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もう感謝しかないですよ。

例年よりも、インフルエンザワクチンが早めに在庫切れになってしまう診療所が多いらしい。

インフルエンザで高熱が出れば、診察ではコロナウイルスの可能性まで考えなきゃいけないのだから、みんなが接種したがるのも当然だ。

まさかワクチンがそんな事態になっているとはつゆ知らず。
このタイミングで接種を思いたった今日。

事前に電話で確認したが、うわさどおり近くの病院はどこも在庫がなかった。

***

「はい、A医院です」
「あのー、インフルエンザの予防接種を受けたいんですが・・・」
「あ~、もうワクチン終わってしまいまして~・・・」

(マジか。次は・・・)

「はい、B医院です」
「あのー、インフルエンザワクチンなんですが・・・」
「当院の在庫はもう切らしてしまいまして・・・」

(やっぱそんな感じ?次は・・・)

「はい、C医院です」
「あの、インフ・・・」
「ウチではやってません」

(おっふ)

「ここだけの話なんですが」

(?)

「D医院さんが、今日入荷したみたいなので、良ければそちらに問いあわせてみてください」

(えっあっ)

「あ、ありがとうございます」

おお。そんなふうに教えてもらえたの初めて。

でもD医院は車で20分ほどの距離。
ちょっと遠いな・・・とめんどうに思いつつも、背に腹は変えられないと思いすぐに向かった。

***

D医院に着くと、入口に「ワクチンあります」の張り紙。

待っている患者もさほどおらず、いわゆる「穴場」になっていたのか、1時間程度の所要時間で無事に接種ができた。

しかし、このD医院。
接客業のアドバイザーのハシクレであるわたしが見ても、看護師さんの対応や動きのレベルが高くて感心する。

まず最初に受付の看護師さんが柔和な表情で出迎えてくれた。
はじめてうかがう病院だったし、なんかとてもホッとした。
明るい声で接種の流れと注意点を説明していただき、もちろんそれにも無駄がない。

コロナウイルスの流行もあり、いまや医療従事者の方々の負担は何倍にもなっているはずなのに、こんな優しい応対ができるなんて。

あらためて感謝の念を抱かざるをえない。

さらに、注射のとき。
担当の看護師さんがわたしの二の腕を見るやいなや、「鍛えてますね~」のひとこと。

「分かります?」
「はい、筋肉すごいです」
「ほんとすか?うれし~っ」

そうなのです、しばいぬはこう見えて筋トレ6年目。

しかし基本的にインドア派だし、既婚者だし、別に大会に出るわけでもないし、いっこうに人前で肌を披露する機会がないので、誰からも評価されずに孤独に鍛え続けている日々。

それが、こんなタイミングでお褒めの言葉をいただくとは。

脳にエンドルフィンが出まくって、注射の痛みがゼロ。
はっ、もしやこれも注射を打つときのテクニック!?
(と思ってたら、その病院のワクチンは針が細いのでほとんど痛みがないらしい)

***

もうもう本当に、医療従事者の方々には感謝しかないですよ。

D医院の看護師さんたちや、短時間でも目を見て話してくれた先生、そして不愛想ながらもD医院を紹介してくれたC医院の受付の人。

この感謝の念を、どうやって関係者の皆さまにお届けすれば良いのかしら。

Googleのレビューに書いたろかしら。
調べてみると、星が4.0。そりゃそうだよね。

もうもう本当に、このあふれいずる感謝の気持ち。
なにかのかたちでお返ししたい。
どうしたらいいですか。

皆さんからいただくサポートはとても励みになっています! ---いつもありがとうございます!---