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#映画感想
藤子Fマニアが見た「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
難解なエヴァシリーズにおいて、様々な考察が行われていることは承知しており、考察動画や考察ブログなども拝見している。自分も旧劇場版までは、周囲のエヴァ仲間と共に、ああでもない、こうでもないと議論したものである。
残念ながら、すっかり大人になった後の新劇場版は、それぞれ1~2回しか見ておらず、はっきり言って付いていけてない。そんなFマニアのエヴァレベルではあるが、25年間エヴァに付き合ってきた自分な
藤子Fマニアが見た「花束みたいな恋をした」
とある都会の喫茶店。イヤホンを片耳ずつ付けて同じ曲を聴くカップルの微笑ましい風景がある。ところが、そのカップルに対して遠くからいちゃもんを付けている男と女がいる。男と女は別の席に座っている別々のカップルだが、二人とも全く同じことを言っている。
同じ曲を聴いているつもりでも、右耳と左耳のイヤホンからきこえてくる音は同じではない。左右片方ずつ別の音を流して、それらが両耳で合わさり、初めて完成された曲
藤子Fマニアが見た「パラサイト 半地下の家族」
ベタで申し訳ないが、昨年見た映画では、やはりベストワンは「パラサイト 半地下の家族」であった。
もともとポン・ジュノ監督の大ファンであったこと、期待値を遥かに上回る面白さだったこと、後半に突如襲う事態の暗転とそこでくっきりと浮かび上がる格差問題という構成が秀逸だったこと、ラストまでブラックジョークを挟み込み、後味も何故だか悪くないというバランス感覚など、良い点を上げればキリがない。
今回はダラ
藤子Fマニアが見た「ワンダーウーマン1984」
コロナ禍において、とても残念なのはハリウッド映画が全く公開されないことだ。4~5月に映画館が休業し、その後再開したが、ハリウッド映画の公開は数えるほどしかない。大作にいたっては「テネット」のみという状況である。
そんなハリウッド大作の渇望期において、DCブランドの新作「ワンダーウーマン1984」が公開された。さっそく待ってましたと劇場に足を運ぶ。
前作「ワンダーウーマン」は、1918年の第一次