見出し画像

【終点のあの子】 作:柚木麻子

読書記録

【終点のあの子】 作:柚木麻子


画像1


〜あらすじ〜(本書裏面参照)
プロテスタント系女子高の入学式。
内部進学の希代子は、高校から入学した奥沢朱里に声をかけられた。
海外暮らしが長い彼女の父は有名カメラマン。風変わりな彼女が気になって仕方がないが、一緒にお昼を食べる仲になった矢先、希代子にある変化が。


今回、初めて柚木さんの作品を読みました。

本屋さんでたまたま目に入って、気になり手に取ってみたのですが、、、

そしたら、なんと面白いこと‼︎笑

女として生まれた私としては、主人公たちの気持ちが痛いほどグサグサと伝わってきて、共感の嵐でとても疲れました笑

それほど、私の心を揺さぶる素敵な作品でした。


4つの短編集で成り立っている、こちらの作品。


それぞれの登場人物が

人と絡み合い、何かを感じとっていく。

そして、気付き、傷付く。


そこから、成長していくとか変わっていくとか、

そういう変化は全く描かれていません。

ただ、登場人物の心情がそのまま語られています。


女子ならではの"心の動き"が、ありのまま描かれている作品です。

だからこそ、私の心は強く揺さぶられたんだなと、

解説を読んで思いました。


そう、この作品のもう一つの魅力。

"解説"がとてもわかりやすいんです。


もしも、読まれるのであれば解説もぜひ読んでください‼︎





この記事が参加している募集

#読書感想文

189,141件

#買ってよかったもの

58,835件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?