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三島由紀夫の『金閣寺』


今、HNKの『100de名著』という番組で、

三島由紀夫の【金閣寺】を取り上げています。


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100de名著 公式サイトより(https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/109_kinkakuji/index.html#box03)


第3回が先週放送されたのですが、その内容がとても興味深かったので、私なりの考えを載せたいと思います。


第3回のテーマは『悪はいかに可能か』でした。

そして、私が興味を持ったのが

世界を変えられるのは"認識"か"行為"か

という番組内の問いかけです。


番組の中では、

『"認識"は、一個人の世界を変えられるが社会全体を変えることはできない。』

『社会全体を変えるのであれば、"行為"が必要なのである。』

と述べられていました。


これ、とっても深いなと思いました。


自分を変えるのに必要なのは、

認識=視点を変えること


人を変えたいのであれば、

行為=行動すること


私には、この構図が頭に浮かんできました。


溝口は生まれつき吃音で、自分は社会から受け入れられていないと感じています。

だから、社会の側から自分の見方を変えたいと願い、『金閣寺を焼く』という行動を起こします。

番組内でも、人にインパクトを強い与えるなら"悪"と言われていました。

たしかに、犯罪事件などはニュースの中でもインパクトが大きいですよね。

でも、溝口が真っ正面から社会に受け入れてもらうのであれば、まず視点を変えることが大切だったのではないでしょうか。

溝口が『自分は社会から受け入れられているんだ』と思い、それに伴った行動をする。

そうすれば、きっと金閣寺を焼くなんて考えもしなかったのではないかと思います。



と、ここまで綺麗事を述べましたが

人生そんなに簡単じゃないですよね、、、。


いや、変えようと思えば変えられます‼︎

むしろ、自分を変えるなら『認識』を変えて『行動』する。

そして、『結果』へと結びつきます。


そうなんですが、、、

きっと三島由紀夫自身も、それを理解しながら、もがき苦しんでいたのではないでしょうか。

自分は曲げない。

だから、社会が自分を受け入れろ。

三島由紀夫の『割腹自殺』という"行為"も、ここにヒントが隠されていそうですね。


『金閣寺』を通して、三島由紀夫という人物に一歩一歩近づいていく。

そして、この時代を生き抜いていくために「君は何を選択するのか?」と問われている気がします。


"認識"をとるのか。

"行為"をとるのか。


"私"を変えたいのか。

"社会"を変えたいのか。


みなさんは、この三島由紀夫からのメッセージをどう受け取りますか?


三島由紀夫の考える"自分らしく生きる"は、彼の作品の鏡です。

ぜひ、自分に置き換えてみるのも面白いと思います。

きっと、何かのヒントをもらえるはず、、、。














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