ポンポコリンは踊っているか。
きのうの夜、テレビをつけると「ちびまる子ちゃん」だった。
中学生の頃、ちびまる子ちゃんを見ながらよく未来の自分を想像していた。
まるちゃんが大人になったような女性と結婚するのかもしれないし、まるちゃんのような子供を育てるのかもしれない。
はなわくんのように、お金持ちで優しさと自信にあふれ、頼もしさと気品を兼ね備えた男になりたいな。
大野くんと杉山くんのように誰かと組んで何を成しとげるのだろうか。
って。
想像していた、というよりも希望を持っていたの方が近いかもしれない。
中学生の自分といまの自分なんて、まったく比べものにならないくらい考え方や選び方も変わった。
なのに、テレビの画面に映っているまるちゃんはあの頃のまんま。
不変化のまるちゃんを見て、変化した自分をあらためて想う。
あれからたくさんの時間が過ぎ、いまはもう、ひろし(父)のほうが話が合うんじゃないかと思うくらい。
とっくにまるちゃんのような娘がいてもおかしくないのに、とりあえず今のところは子供を作らない方向で生きてる自分がいる。
(病気とかそういうんじゃなくて、ただ奥さんとわたしの両方の意見で)
奥さんはまるちゃんが大人になったような人かといえば、そのようなそうでないような。
人生で奥さんを可愛がったランキング1位はおじいちゃんらしいので、100%ちがうとも言えない(わたしは2位)。
あの頃はただ他人事のようだった将来の選択肢のうち、いくつかをもう選びび、決めて生きている自分がいる。
中学生の自分からすれば、とても想像がつかなかった未来。
これからひろしを経て、その先にとも蔵になることはないのかもしれない。
でも、はなわくんのような男にはまだなれるかもしれない。
そんなことを想いながら、今日もまたピーヒャラピーとお腹が減っていく。
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