【3】「東京NSC15期生として特待生入学〜とんでもない猛者たち〜」@月給500円の元吉本芸人が「新卒でエイベックス」⇨「中途でLINE」に入社するまで
東京NSC15期生として入学〜とんでもない猛者たち〜
ここの15期生として入学しました。(入学費用の40万は特待生により免除)
どうでしょうか・・・・?
だいぶキャラクターが濃い同期に囲まれてると思いませんか??笑
私のクラスは5組で、先日水曜日のダウンタウンで「NSC時代一番おもろかった奴」で登場したTEAM近藤と一緒のクラスでした。彼は群を抜いて面白かったです。
当時のNSCは神保町にあり、週に3回〜4回ほど授業を受講しなければなりません。私は大学に通いながらNSCの授業に参加しておりました。
NSC入学当初の写真(左が私)
今はどのようなカリキュラムかはわかりませんが、2009年の授業内容はこのようなプログラムが組まれておりました。特に印象に残っているのは、ラッキィ池田先生のダンスの授業です。このダンスの目的はとにかく
「羞恥心を捨てる事」
というのが大きなテーマで、わりと下品な言葉を発声しながらのダンスなどを行っておりました。お陰様で羞恥心はなくなったと思いますが、同時に自尊心も失いました笑
また、養成所ならではの、授業といえば「ネタ見せ」です。作家さんと生徒の前でそれぞれコンビやトリオがネタを披露していくのですが、これがすごい重い空気の中で行われるのです。
やはりNSC生は尖ってるやつも多くて「わしはこんなんで笑わへんで〜」みたいなテンションの奴も多かったです。
そんな中でも、デニス、マテンロウ、ニューヨーク、おかずクラブ、横澤夏子、鬼越トマホークは郡を抜いて面白かったし、ネタ見せでもガンガン笑いをとっていました。才能がずば抜けていたなと思いました。
正直、高校生で日本一になった自分たちも、そこそこの自信を持って、ネタ見せにチャレンジしましたが、あえなく撃沈・・・。全く笑いは起きず・・・。
それもそうですよね。たかだか18歳がプロの真似事として作ったネタなんてものは、誰にもささらないんですよね・・・。結構挫折しました。
人って何したら笑うんだろう?
と本気で悩んだ1年間だったなと振り返ることができます。
そんな苦悩の中、何とかNSC卒業までありつくことができました・・・。
実は、卒業と言っても、入学から卒業まで、めちゃくちゃ人数が減っているのです。
やはり、夏までには約40%が減りまして、年明けでさらに減ります。田舎に帰ってそのままフェードアウトパターンも多かったです・・・。
では、なぜ辞めるのでしょうか!!!
あくまで個人の見解ですが、これが理由かなと思います。
実は、NSCって先輩めちゃくちゃ怖いです。
(2009年頃の話です)
むしろ怖くして、「芸人の世界の厳しさ」をNSC時代に植え付けるという、ある種、教育的観点もあったかと思います。その厳しさに耐えられず、1日にやめていく人もちらほら・・・。
(あくまで2009年頃の話です)
あと、3位のクビですが、神保町花月の下で少したまって喋っていたら「クビ」と宣告された生徒もいました・・・。
(繰り返します。あくまで2009年頃の話です)
近隣の迷惑になってしまうからという理由で、神保町花月の前では屯しないというルールがあったのですが、それを守れなたかったということで、「クビ」でした。40万払って「クビ」はもうやるせないですよね・・・。
という感じで、色々大変だったNSC生活も何とか無事卒業して、晴れてプロの芸人として、活動することになりました。
続く
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