラとかパワハラとかの温床になりやすいしやりたくはないのだが（人数絞って好きなひとと飲むのは良い）
それでもあるといいなと思うのは、その人の人となりが出るからだと思う。

プライベートな会合だといい意味でも悪い意味でも考え方の癖や、普段の生活が見えてくる。（酒の有無はどうでもいい。一応概念上飲み会と書いているだけだ）
ちょっとした時に責任を取れる人か、対応できるか、自分が強い立場になった時の態度などが見て取れる。いざとなったらどんな感じで出る人なのかもわかる。

コロナ禍になり飲み会が無くなり、プライベートで会社の人を知ることが減った。もちろん長時間拘束されたいわけでも、お金を使いたいわけでもないが、表面上だけの関係性だと確かにつながりが薄くなるのを感じる。

身近な例で言うと、転勤してきた課長にどれだけ頼れるかわからないと言っている人がいた。私は大昔に彼がいた時の人柄を知っているので、仕事をしっかりと収めてくれる人だという事は知っているし、無下にしない人だという事も知っている。（離れている間に変わったなら別だが）

それもくだけて話す機会が無ければ、永劫知ることはないのだろう。

そう思うと面倒だと思っていた飲み会が、意外と手っ取り早い手段だったように思うのだ。