心が潤う旅をした‐屋久島最終日の日記‐
思いがけず、4週に渡ってお届けすることになった屋久島の旅もいよいよ今回が最終回。ほんとうに、いい旅でした。
毎回読んでいただいている方、ありがとうございます。
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それでは、最終日の日記をどうぞ。
【4月17日(水) 晴れ】
昨晩遅くまで話し込んでしまったため、とても眠たい。
いよいよ今日は最終日。ほんとうにあっという間の3泊4日。
昨日感慨深く屋久島生活の想い出に浸った永田浜まで、お二人をお迎えに行くため早起きしてホテルを出発する。
お天気は今日も良い。途中絶対に、景色が綺麗で寄り道をしてしまう自信があったので、時間にかなり余裕をもって出発。
屋久島は朝の風景も綺麗すぎるので、つい早起きしたくなる場所だ。
朝活にはぴったりの島です。
案の定、道中の海があまりにキラキラで新緑の緑が茹でたてのブロッコリーのように鮮やかで何度も停まっては写真を撮り、景色を眺めたりしていたので、永田に着いたのはお迎え時間ギリギリ。やっぱりね、思った通り。
お二人と合流「おはようございます。」
帰りの飛行機は12時35分屋久島空港発なので、最後まで全力で屋久島を満喫する。
最終日最初の目的地は、今回の旅行の計画を立てるため情報収集をしていたときに1番驚いた場所へ。
その場所とは「THE NORTH FACE 屋久島」
なんと屋久島の宮之浦にある環境文化村センター内に、ノースフェイスがオープンしていた!!しかも3月16日というのだから、まだ出来立てほやほや。
屋久島で暮らしている間、アウターはほぼノースフェイスのブルゾン1着で過ごしていた。いまも結構な頻度で着ている私の暮らしを支えるアウター。
さらにどうやら屋久島限定アイテムもあるらしい…これは行かねばならぬ。
旅行初日にお二人にもこのことを伝えたのだが、ちょうどノースフェイスのウェアを着ていらっしゃって、是非行きたいと言ってもらえて良かった。
開店と同時にお邪魔した。
屋久島でしか手に入らない限定Tシャツは
お土産にも喜ばれそう。
今日最大のミッションをやり遂げ、同じ建物内の大型ビジョンで屋久島の映像を観る。家族が来たりしたときもみんなに観てもらった。
屋久島の自然を体感したあと、最終日に観るのがオススメ。
凄い場所にいるんだなーと改めて感じながら宮之浦をあとにし、空港方面へ向かう。
お店でもおとり扱いをさせてもらっている「八万寿茶園」さんへ。
日本一早い新茶が採れる屋久島。ちょうど茶摘みの時期でお忙しそうだった。こんな大自然の中で育てられるお茶は美味しいに決まっているとまた実感。
絶対に足りなくなるお土産を買い足してから、もう一度RAKUSAホテルに寄ってお礼を伝える。迎えてくれる場所があるというのはとても有り難いこと。感謝です。
レンタカーを返しにいく。雨にも坂にも負けず走ってくれてありがとう。
レンタカー屋さんは空港の目の前だったので歩いて屋久島空港へ。
無事空港に到着し、いよいよ屋久島を離れるときがやってきた。もう少しいたいな…と何度も思った。ひとりじゃなくて良かった。
さよなら、また来るね、ありがとう屋久島。
感慨深く島を離れたくせに、またすぐに寝たので一瞬で福岡空港に到着。
出雲空港行きの飛行機への乗り換え待ち時間は約4時間あったので、私は友人に逢いに福岡の街へ。お二人は空港でゆっくりされることに。
ドタバタと都会の空気も吸って、時間ギリギリになってしまい、車で送ってくれた友人に感謝。
福岡もやっぱり好きだなぁ。次はホークス戦を観にいきたいなぁ。なんて思いながら空港へ到着しお二人と合流。
出雲空港行きの飛行機に乗って、またすぐに寝て、一瞬で到着。
幼稚園か小学校時代か忘れたが、「お家に帰るまでが遠足です。」と言われたことを旅の最後にいつも想い出す。無事に帰れた。いい旅だった。
いつもほぼひとり旅(一緒に行くとしても母くらい)の私にとって、今回の旅は大きな挑戦だった。
旅先で誰かに逢うことはあっても出発から誰かと一緒に旅に出るということは、家族やパートナーなど近しい人でも長時間を過ごすことが難しい私には、とてもとても大きな挑戦だったのだ。
しかも、公私ともにお世話になりすぎている方達なので、失礼があっちゃならん…そしてぜひとも屋久島を好きになってもらいたい…そんな謎のプレッシャーとも戦っていた。
いらぬ心配だった。
日頃から思い遣りの達人のようなお二人なのだ。
一緒に時間を過ごさせてもらい、たくさん学ばせてもらった。
素晴らしい経験をありがとうございます。
お二人と大好きな屋久島に行けて良かった。
屋久島は誰かの生き方を変える場所。
屋久島に行っていなければ、私の人生もまた大きく違っていただろう。
「志庵」というお店も存在していないだろう。
書く仕事がしたいという夢も屋久島のおかげで叶った。
自分で決めた道に迷いそうになったり、
自分で決めたからこそ、苦しいときもある。
いまこのタイミングでまた、屋久島に行くことができて良かった。
自然の偉大さを目の当たりにして、自分の小ささを思い知った。
水の循環の中に身をゆだねて、目の前のことを精一杯こなしていくしかないのだとわかった。近道など、ないのだ。
それがわかったとき、心がすっかり潤ってしまった。
現実の荒波に揉まれて、心がカラカラになってしまっても大丈夫。
いつでも私には屋久島という場所がある。
また屋久島へ行くことができるように、日々を懸命に。
最終日の日記、最後まで読んでいただきありがとうございました。
記憶に残る旅になりました。
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