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しばイッヌ展覧会

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#毎日更新

「このアマ!」のアマってなに?

あんまり良いことばではないのだけれど。 あるマンガを読んでいたら「このアマ!」というセリフがあった。 これですね。 いまは「ガラの悪い人が女性に怒ってるときに使うことば」とすぐに分かるけど、初めて読んだのはたぶん小学校くらいだったから「アマ?」と意味が分からなかった。 しかもこれは母親を怒鳴りつけるというド不良丸出しのシーン。 「おまえは母親のプロじゃない!」ってことかしら。珍しい怒り方を考えたもんだなあ、と当時は思ったもんです。 ところでなんでアマって言うんだろう。

男なら「パスタ巻き筋」を鍛えるべし。

本場イタリアでは、パスタを食べるときにスプーンを使うのは子供だけ、というのは本当なのだろうか。 どうがんばっても、スプーンを使ったほうが楽だ。 なんなら、箸でお願いしたいほど。 今日、奥さんと駅前のパスタ屋へランチに行った。 第一印象で「はずれかな?」と予感した。 入り口を開けても店員さんは出てこないし、昼だというのにやたら薄暗くてムーディーだし、出てきた店員さんもなんかツンケンとテキパキの中間にいるような方だった。 なぜだろう、こういう店に入ると逆にマナー良くしようと

「休憩」する前よりも疲れる「休憩」が世の中には存在する。

noteは下書きを保存をすると「執筆が進んだら軽く休憩してみましょう」や「疲れたら目を休めてくださいね」と、やさしいメッセージが表示される。 とてもいい機能だ。孤独に戦うこころを癒してくれる。 しかし、休憩・・・と聞いてふと思ってしまったことがある。 そう、ラブホテルの「休憩」の件だ。 ラブホテルには休憩と宿泊があるよね。たしか。 宿泊は分かる。お泊りするってことだ。 でも、休憩っておかしくない? だって休憩とかいって、全然休憩してないし・・・。 むしろ入室する前より

焼いてないのに「カップ焼きそば」と売れる強さとしなやかさ。

日本人はときに乱暴だ。 「ファンタ・グレープ」にぶどう果汁が入っていなくても、グレープと言い切って売る。 「カップ焼きそば」は焼いてないのに、焼きそばだと言い切って売る。 品質も、衛生も、価格も世界基準では高次元だというのに、こと商品名に関しては無遠慮で容赦がない。 ちゃんと表示するなら、ファンタはグレープ”フレーバー”だし、カップ焼きそばは”焼きそば風味”でしかるべき。 でもそんなの関係ねえ。 日本人は繊細な仕事に秀でていると評価されているが、商品のネーミングは意外と

カタカナ語によって浸透するスピードの違いがあるのはなぜか。

アジェンダ、ということばがある。 「議題」という意味だ。 間違いなく昭和はおろか平成前期には使われていなかったことば。 10年くらい前からだろうか。ビジネス業界では聞きなれないカタカナ語が飛び交うようになった。 数年前まで「最近流行ってるあのカタカナ語なんなん」と不満げに語っていた課長も、最近は「アジェンダ作っておいて、あとファシリテーターに部長が入るから」なんて指示もザラになった。私の会社でもすっかり当たり前(?)に使われるようになった。 しかしどうにも、このカタカナ

おじいさんと雑種。

いつもと違う道でスーパーに向かっているとき。 見覚えのあった酒屋が店をたたんでいた。 奥さんがそれに気づくと、まだ我が家の犬が生きていたころ散歩をしていたら、店の前にいたおじいさんに話かけられたことがあったと言った。 おじいさん 「うぢの(犬)と似でぃるな」(東北語) 我が家の犬はそのころもう年老いてヘロヘロで、雑巾のような毛並みをしてヨレヨレ歩いてた。 残念ながらその時は、その似ているらしき犬はいなかった。 後日また酒屋の前を通るとおじいさんが、 「おお、これだ、コ

ザーサイの正体とは。

バーミヤンで「麻婆チャーハンランチ」を頼んだ。 店員さんが料理を運んできてくれて「最初に漬け物です」と小皿をテーブルに置き「こちらが・・・」とメイン料理のお皿を置いてくれた。 奥さんは、から揚げなんちゃらチャーハンを頼んでいて、さっきとは別の店員さんだったが、やはり最初に「こちら漬け物でーす」と小皿を置いた。 わたしは漬け物が好きなので「糖質より前に野菜を食べねば」と、真っ先にコリコリしていたら、奥さんが「この漬け物はなに?」と聞いてきた。 不揃いにカットされて歯ごたえ

平穏な日常に生殺与奪をかいま見る。

コールセンターQCという謎の仕事をしている。 電話内容へのアドバイスや新人指導が主だが、つねに従業員が法律を守った仕事ができるよう、定期的に社内へアナウンスすることも業務だったりする。 業種によって指定の法律があり、その内のひとつに訪問販売や訪問購入の企業に対する「特定商取引法(特商法)」がある。 この法律のガイドラインに「お客様へ会社名を名乗る際にはざっくりとしたブランド名などではなく、正式な事業者名で名乗りなさいよ」という一文がある。 たとえば、今年の5月には大手企

鼻の呼吸、口の呼吸。

ああ、ねむい。 眠っているとき、口を開けて寝るクセがある。 その姿を自分で見たときはないけど、むかしから朝起きると口が乾いていて、ひどい時は口の中が痛い。ので、たぶん口呼吸で寝ているんだと思う。 人は口呼吸で寝ると、いびきや渇きで睡眠が浅くなり夜中のトイレも回数が増える。 悪影響が多すぎて、鼻呼吸よりもはるかに睡眠の質が下がるのだ。 改善のために、鼻呼吸テープなるものを使っている。 これはくちびるへ物理的にテープを貼り付け、無理やり口呼吸を防いで鼻呼吸で眠るという画期的

#心に残ったゲーム

先日「#心に残ったゲーム」で運営さんから下記のコメントが届きました。 手前みそで恐縮ですが、わたし自身も気にいっている記事のひとつです。 いまのところ、いただいたスキが2番目に多い記事でもあります。 たとえばnoteで毎日投稿を続けるような気概の原点というか、わたしの性分と心の根っこにあるものを書いています。 せっかくなので、ご紹介させて下さい。 12/1にリライトしておりますので、以前お読みいただいた方もぜひ。 #れんぞくま

仕事で「ありがとう」と言われたら、いくつになってもやっぱりうれしいんだよなあ。

仕事がたいへんで身も心もつらい状態のとき。 もう「評価のため」「お金のため」と思うだけでは気持ちがもたなかった。 そんなとき自分がおこなった何かに対し、同僚や家族からの「ありがとう」「助かるよ」という言葉に救われた。 月並みかもしれないが「人が働く本当の意味はここにあるのかな」と思った。 なにか仕事をして「ありがとねー!」って言われたときって、やっぱり素直にうれしいと思う。 給料明細を見たときよりも「またがんばろう」って思える。 歳を重ねるほど、そう思う瞬間は増え

ポンポコリンは踊っているか。

きのうの夜、テレビをつけると「ちびまる子ちゃん」だった。 中学生の頃、ちびまる子ちゃんを見ながらよく未来の自分を想像していた。 まるちゃんが大人になったような女性と結婚するのかもしれないし、まるちゃんのような子供を育てるのかもしれない。 はなわくんのように、お金持ちで優しさと自信にあふれ、頼もしさと気品を兼ね備えた男になりたいな。 大野くんと杉山くんのように誰かと組んで何を成しとげるのだろうか。 って。 想像していた、というよりも希望を持っていたの方が近いかもしれない

褒められたとき「ありがとう」と言えていますか。

人から褒められたとき。 「そんなことないですよ」というべきなのか「ありがとうございます」というべきなのか。 わたしは「ありがとうございます」に一票入れたい。 *** 20代前半の頃の話。 同僚に40歳の女性がいた。 背が低く童顔だったその方は、角度によっては25~6歳くらいに見えてしまうほどの容姿。 くすみのない白い肌とサラサラとした髪の持ち主で、お顔立ちも整っていた。 そのため、初めてその方に会う人たちは必ず「若い」「きれい」「かわいい」と褒めていた。 しかし本人

16時台は宝庫。

柴犬に心を奪われているのに飼っていない”しばいぬ家”。 唯一、犬を身近に感じられるのは、人さまの家のお犬さんがさんぽで道ばたをクンクンしているときだけ。 夕方の16時台に外を歩いていると、見事に犬のさんぽをたくさん見かけることができる。 これがなぜか15時台や17時台だと、とたんに少なくなる。 不思議なことに16時台だけ、300mの間に5組くらいとすれ違えたりする。 しかもここは東北の大都会。 庭に犬小屋があるような家も立ち並んでおり、和犬もじゅうぶん見かける。 なので