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72候【花鳥風月】夏至の候

精霊たちに花冠を捧げる夏至祭げしさい
昼が一番長い日、夏至げしこう

1年で太陽がいちばん高く昇るとくべつな日。
今年は6月21日です。
太陽は蟹座に入り感応・共感すること、感性の発育を中心とした心理傾向に光があたる時期でもあります。

自分がリスペクトする価値観と同質になりたいという思いは、だれしも抱くことがあると思いますが、蟹サインをめぐる太陽が背中押しするのは、「こころクオリティ」の育成、内面的質感をまろやかに醸成することです。
身内や仲間内で自分らしい情緒をはぐくみながら、「個性と集団生活の両立を試みてゆこうよ」と、太陽はお誘いしてきます。

この時期の雨には栄養がたっぷり含まれ、田んぼの稲をはじめとして、植物たちは梅雨の恵みですくすくと育ちます。
人のからだも同じで成長期の子供は、この時期にぐんと背が伸びたりします。
成長の止まった大人も、からだの固まっていたところが緩みはじめ、腰痛や古傷が疼くこともあるようですが、からだの痛みサインは弱っている部位に気づき、改善につなげるチャンス!と考えることもできます。

滋養と栄養あふれる雨が天から降り注ぎ、否応なく育まれてゆく植物は、夏至まえの、太陽光が頂点にむかうエネルギーを浴びながら花を開かせ、1年で最も光り輝く風景を魅せてくれます。
それはきっと、人も等しく、内面的な美しさの芳香が花のように膨らみ、自然と周囲に広がってゆく季節なんじゃなかろうか、と感じています。

夏至祭はヨーロッパのキリスト教国をはじめ、ロシア、カナダ、アメリカ、オーストラリア、ブラジルなどで、夏至の日(またはこれに近い日、聖ヨハネの日)に開催される、植物が主役のお祭りです。

木々の葉や、花でつくられた飾り物がふんだんに街中を彩り、祝祭前日の夜に摘むハーブは特に薬効が高いと信じられています。
夏至の夜は、神秘的で超自然的なものたちとの結びつきが強まると信じられており、精霊たちに捧げる花冠の花を摘みに行くのも楽しみのひとつだとか。
摘んできた花々を囲んで冠を編み、できあがったものは身にまとい、髪に飾り、大きなオブジェを作って天高く掲げ、精霊たちに捧げます。

花々を囲むだけではなく、水辺で焚火を囲んで瞑想する地域もあります。
どこからともなく人が集まり、しずかに座って炎を見つめ、精霊たちに感謝や喜びを伝えてまた静かに去ってゆく。

各国で微妙に違いはありますが、四つ辻や空き地、湖畔の近くでかがり火をたき、ハーブをくべる祭事もあります。
カモミールは聖ヨハネの日までに花を摘んでおかなければ、魔女がお小水をひっかけてまわるという言い伝えがあり、魔女の小水まみれになる前にせっせと摘んで、夏至祭にはカモミールの花も盛大に使われます。
香りのよいハーブがくべられた焚火を7回飛び越えることで、煙の効力が悪霊を追い払うと信じられ、果樹園や家畜小屋にその煙を導き、実りある収穫を願います。

最高位に輝く太陽の光、花々、炎、水辺、四つ辻。
まさに精霊4属性との饗宴にふさわしい演出が盛りだくさんの夏至祭ですが、夏至を過ぎると再び日は短くなり、夜が長くなっていくことから、太陽が一番輝き、植物たちが生気をみなぎらせるその刹那を、精霊たちと人間が一緒になって、存分に楽しむ、とくべつな1日なのだろうと思います。


「植物のお医者さん」カモミール

夏至祭の主役のひとつ、カモミールは月の庇護、または太陽の庇護を受けたハーブといわれます。

古代エジプト時代、生命の家と呼ばれる神殿で、人々に治療を施していた神官たちはカモミールを聖なる薬草として重んじ、神や太陽への捧げものとしていました。
5000年前のことを想像するには、今様の固定観念がどうしたってじゃまをしますが、神々と共存していた古代人が、香気とともに味わう至高体験はいったい、いかほどのものだったのだろうと想像すると、カモミールの芳香空間に神秘性がいや増します。

「弱った植物の近くには、カモミールを植えるといい。カモミールがそばにいると、たちどころに元気を取りもどすだろう」

植物のお医者さんという異名をもつカモミールは、ハーブ水を苗木に噴霧すると立枯れ病を防ぎ、堆肥にかけると、分解と活性を早めるとして重宝されてきました。
また何世紀ものあいだ主要な薬草として、人にも動物にも献身的に助けになってくれたハーブです。
ハーブティに使われるのは一般的にカモミール・ジャーマンで、リンゴと干し草の甘い香りがします。
胃腸を整えたり、安眠効果が期待できるといわれています。
学名のMatricaria (マトリカリア)はラテン語で子宮=マトリックスのこと。
キク科アレルギーの心配がない限り、小さい子供にも安心して使えることや、月経前の不調を緩和する働きがあることからマザーズ・ハーブとも呼ばれます。
童話「ピーターラビット」でお腹をこわしたウサギのピーターに、お母さんがカモミールティーを飲ませるくだりはあまりに有名です。

精油にはカモミール・ジャーマンとカモミール・ローマンの2種類があります。
乾燥させたハーブを蒸留する過程で、抗炎症作用に優れたカマズレンという特殊な成分が生成され、精油に抽出されると青緑色を呈します。
カモミールという名前はギリシャ語で大地の林檎、カマイ・メロンに由来しています。
日本にはオランダ医学とともに入ってきたので、オランダ語のカミッレから、カミツレ、カミルレと呼ばれてきました。


逆境におけるエネルギー

カモミール・ローマンの学名はAnthemis nobilis(アンテミス ノビリス)、高貴な花という意味を持ちます。

「ノブレス・オブリージュ、今後も救世主足らんことを」

東のエデン(アニメ)に出てくるノブレス携帯、ジョイスの名台詞。
気品のある高貴なもの、崇高なものには、果たすべき義務があるという意味で使われています。

カモミールが現地球史で果たしてきた貢献度を思うと、ノブレス・オブリージュというインスピレーションを人類に授けたムーサ(ミューズ)が、カモミールだったのではないかとさえ感じます。

精油を蒸留できるカモミールは、ともに20~50センチほどに生育しますが、草丈約5センチの花をつけない品種は芝生として人気が高く、踏みつけられるほどに広がっていく旺盛な繁殖力から、逆境におけるエネルギーということわざも生まれました。


シールド72°オーガニックアロマ スキンケアシリーズ新製品発売

Shield72°シールド72°Organicオーガニック aromaアロマ skincare seriesスキンケアシリーズ
新発売の、しっとりホワイト クレンジングオイル&クレイパック洗顔は
カモミールローマンとレモン、ローズマリーの甘酸っぱいフルーティ・フレッシュの香り。
さっぱりブラック クレンジングオイル&クレイパック洗顔はティトリーとグレープフルーツ、ローズマリーの爽やかなハーバル・フレッシュの香りです。
精油はすべてオーガニックを使用しています。

*Shield72°製品に使用されているオーガニック・カモミールローマン精油は、正式にはローマカミツレ花油と呼ばれ、賦香目的で配合しています。


オーガニックアロマ100%
まいにちの洗顔を、オイル&クレイで洗う新発想!
ファンデーションいらずのワントーン明るい素肌へ、
「はじまる、素肌New phaseへ」
植物・ハーブオイル100%のクレンジングオイル
天然クレイ100%のクレイパック洗顔
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コロナ・サバイバルからニューノーマル時代へ、
「自然と生きる。自然に生きる」新時代の価値観を反映し
未来にのこしたい、つないでゆきたいと思える製品を開発しよう!と
有志が集まり発足した、Shield72°プロダクツチーム。

ローズマリーを主成分とした化粧水と乳液に続き、クレイパック洗顔にもローズマリーのエッセンスをあますところなく配合しました。
お肌に必要なうるおい成分をのこしつつ、天然クレイの吸着力で毛穴の汚れ、古い角質をさっぱり洗い流します。
天然クレイ100%で洗う新発想のスキンケア習慣、ぜひ試してほしい一品です。


9つの植物・ハーブオイル100%で、古い角質・メイクOFF!
Shield72°クレンジングオイル

しっとりホワイトクレンジングオイル 月見草油(イブニングプリムローズ)配合>詳細はこちらから
さっぱりブラッククレンジングオイル アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル)配合>詳細はこちらから

クレイ洗顔の前には、メイクやUV・下地クリームなどをしっかり落として、皮膚を柔らかくし、毛穴の蓋をゆるめておくとより一層効果的です。

Shield72°の新製品クレンジングオイルは9つの植物・ハーブオイル100%を贅沢に配合し、ミネラルオイル(鉱物油)は一切使用しておりません。
肌をマッサージするように指先・指腹でやさしくなじませ、指先がふっと軽くなったら水かぬるま湯で洗い流します。
ジェンダーレス・コスメを提唱している当社製品は、もちろん開発段階から男性スタッフの意見も多々取り入れながら製品化しています。

当社スタッフ(男性陣)の間では、オノオノ方、鏡を見る頻度も増えてまいりました今日この頃、「素肌New phaseに突入したぜ」的ドヤ顔も、板についてまいりましたで候w


時代は New phaseニューフェイズへ!

「自然と生きる。自然に生きる」
新時代への決定的価値観は、皮肉なことにパンデミックをはじめとする不安や恐怖心のまっただなかで開花されたように思います。
「自然ファーストがからだにも心にも、もちろんお肌にも、大変良いはたらきをする」なんてことは、ハナからわかってはいるものの…、

地上的なルール通りに、まわりに合わせていかないと、同調圧力は控えめにいって相当おっかないし、
一般的(まだまだマジョリティ派)な消費スタイルをやめる段階で、オカシナ宗教にでもはまったのかいな?と、家族や友人にハブられるのもつらい。

それでも周りの視線を気にせず「自然ファースト」を貫くと決めて、衣食住、心技体へ、良いと思うもの好きだと感じるものを取り入れていく過程で、いつ「うっせぇ、うっせぇ、うっせぇわ!」と歌攻撃されるかわからない恐怖が昨今追加され…、

ついでに言っとくと、自然ファーストで行こうと決めるや否や、疑心暗鬼になり排他的になって、オーガニックと表記されていないものすべてを否定し、糾弾し、正義VS悪の2極論で自家製のネガティブリストをふりまわす人々と同人種とみなされるのもつらい。

お肌と心、からだと知性。
すべては密接につながっていて、互いをサポートしながらバランスを取っている。
それは誰に教わることもなく、心の深いところで、わたしたちはちゃんと理解しています。

日本は地球上でも珍しい温帯地方の国土をもっているので、四季折々の移ろい、花鳥風月の移ろいによって、自然に感謝することや、畏怖畏敬の念が、自然と身の内に宿ります。

人生の質を自然ファーストの流れに乗せていくことが、もっと気楽な取り組みになったらいいですね。
食べるものや、からだに塗ったり洗ったりするもの、
衣類やマスク、寝具など皮膚に直接触れるもの、
いろんなことを納得して選ぶ、そんな単純なことを、楽しめるような社会に。

そのためには「自然ファースト」製品を供給する農家さん含めた生産者、製造者、提供者を応援する政策をもっともっと打ち出してほしいと思います。
現状日本の利権システムは、ほんとうに弊害だらけで、あっちこっちが目詰まりだらけです。

個人的には一消費者として、正義を働いているというこだわりをもたず、既存イメージにながされた平均的多数派にのみこまれるでもなく、自分に合った「自然ファースト」製品を、たくさんある選択肢から見つけられるような暮らしを望んでいます。
消費の楽しみって、それに尽きると思うのですよ。
衣食住はいのちの骨子なので、共有する側も消費する側も、自然ファーストを目指しつつ、Quality of lifeクォリティ・オブ・ライフが充実していくといいなぁ、と心から願います。

新時代へ、New phaseへ。
そんな未来を信じて。
Shield72°Products 発足の原点は、ここにあります。

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